ICF-SW55 結構厄介な代物(続) | じんけいの修理日記

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昨日の続きです。

 

一見直ったように思えたのだが一晩窓辺に置いておいたSW55を今日チェックしたところやはりボリュームを上げると発振する。電解液が完全には除去できず、湿度の影響で再発しているのかもしれん。

 

というわけで怪しそうな箇所を調べました。

 

 

ケミコンは交換されていたのでケミコンが付いていた場所はクリーニングされていると思っていたのだけれど、念のためとりはずして基板面をチェックしてみると、結構電解液が残っていました(スルーホールに残留していた液が拡散したのかもしれない)。ケミコンを2個はずし、ヘッドホンジャックも外して基板をクリーニングしたところ、症状が出なくなりました。また一晩窓際に放置して翌日チェックです。

 

 

 

 

 

新たな進展もありました。

SWの感度が極端に低かった件、原因がわかりました。

依頼者曰く、ロッドアンテナ近くのパターンに触れると入感するというので回路図、パターン図を見ながら信号の流れを追って行くと、、、

 

 

 

部品がマウントされていない(というか、マウントされていた部品がとれてしまっている)と思われる個所発見。

 

 

 

 

 

 

該当箇所が回路図のどの部分かを見てみると、RFアンプからの出力を後段に伝えるためのカップリングコンデンサでした。

 

 

 

 

 

この部分に手持ちのセラコン1μFをマウントしました。

 

 

 

これで短波も感度よく入感するようになりました。

残問題は、FMにすると電源が落ちる件(実はFMだけでなく、SWも高い周波数(30MHzに近い周波数)だと同様に電源が落ちることが判明)、液晶バックライトのLED化あたりでしょうか。

 

 

続きは明日(時間が取れれば)。