ダイソンV6のバッテリーを分解、強引に使ってみる | じんけいの修理日記

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昨日の続きになります。

昨日のパチモンバッテリー少し動いただけで動かんようになってしもた。

すぐにLEDが点滅し、要充電のサインが出る。

 

充電を開始すると数分でランプが消え、充電完了。

 

しかし数秒動いてLEDまた点滅。

再充電、起動、またすぐLED点滅。

 

これの繰り返し。最後には全く動かんようになってしまった。

どうも充電回路に不具合が有りそうだが解析する時間がないので

返品してしまった。

 

純正品は在庫なしで1月中頃しか入ってこない。仕方がないので応急処置として今回ダメになったバッテリーをさらにダメになるまで使うことにしました。

 

 

というわけで、バッテリーの分解です。

 

8か所ある爪をはずすと左右に分かれてバッテリーを取り出すことができます。

 

 

 

底にも2か所爪があります。

 

 

 

 

 

 

左側の筐体を抜きとると基板全体が見えてきます。

 

 

 

 

 

 

こんな感じで6本のリチウムイオン電池の充放電を監視、制御しています。これはダイソンの純正バッテリーなのでこんなに複雑な制御をしているようですが、パチモンはもっと簡単な回路だと思います。

 

 

 

 

6本の電池は直列接続されており、それぞれの電池の電圧を監視し、どれか一つでも閾値より下がるとバッテリーからの出力を遮断します。

 

今回、6本ある電池の各電圧を測定してみると高いものは4V近く、低いものは3Vを切っていました。低いものを充電し、6本ともほぼ4V前後になるようにしましたが、赤のLED点滅は解除できず、電圧も出力されませんでした。おそらくマイコンでいったん電池の電圧が既定値以下になるとそのあと電圧が復活しても赤の点滅を続ける仕様なのでしょう。

 

ただ、電池の電圧が回復したのでMOSFETがONすればモーターは動けるのです。なので、コントローラやマイコンの働きは無視して、スイッチで直接FETをON/OFFするように改造しました。

 

こうすることにより、どこまで電圧が降下してもスイッチがONになっている限り電圧はモーターに供給されます。なので、ある程度パワーが落ちてきたらバッテリーを取り外して一本ずつ電圧が4.1V程度に上がるまで充電すればよいのです(面倒ですが)。

 

 

少し改造して組み込み、一応動作するようになりました。

 

 

 

充電する際、分解しやすいように爪が引っかかる部分は切り取ってしまいました。

 

新たなパチモンをアマゾンで購入し、1月2日に到着予定。それまでこのバッテリーでしのぎます。