このシリーズを始めるとき、「親の介護」テーマの記事が148あると書いたけれど、
テーマ分類していなかったものがけっこうあった・・・このシリーズは長くなりそうだ。
2013年01月20日 いよいよ明日から
明日の午後から、認知症の義母との同居が始まる。
決して、広くはない我が家・・・
いらいらして、ストレスが溜まってしまうか、それとも、優しく見守る心になれるのか、
始まってみなきゃ、分かんないな。
出来ることなら、
認知のばあさん抱えて、みんなで笑いながら生活出来ればベストだよね。
なんとか、そうなればいいんだがな・・・
まあ、気負わずにやってみるよ。
2013年01月22日 ぐち愚痴
義母は昨日の午後3時ごろ、我が家に入り今は翌日の昼12時半・・・・。
病気だから仕方がないとしか言いようがないが、早くもうんざり感が出て来てしまっている。
前から分かっていたことだが、1,2分前に説明したことをすぐ忘れ、延々と同じ話が続く。
食べること以外、自分一人では何一つ出来ないのに、あーだ、こーだと口だけは出し、妻がいちいち説明している。
しかも、耳が遠いから大声だ。
起きている間じゅう、そんな話をし、妻が大声で受け答えている。
今までは、僕がいちばん早起きで、
まず、起き出したら、リビングで着替えてカーテンを開け、空を見てた。
そして、コーヒーを飲みながら、新聞を読むという、まあ大したことではないが朝のちょっと楽しい時間だった。
もはや、不可能。
なぜなら、義母のベッドは、リビングに置くしかなかったし、その隣には、布団を敷いて妻が寝ている。
昨夜は、疲れていたからか、まあよく寝ていたらしい。
今日からどうかは分からない。
もう、こんな時間から寝てしまった。
妻が起こそうとしても、だめ。
昨日の夕食は、一応、快気祝い(全然違うが)ということで、
義兄も呼んで、みんなで食事した。
義兄(僕より年下)は、元々、口下手ではあるけれど・・・
「母のことで迷惑をかけるね、よろしくお願いします」
くらいは、常識として言うのが普通ではないだろうか?
言われても、言われなくても、状況に変わりはないが、気分の問題。
食事を終えたら、じゃあ、と言って帰ったよ。
そんなこんなのまだ一日だけど、イライラしてる。
2013年01月22日 福祉行政のあほらしさ
もう、勘弁してくれよ!このくそ忙しいときに、なんじゃらかんじゃら言ってくんなよ!
被介護者を、引き取るといことは・・・
被介護者を、自分の家において置けないから引き取るわけだ。
そんなこと、分かりきったことだろうが!
ところがだ・・・
被介護者のために、家を改修するための介護保険の援助は、被介護者の自宅に限るということになっている。
おまえら、馬鹿かと言いたい。
ほんっとに、おまえら役人はな~んにも分かってないなと思う。
被介護者を自宅に置いておけないから引き取るんだよ。いいかげんに頭使えと喚きたくなってくる。
ただでさえストレスだらけなのに、頭に来て胃が痛くなる。
ばかばかしいことに、住民票を引き取り側に移せばいいそうだ。
住民票の移動は、面倒な手続きではないけれど、移動によって、生じる不都合もあるわけだ。
しかも、介護保険による援助の手続きには、手摺1本つけるのにも、同じような書類4枚書かねばならない。
そういう作業が苦手な人は、どうしたらいいのだ?
役所の横の連携がまるでない。
今どき、PCひとつで、オール連携とれるだろうがと思う。
ただでさえ、イライラしているときに、役所仕事の馬鹿らしさに、いいかげんムカついてきた・・・。
2013年01月25日 揺れ動く心
お茶入れようかとか、ご飯食べなさいとか、洗い物は後でするから置いといてなど、自分がやってもらわなければ出来ないことを、あたかも、これから自分がやるような口振りで、
しょっちゅうばあさんに話しかけられる。
いいかげんにいらいらしてきて、胃が気持ち悪くなってしまう心。
反面・・・
今日は非常によく晴れていて暖かい。
ばあさんを車イスに座らせて、外の景色を見せて歩いてやったら大喜びするだろうな・・・
なにしろ、全然、外に出てないからな、嬉しいだろうなぁ・・・
それを想像して和む心。
まだ、ばあさんに対し、いらいらだけでなく、優しさは失われていない自分に安心する。
・・・だが、しかし認知症の介護とは、そんなきれいごとではない。
すぐに、現実にもどされる。
さっき、妻がちょっと、席を外した時・・・
ふと気配を感じて、ベッドの方を見たら、今まで寝ていたばあさんが、さっと身を起こした。
足腰は、2回の骨折で弱くなってしまっているが、入院中の看護師も驚いていたのだが、なぜか腹筋力がやたらと強い。
仰臥の姿勢から一瞬で、手も使わず起き上れるのだ。
そして、ベッドから身を乗り出した・・・。
あっ、やばい、落ちる!落ちたら最後、また骨折だ。
近づこうとしたら、身をよじり、近くのテーブルの上にある食べかけのみかんを取って、
また腹筋力だけでベッドに身体をもどした。
そして、ベッドの上で嬉しそうに食べている。
まるでやってることは、小さな子どもと同じだ。
しかし、子どもと違い手がかかるのは、わけの分からない理屈が多いこと、
それと、子どもは叱れば普通、言うことを聞くが、認知症は1分経てば言われたことを忘れるから、理解させるということが有り得ないのだ。
ふぅ~~僕の心は、揺れ動く。
僕は側面的協力(お使い、食事の片付け、掃除など)はするけれど、
直接的介護の手伝いはしないという妻との約束での義母との同居だが、
ときとして、上のようなことがあると、やはりプレッシャーを感じてしまう。
まあ、来週からは、デイケアも始まるし、
しばらくたてば、ショートスティも始める段取りを組んだから、マイペースの日常が、かなり取り戻せる・・・・と期待している現状。