クロップについて | たぬきの些末事

たぬきの些末事

こんにちは ようこそ。
取り散らかっておりますが、どうぞお上がりください。
ゆっくりしていただければ幸いでございます。
最近はinto the Rose Garden の取り留めない感想を書き綴っています。

ネタバレあります


クロップがこのWebtoonの本当の主人公だと思います。


有能で他人とも良好な関係を持つエネルギッシュで野心旺盛な若者です。経済人として基盤をしっかり築いていきます。


そんな彼が妻を無惨に殺されたのです。猛烈な怒りと復讐心が彼を蝕みます。エイロックに惨い復讐をこれでもかとばかりに行っていきます。それはいつの間にか、エスカレートします。何故なら、クロップがエイロックに溺れていき欲情する自分が許せなくなったからでしょう。愛憎劇です。エイロックはそんなクロップでさえ見つめ続けるのです。

エイロックが死んで更に苦しみは増していきます。自分で死に追いやったにも関わらずエイロックを呪います。そしてエイロックの呪縛から逃れられなくなります。


第三部ではその記憶を持ってエイロックと再会します。感情を抑えられなくてエイロックに襲いかかります。

第三部でのクロップはここでも生き地獄でした。自分がエイロックにした酷い扱いを後悔しつつも、エイロックの罪は忘れていません。エイロックは全く覚えてないのも腹立つわ(私の気持ち)

でもクロップは自分のエイロックに対する気持ちを受け入れます。

そしてエイロックを求めていきます。ただ前世のような酷いことをするかもしれないというトラウマから決して無理強いはしません。

そして彼の思いや行動はエイロックを怒らせます。


彼は第一部でのエイロックを愛していたのです。彼が用意した麦わら帽子と絵画はクロップに投げ返されます。最後にエイロックと話した後、拳銃自殺を図ります(涙無しには読めません)

その後、何とか助かったクロップをエイロックは病院に迎えにいきます。関係を問われ「恋人です」と答えました(泣笑)


その後のお話も続くのですが救いはあります。


クロップのためのお話だったと思います。