現状に疲れたとき、何か別の役割や環境で自分は改善するのではないかと
考えたことはあるだろう。
著者は犬の散歩をしているときに
この犬は悩みないよなーというような考えに辿り着き
なんやかんやあって
ヤギになることを目指すことになる。
意味不明だと思う。
読んでも意味不明なので、問題ない。
著者の前作「ゼロからトースターを作ってみた」と比べると
本作はわかりにい。
最終的には違ったものだとしても前作はイチからトーストをつくろうとする話だなと
イメージができるが
本作は何のために?
ヤギになるってどういうこと?
まったくわからない。
でも、コレについては本人もゴールはわかっていない
本作が目指したものはヤギっぽいものではなく
ヤギになることなので
有識者の力を借りながら精神や肉体もヤギになることを目指すという狂気。
人間とは何なのか。
動物との違い。その境界や
どういう方法を使用すれば動物になれるのか。
諸学問を下地に考えるという読み方はできるかもしれないが
私は追い詰められた青年が
無理を通して道理を引っ込める。
そういうパワフルな生き方に笑いながらどこかで憧れる気持ちに出会えることかなと思う。