勉強のために、久々に行ってきました!
全体風景&小関議員(共産党);
小関議員の質問は、センセーショナルで切れ味が鋭く(共産党の方は皆そうですが)、個人的にはとてもおもしろかったです。
郵政公社の集配拠点再編問題なども、コンサルタント時代に相当深く調べたので、親しみが湧きます。
私の理念は郷土愛が中心であり、それは”保守”なのでしょう(私はあまり意識していませんが)。
それゆえ、共産主義とは相当理念に開きがあると思いますが、
「本気で政治をやる」「理想とする社会に変える」という信念の強さ、そして勉強の熱心さには、敬意を感じます。
谷戸議員(無所属);
谷戸議員は、私が近くに住んでいることもあり、親しみのわく方です。質問も稲毛の身近な問題ばかりで、いっそう親しみを感じましたし、内容的にもとても正義感が感じられました。
お話もとても上手で、ドイツの例をつかって、うまく笑いを引き出していました。まず相手をリラックスさせるためにも、笑いをとるのは、ビジネスでも大事なことだと思います。
またドイツにおける芸術と生活が密接した町を引き合いに出されたり、同じ政令市である横浜市が歴史的に国際性のある町づくりをしている例を引き合いに、千葉市の地域再生をという主張は、大変共鳴できるものでした。
湯浅議員(市民ネット);
湯浅議員は、オンラインシステムの脆弱性や監視体制について質問されていました。
私もITコンサルタントでしたので、これもとても懐かしく、親しみのわく内容です。
そして女性がそういったところまで切り込んでいく、勉強熱心さに、やはり敬服しました。
市民ネットの方も普段からとてもよく勉強されておりますし、生活視点での政策提言にはリアリティがあると思います。
私は教育基本法の改正には賛成と考えています。ゆえに理念としては、市民ネットの方とも、完全には相容れないと思います。
ですがやはり、共産党の方に対してと同様、その団結心の強さ、そして勉強の熱心さに、私は深い敬意を感じています。
地域をよくするためには、個別に是々非々で、ぜひ一緒に活動させてもらいたいと思っています。
私も、私の理念に賛同してくださる”同志”とともに、強い結束を持って、信念を追求していきたい、
“本気の政治”をやっていきたいと、思いました。
●全体について;
①
一般質問は、質問対象が行政側なので、同じ質問者側である議員は、聞かなくても許される面があります。加えて質問文も事前配布されており、聞かなくても読めばわかるため、当事者以外は議場に緊張感がありません。
議場で、質問を聞いていない議員がいるのは、これらが原因とおもいます。寝ている、おしゃべりしている、全く資料を読まない、などはその結果的現象です。これは地方議会のみならず、国会でも同様と思います。
代替案⇒
そうならそうと割り切って、むしろ行政スタッフに対面して立ち、追求姿勢で質問するか、
あるいは質問というよりは賛同者を募るアジテーションと位置づけて、他の議員に向けて魂を込めて大演説をぶつか(国会型)、
どちらかである方がずっと生産的だと感じました。
なんにせよ、議会という「空間」の使い方は、改善が必要と思われます。
私のビジネス経験では、会議において「空間」はとても大事なコントロールすべき要素なので、
現状のやり方はとてももったいなく感じます。
②
議員は、違う内容の質問を連続して話してしまうので、
質問と答弁(行政側)のやり取りにスピード感がありません。
<イメージ>
議員「Q1!, Q2!, Q3!」
↓
職員A「A1」
職員B「A2」
職員C「A3」
要は、質問してもすぐに答えない!
だから、スピード感がでないのです。エキサイティングにならない、つまらないのです。
代替案⇒
議員「Q1!」 職員A「A1」
議員「Q2!」 職員B「A2」
議員「Q3!」 職員B「A3」
こう書くと、一目瞭然。
A1のあと、議員も第2の質問がしやすいですし、いい意味で職員を追い詰められます。
やり返されるリスクもあがるでしょうが、それこそが緊張感! リスクを取らなくては、リターンは生まれません!
議長は大変になるかもしれません。
ですが、それこそが本来の言葉の意味の「議長」の使命であり、司会の役割。
千葉市に限らずどの議会でも、今の議長は、ただのマシーンのようになってしまっています。
無論議会の総意をまとめる立場ですので、偏向はいけないと思いますが、議会の活力まで奪ってしまうのは、いかがなものでしょうか。
私の経験上、よい議論をするには、司会の影響力はきわめて大きいと思います。
上手な論点設定、適切な発言促し、結論のまとめなど、すべて司会者の力量が大きく発揮されるところです。
政治家の皆さんは、そういった能力に長けている方が多いとも感じます。
よりよい議論のために、少しずつでも、議会運営を変えていくことを提案したいと思いました。