やっと確定申告も終わり、修理に時間がさけるようになってきました。
そこで、ラジオを修理しながら政倫審の中継を聞いていると、岸田の言っていることは全く他人ごと、自分には関係ないことでございますと言っているではありませんか。
岸田は、
・・・であるならば・・・しなければいけません
・・・であるならば・・・でなければなりません
といった言い方です。
・・・だったので・・・します
と言いきってほしいものですな。これは岸田の問題。内閣総辞職しろと言いたい。
などとはおくびにも出さず、ひたすら修理に精を出したのでした。
で、手掛けたのはナショナルのBCL受信機RF-2800です。
依頼者からの要望は
一応一通り稼働するが、ダイアルのキーキー音とかFM受信の
周波数ズレとか、AMバンドの感度のバラツキなど、だいぶ
機能が劣化しており、オーバーホールをお願いしたい。
というものです。
本機は単一乾電池6本(9V)、もしくはACコードで動作する仕様です。シリアル番号:7G2611C。
リアカバーを外して内部を見たところです。
手前に見えている基板が信号基板です。この基板をはずすとダイアルメカが現れます。
下の写真は信号基板を外したところです。
ダイアルメカを取り外しました。
キーキー音はこの部分から出ていました。プラスチック部品どうしが擦れることにより発生していたノイズでした。グリスを塗布することにより、キーキー音は出なくなりました。
プラスチックに与える影響が少なそうなので私はカントーカセイのハナールとかサンケイ化学のサンコールなどを使っています。
力が加わるスイッチ類の足には半田クラックが発生していることが良くあります。
本機も何か所か発生していたので手直ししました。
下の写真はオーディオ基板を取り外したところです。AFCとWIDE/NARROW切り替えスイッチが接触不良気味だったのを直すために外しました。
コントロール基板に付いているBFOのON/OFFスイッチも接触不良を起こしていた(このスイッチにはかなりの力が加わるため、半田クラックを起こしていることがあり、要チェックです)ので手直ししました。
ダイアル照明がちょっと暗かったのでLEDに置き換え、視認性の向上と省電力化を図りました。
下の写真は取り外したムギ球です。
最後に再調整を行い、修理完了です。
ナショナルのラジオはあまり修理経験がないのですが、ソニーのラジオに比べ非常に修理しやすく(ということは製造しやすいということでもある)作られていると感心します。サービスにかかるコストも抑えられるでしょうし、素晴らしい。
ただし、ソニー製品のような修理する喜びが味わえない(そんなモン、味わえんでよろし)かもしれない。
写真は修理完了後、LIGHT ONの状態です。
もう少し様子を見て問題ないようであれば明日発送いたします。