ソニーのICF-7800 Newscaster 1年ぶり | じんけいの修理日記

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趣味とボケ防止を兼ねて古いラジオの修理を楽しんでおります。https://jinkei.sakura.ne.jp/

1年前に修理した小型ラジオ、FMがうまく受信できないということで里帰り。

 

 

本機にはアナログ式タイマーが付いていおり、設定時間後にONまたはOFFすることができる優れものです。左側に付いているボリュームを上下にスライドさせて時間が設定できます。最大90分のタイマーと、最大8時間のタイマーが選べます。わりとアバウトなので数分の誤差も我慢ならんという御仁は使わないほうが良いと思います。

 

 

 

 

下の写真は背面から見たところです。向かって左側にラジオの基板が組み込まれており、右側にはスピーカ、電池ボックス、タイマー回路が入っています。

 

 

 

左側の裏蓋を開けて内部を見たところです。

 

 

 

 

怪しいのはバンド切り替えスイッチの部分なのですが、シールド板金に覆われていて信号をあたることができません。

 

シールド板および不織布テープを取り除きました。

 

 

 

 

 

バンド切り替えスイッチ部分がどこにあるのかというと、下のパターン図(サービスマニュアルより)の緑色で着色した部分です。

 

 

 

 

 

チェックした結果、FM局発回路の接触が良くないことがわかりました。

 

 

バンド切り替えスイッチに接点復活材をかけてスイッチをカチャカチャと何度も動かしたところ、接触が回復しました。ただ、周波数が高い帯域で目盛とかなりズレていた(1MHzほど)ので再調整しました。

 

 

 

 

FMの調整ポイントは下記になります。海外用のサービスマニュアルなので周波数がちょっと異なりますが、国内向けの7800を調整するのであれば77MHzと88MHzあたりで調整すればよいと思います。

 

 

 

 

 

明日時間があれば発送いたします。