ICF-SW55の修理 二台目 | じんけいの修理日記

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ソニーのICF-SW55、2台目の修理です。本機も昨年に届いていたものでしたが年を越してしまいました。

 

 

 

現状、特に問題はなく正常に受信できているようだが内部点検をして、もしケミコンの交換が必要であれば交換および液晶バックライトもLEDに交換してほしいとのリクエストです。

 

シリアル番号は67918です。電池が装填された状態で送られてきました。電池が装填されていると輸送中に電源が入り、思わぬ騒ぎになる恐れもあるので、特別な事情がない場合には電池は装填せずにお送りいただきたいです。

 

 

 

 

リアカバーを外して内部を見たところです。本機も内部はいじられていないようですね。よかった。

 

 

 

 

 

基板を取り出しました。

 

 

 

 

メイン基板を見ているところです。

 

 

 

ぱっとみたところ、ケミコンからの液漏れはほとんどないように見えます。そこで、試しに1個取り外してみました。

 

次の写真が取り外したケミコンの端子部分の拡大です。

 

 

 

 

やはり電解液が漏れ出ていました。使用環境により、今のところそれほど漏れ出た電解液は少ないですが今後さらに漏れ出ると基板上に広がって行き、回路動作に影響を与えます。

やはり交換は必要と判断し、すべてのケミコンを取り去り基板をクリーニングすることにしました。

 

 

 

 

 

 

この後新たなコンデンサをマウントしました。液晶パネルのバックライト(ムギ球)も電球色のLEDに交換しました。

 

 

ケミコン、ライト交換後の写真です。

 

 

 

本機も昨日のSW55同様、湿度の高い環境下で動作確認を行い、問題ないようであれば修理完了とします。

 

時間を見つけて2台まとめて行う予定です。