こんな経験ないですか?



最初に会ったときに
「なんかちょっと違う感じがするけれど、この人についていくと得するかもしれないから、おつきあいしてみるか」
「最初は波長が合う人かと思っていたけれど、つきあっていくウチになんとなく違和感を感じるんだよな」
ってこと。


最初から違和感があったり、途中でなんとなく違う気がしたり。

でもおつきあいは辞められない。

これは明らかに、あなたと「波長」が合っていないんですよね。


これを無理に続けるとどうなるか?

はい、疲れるだけです。


しかし、自分はこの人のようになりたい、成長したいと思ったら、その人に合わせるべきでは?
そういう考え方もありますよね。

それはある意味正解。

しかしある意味間違い。


正解なのは「自分が成長したい」という部分。

間違いなのは「その人に合わせる」という部分。


前回お伝えしたとおり、無理矢理相手の周波数に合わせちゃうとロスが大きくなるだけなんです。

だったらどうするの?
もっともっと自分の周波数を絞り込んでガンガン出力して欲しいんです。

相手に負けないくらいにね。


なにもケンカをしなさい、というワケじゃないんです。

自分らしさを押し通す、これをやって欲しいんですよ。
そうするとどうなるか?


ここでまたちょっと電波のお勉強。
Aという周波数とBという周波数があるとします。

これがお互いに影響するほど強くて、その発信源が近づくとどうなるか?


実はAとBの間に「高調波」という第三の電波が発生しちゃうんです。

そしてその高調波はF=(A+B)/2の周波数をピークに、FからF/2、F/4、F/8・・・というところにも二次的な電波を発生させちゃうんです。


電波を発生する製品(普通の家電品も微量ながら電波を発生しています)にこういったノイズがのって、もともとの性能に影響しちゃうこともあるんですよ。

病院では携帯禁止なのは、こういった高調波が医療機器の性能に影響を及ぼすからなんです。


さて、電波のお勉強はこのくらいにして。これが人間関係とどうつながりがあるのか?
これ、人間関係も同じ事。

「自分」という強い波を出している人同士がいると、かならず「衝突」が起きます。

これが先ほどの「高調波」なんです。


でも待てよ。

さっき「相手に負けないくらい、もっと自分を出せ」って言ったよね。

ということは「衝突を起こしなさい」ということ?


いえいえ、確かに影響の強いもの同士の間には、第三の波が発生します。
でも、これは言い換えれば二人の間から生まれた新しいものでしょ。

これがなんなのかに注目してもらいたいんです。


何も衝突するものばかりが発生しているワケじゃありません。

お互いが受け入れられる、共通のものも発生しているはず。

これに目を向けて欲しいんですよ。


お互いこの共通項に目を向け出すと、今度はその波に同調した人が寄ってきますよ。

ほら、これで新しいコミュニティーが形成されちゃう。


「相手の周波数に合わせちゃおう」とすると疲れるだけ。

むしろ「自分」という周波数を出すことで新しいものが生み出せれば、その方が生産的だと思いませんか?


あ、ここで注意。

「自分」という周波数を出す、というのは「わがままを通す」ということと違いますからね。

「わがまま」というエゴで発生した周波数同志がぶつかると、タダのノイズ、つまり衝突が起きるだけ。

自分から出すのは、あくまでも「自分らしさ」という周波数ですよ。


ま、結論を言うと、どんな場合でも「自分」という周波数をさらに絞り込んで、ガンガン出力すること。

これが行動の秘訣ですね。



行動語録 その30
波長の合わない相手に対しても自分の波長で対応すると、共通項になる第三の波が発生し、行動しやすくなる

昨日は「波長が合う・合わない」ってのをお伝えしました。

波長が合う人と一緒にいれば、行動しやすくなる。

気が楽ですからね。


ではそれだけでいいのか?

波長の合わない人は切り捨てるのか?


これには二通り考え方があると思うんですよ。
・自分と合う人との関係を深めていく
・自分と合わない人とも広くつきあっていく
今回は一つ目の「合う人と関係を深めていく」について書いてみましょう。


その前にちょっとだけ「電波」のお話しを。(ちなみに前職は電波を使った製品の設計開発でした)
テレビとかラジオ、携帯のアンテナってあるでしょ。

あの長さの違いってどういう意味があるか、知っていますか?


