さて、前回の続きだ。


今日は金融機関の間でのサブプライムローンについて考えをまとめる。


前回サブプライムローンは「信用力の低い人達に対する住宅ローン」としてまとめた。このローンを貸した金融機関側でその後、何をやったかを書こう。

金融機関は貸した住宅ローン債権(お金を返してもらえる権利)を他の金融機関に売った。もしくは投資銀行(証券会社)が纏めて投資商品として他の金融機関・投資家に販売した。

ちょっとピント来ないかもしれない。


(例)単純にする。

①AさんがBさんにお金を貸している。

 BさんはAさんにお金を返さないといけない。

 ここでCさん登場。

 AさんはCさんに債権(お金を返してもらえる権利)を売買。

 すると、BさんはCさんにお金を返さないといけない。

②AさんがBさんにお金を貸している。

 BさんはAさんにお金を返さないといけない。

 ここでD社が登場。

 他にもお金を貸している人から債権を集め、ぐじゃぐじゃに混ぜる(ミックスジュースみたい)。

 で、その混ぜたもの販売する。


で、その投資商品に格付会社が格付を付ける。

※お金を払って格付を依頼。

格付会社には良い格付をしてほしいのでお金を払っている。

で、作られた投資商品には良い格付がつく。


すると、サブプライムローンは「信用力の低い人に貸した返済の可能性が低い債権」から、良い格付がついた安全で利回りの良い投資商品に衣替えしてしまう。

利回りが良く、格付も良いので爆発的に売れた。

世界中で売れまくった。


さて、ここで前回書いた住宅バブルの崩壊が来る。

サブプライムローンは当然のごとく返済が滞る。

すると「利回りが良く、格付けも良い投資商品」だったものが突然「元本も帰ってくるか分からないハイリスクな投資商品」になってしまう。

そんな商品を世界中の金融機関・投資家が買っていた。

価値があると思っていたのに急にゴミクズになってしまうのだ。

そこで金融恐慌が起きた。

リーマンショックについてもその流れだと思う。


リーマンショックについては次回。

さて、今日はマイケルムーア監督の「キャピタリズム」をビデオで見た。

リーマンショック前後のアメリカの金融についてのドキュメントだ。

民主主義・資本主義で成長してきたアメリカがいつの間にかウォール街を中心とする金融機関に牛耳られ、中流階層が壊滅し、富裕層と貧困層に分かれてしまった。ただ、アメリカの貧困層は「アメリカンドリーム」を信じて富裕層への対決を行ってこなかった。リーマンショック・金融期間救済を経て、アメリカの貧困層が富裕層への対決を行うようになってきた今の動きを伝えるドキュメントだ。

映画の内容についてはまた、考えるとして、


過去、考えをまとめたサブプライムローンについて書いておく。

サブプライムローンとは

「サブプライム(信用力の低い)」人達へのローンのことだ。

アメリカはリーマンショックショックの少し前まで住宅関係を原動力とする好景気の中にあった。

今となればバブルだったのだろうが、住宅価格は右肩上がりで上昇を続けた。

投資対象として非常に優秀。買えば上がったのだから。

そんな状況の中

銀行は信用力の高い人に住宅ローンを供給していたが、信用力の低い人も住宅ローンを借り入れしたかったし、銀行ももっと貸したかった。そこで活用されたのが住宅ローン専門の金融機関だ。不動産業者と一体となって、住宅を購入する人に住宅ローンを供給し続けた。返済の条件はちょっと特殊なものが多く、「始めは返済がほとんど無く、金利の支払いだけ。数年経つと高額返済が始まる」。何でこんな条件なのかはちょっと考えれば分かる。「住宅が投資対象だからだ。」買って数年で値上がりして高値で売却する。儲ける。猫も杓子も住宅投資。数年たって売却すれば莫大な転売益が出る。みんなが飛びつくのも分かる。

※アメリカの住宅ローンは日本と違ってノンリコース(対象の資産を取り立てれば債務が残らない)。住宅ローン返せなくなったら家もってかれればチャラ。

だから、サブプライム(信用力の低い人)達も飛びついた。で、住宅バブルが崩壊して住宅価格が下落。売却代金で返済できなくなった人はどんどん家を明け渡した。上記のキャピタリズムでは家を取られる悲劇として描かれているけど住宅ローンを借りる側にもそういう強欲な側面もあった。

アメリカの金融機関には差押で手に入れた住宅が沢山転がり込んできた(貸したお金よりも価値が低くなってしまった住宅)。アメリカの金融機関の受ける打撃は結構大きいはずだ。


さて、サブプライムローンを貸す側借りる側で考えてきたが、次回はサブプライムローンが世界経済に大打撃を与えた件について仕組みを考えていこう。

自分の頭を整理するために書いてみよう。


お金ってのはなんだろう。

物々交換→金本位制→金本位制から脱却 の流れで、今のお金はある。

今のお金の価値は国の信用力といっていいと思う。

信用できる国のお金は、価値が高くて、信用できない国のお金は価値が低い。

為替相場はそうやって出来てきたんだろうか。

今では複雑な要素が絡みすぎて先が読めない。


なんで、景気が悪い日本の通貨価値が上がって、調子がまだいいはずのアメリカの通貨価値がさがるのだろう。

テレビや新聞で分析はされるけど、結局確かなことは誰にもわからない。


では、僕らはどうすればいいのか。

一つの正解は「ポートフォリオ」だろう。あのFP連中がよく言うことだ。

資産をいろいろなものに振り分ける。通貨なら円・ドル・ユーロ・オージードル・・・・・・・

商品なら株式・債券・先物・オルタナティブ・・・・

そうするとどれか下がっても何かが上がるから資産価値は守れるというものだ。

ただ、「めんどくさい」。

自分の資産価値に日々やきもきは忙しない。


人類の敵「めんどくさい」には中々勝てないものだ。

といって円で持ち続けている。

今のところ、円が上がっているので損という感じはしないが・・・考えないといけない時はくるんだろな。