赤信号 | たらいまわしの

赤信号

「赤信号みんなで渡ればこわくない」というのは大御所芸人さんのかつてのギャグだが、人間心理の本質をついているから人々の記憶に残る。人間は得てして一人が違法行為をすると、こりゃ俺もやらねば損すると感じる生き物のようで、時々ニュースになる暴徒の店舗襲撃も最初の一人がその呼び水となっていることが多いという。日和見しながら数を頼んで違法行為に手を染めることは、もちろん法治国家ではあってはならないし、報道機関がそれに類した発言を電波に乗せることは国民に困惑をもたらす恐れがあるので、放送法に抵触している。だから常識あるその手の機関は類した発言は慎むのが義務のはずだが、実態はそうではない。

ある異国人集団の中で日本人に向けて中指を立てるという世界共通の最大限侮辱行為をしたことがあったが、彼ら異国人の支援団体員が、この異国の人は中指を立てることが日常で、今回の行為もその例に漏れない、だからさしたる問題ではないと言い訳にならない言い訳をしていたが、これは多数が行っているからルール逸脱しても容認されるという無法者の典型であり、かつて某テレビ局でコメンテーターとして出席していた韓国代弁者日本一辺倒批判で有名な方が、韓国で日本人女性が韓国人男性から誘いに乗らなかったという理由で暴力を振るわれた映像が流れた時も、笑いながらこんなの私が記者なら新聞ネタにすらしないとか、日本人蔑称を韓国人が浴びせた件でも、蔑称など韓国人ならだれでも使っているから問題ですらないと述べていたことがあったが、これも同じ破綻論理で多数が行えば法も意味をなさない、守るべきルールもなきがごとしと言っているに等しい。常に彼ら日本批判人たちは法より日本以外の数を頼みに日本の法や道徳基準を破ることを生きがいにしているかのようだ。

彼らはいつか知るだろう、法治とは人間が社会生活を正常に営むための現在最高のシステムであることを。そしていつか彼らが同じ数を頼んだ無法行為の対象となってしまった時に叫ぶはずだ。

『法を守れ、守るのが「人民」の義務だ、おまえらのやっていることは無法者と同じだ・・だ、だれか助けて~ 警察呼んで~・・・』

笑止千万。