携帯のアンテナは短いけれど、ラジオのアンテナは長いでしょ。

あれは、キャッチする電波を効率よく拾えるような長さに合わせてあるんです。
ラジオはFMだと80〜100MHzくらい携帯だと800MHzくらい。


周波数が高くなる(数字が大きくなる)ほど、電波の波長は短くなります。

そのため、短いアンテナでも効率よく電波を拾えるってワケ。

逆にFMやテレビは長いアンテナじゃないとうまく電波を拾えないんですよ。


逆に、発信する電波も同じ。

長さが合っていないと、いくらガンガンに電波を出しても効率が悪いので、実際に空気中に放出される電波の出力は低くなっちゃう。

チューニングを合わせたアンテナだと、効率よく電波は空気中に出力されるんです。


実はこれ、人間も同じ。

人はそれぞれ固有の「波」を持っています。

これが前回書いた「波長が合う、合わない」ってとこ。


つまり、今あなたは一つのアンテナなんですよね。

そして「自分」という波を発信している。
それを効率よく発信していると、あなたと同じアンテナの長さを持った人がうまくキャッチしてくれるんです。

そして、同じ波を発しているもの同士が集まると、その出力は倍になっちゃう。

これは実際の無線電波も同じです。


倍になった出力は、より遠くの人のところまで届きます。

そして遠くでキャッチした人がその電波に応えてくれる。

こうやって仲間が増えていくんですよ。

これは「類は友を呼ぶ」ってことわざにあるとおり。



ところであなたが今、仲間を欲しいと思っていたらどうしますか?
いろんな会合に出て、いろんな人と会う。

ではそのときにどんな電波を発信する?


ここで、その場に居合わせた人にむりやり電波の周波数を合わせようとすると、本来持っているアンテナから発する電波と違うので、どうしても発信する電波にロスがでちゃう。

相手に合わせようとすると、とても疲れが出るでしょ。

あれがロスです。


ではどうすればいいか。
ああいった場所に出たときには、「自分」というものをさらに絞り込むといいんです。

発信する電波の周波数を、さらにピンポイントにしていくこと。

そうすると、あなたから発信される出力はさらに高くなります。

ロスがさらに少なくなるんですからね。


これであなたが発信している電波に合った人が向こうから寄ってきますよ。

いや、正確に言うと「引き合う」んです。

こうすることで、いつの間にかあなたが必要としているコミュニティーが形成されちゃう。


実はこれ、私が独立して一年経ったときに実感したことなんです。

独立したての頃はコーチングを知ってもらおうと思って、とにかくいろんなところに行きました。

飛び込みもたくさんやったし、会合にも色々出席。

でもあとにつながるような収穫はナシ。

このころは自分から相手に合わせるように、いろいろな周波数をムダに発信していたんですよね。



しかし、あるクライアントさんとかかわるようになって、そこが居心地がよくなり、自分の周波数が絞り込めてきたような気がしています。

そして気がついたら・・・


今、自分のクライアントや仕事でかかわる人、コーチ仲間はすべて根元に同じ思いを持つ人ばかり。

いつのまにかコミュニティーが形成されちゃったんですよね。

同じ思いを持つ人がこれだけいるんだ。

そう思うと行動も楽になりましたよ。


ここで気づいたこと。

自分らしい電波=自分の信念をしっかりと絞り込めば、そこに同調するように周りが動き始めるんだなって。

そうしたら自分も動きやすくなるんだってね。

だから今では、さらに自分の発信電波を絞り込めるように、自分の思いを明確にしていこうと思っています。



行動語録 その29
自分の発信する電波を絞り込めば、気軽に行動できるフィールドをつくることができる

よく「この人とは波長が合うね」なんて事を言いますよね。

初対面なのになぜか違和感なく話しがはずむ人。

ずっと一緒にいても飽きない人。


逆に、なぜかわからないけれどこの人と話すと、早く話しを終わりたいと思う人。

一緒にいてもつまらない人。


これは誰しも持っているものです。

では一緒にいて行動しやすいのは?

そりゃもちろん、波長の合う人でしょう。

コミュニケーションの技術を教えている私でもそうなんですから。


けれど、波長の合わない人と話をしなければならない場面もあります。

そういうときって、こちらが「聴く」態度をとれないんですよね。


目を見ない。足や手を組む。

別の仕事をしながら聞く。

落ち着かなくて、足をバタバタする。

話の腰を折ろうとする。
そして、その人から言われた行動も、取り組もうという気になれない。


コーチングのプロとしては失格だと思います。

こちらが心を開いていないということなのかもね。

しかし、どうしても波長が合わないと行動に結びつかないんですよね。


ある日、夕方から夜にかけて、パンフ作成の依頼であるお店の夜の写真を取りに行きました。

ここの依頼主とはとっても波長が合うんです。

だから、夜でもわざわざでかけて、仕事をしにいこうという気になる。

おかげで、とってもいい写真がとれましたよ。


今、気がつくと自分の仕事先やクライアントは、とても自分と波長がいい人と巡り会っている気がします。

だから、コーチングの仕事もノリノリでできちゃうんです。
「波長」って目に見えない部分ですけど、行動意欲には直接結びつくものなんですね。



行動語録 その28
波長の合う人と一緒にいると、行動意欲が湧く
私、毎日毎日いろんな書き物をやってます。

ブログにはじまり、メルマガやニュースレター、コラム数本、企画書などなど。


よく人に言われます。
「どこからそんなアイデアがひらめくの?」



う〜ん、どこからかと言われれば「天から」という答えになっちゃうかな。

アイデアの泉がどっかにあって、そこと自分がつながっているって感じ。

だからひょんなときにアイデアがひらめいちゃうんです。


どんなときにそのアイデアがひらめくのか。

そのほとんどが「歩く」か「自転車に乗っている」時なんです。


「書こう!」と思って机の上にかじりついているとなかなかアイデアがひらめかない。

書こうという意識が邪魔しちゃうんでしょうね。

これが、「書く」ってことを忘れて別の行動をしているときに「おっ!」っとひらめいちゃうんですよ。

おもしろいですね。


しかし、ひらめいたからといってずっとそのアイデアを覚えているワケじゃないのがつらいところ。

別のことを考えたりすると
「あれ、さっき考えていたことって何だっけ?」
ってことに。

そのせいでたくさんのアイデアが流れちゃいましたよ。


だからひらめいたらその場でボイスメモ。

これだったら歩いていても自転車の時でもOK。

実は今回のネタも、以前自転車に乗っていたときにたくさんひらめいた中の一つなんですよ。



この「歩くとひらめく」。

人によっては歩く以外にも食べているときとか別の仕事をしているとき、ゴロンと横になったときやトイレの中などいろんな場面があるでしょう。

おそらく、一度自分の頭の中を空っぽにできた瞬間がねらい目なんだろうね。


空っぽになるから、天からのアイデアを受け入れる空間ができる。

だからそこにアイデアが降り注ぐ。

これが机の上で考えていると、アイデアを受け入れる空間が埋まっちゃうので何もひらめかないんだろうな。



行動語録 その27
アイデアが欲しかったら、それを忘れて歩いてみよう
またまた台風の日のお話です。

朝から雨と風が強くて、お仕事に行くことができません。

肝心のJRも動かないし。


ま、最近ちょっとハードスケジュールだったのでこんな休養日もいいかな。

よく考えたら、前回の休養日も台風上陸の日だったような気が。


しっかし、よく気力がつづいたよなぁ。

自転車で体力つけていなければ、ちょっとしんどかったかも。


やはり心と体ってつながっているんだね。

最近はしっかりと食べたり、疲れたときは甘いモノをとるようにしています。

じゃないと、脳細胞の方がさきにまいっちゃうみたいです。


前に進もうと思っても、体がついて行かないんだったらさすがに無理だし。

逆に体だけ前に進んでも、頭のほうがそれについて行かなければ意味がないし。

体力と気力、両方のバランスがとれてこそ前に進めるモノ。


普段から運動することも大切ですが、やはり基本は「よく食べ」「よく寝る」ことかな。

これは体力だけでなく、気力のエネルギーも充実させますからね。


いろんな仕事をバリバリこなしている人って、肌がつやつやしています。

忙しい中にも、しっかりと自分を保つための基本的なことはやっているんでしょう。
これが行動できるための秘訣なんでしょうね。



行動語録 その26
体力と気力を保つことを心がければ、いざというときに行動できる