おとといは昔のお風呂の話をしましたが、今日は洗濯の話をしようと思います。
「電気洗濯機」が普及したのはいつ頃だったかなあ、
と思いちょっとネット検索してみました。
1957(昭和32年)時点では都市部で約2割、
1970年時点では全国で約9割だったそうです。
ただ1957年のものと1970年のものとは機能がだいぶ違いますけどね。
最初のは水槽内に水を入れてスイッチオンで水が回転・反回転するだけで、
粉石けんを入れて洗濯、その後に水を捨てて、
再度ホースで新たな水を入れながらすすぎ洗い、
脱水装置はなくて密着した2本のゴムローラーに衣類を挟んでローラーを回す
・・・と絞る手間は省ける(省けたかなあ?)・・そんな程度。
それでも、それまでと比べると画期的です!
テレビドラマ「おしん」知ってます?
寒い地方の真冬に、川で洗濯してました。
僕の小学生時代はそこまでではないですが、
実家が洗濯機を買ったのはたぶん1959年頃で、僕が小学3年か4年生。
それまでは、👇 これ です、これ、どこの家でもありました。
(イラストは、フリー素材集「いらすとや」さんより)
知ってます?
見たことあります?
使ったことあります?
ここで、ブログやっている年代の人で使ったことがある人はいないだろうな。
僕だって、幼い頃に母がこれで洗濯をしているのを見た記憶があるだけだもん。
洗濯板と木で出来た洗濯たらい・・・
信じられないような世界だよね。
温水器なんかあるわけないから、冬でも冷たい水だもんね。
白くて大きな固形の洗濯石鹸を付けて、洗濯板でゴシゴシ・・めちゃくちゃ大変です。
指の節々に赤切れも出来るよなあ!
今、洗濯やって、あかぎれ出来たなんて人はまず皆無だよね。
お風呂と同じで、今の洗濯はほぼ何もしなくても出来上がり、
好みによっては乾燥まで完全全自動だよね、
手洗いの作業も絞る作業もなしで、干して乾いたら畳むだけ、或いは乾燥まで自動。
昔の主婦は、今と比べると家事労働がすごく多かったと思う。
外で働く人が少なかったのは家事が多忙だったからだと思う。
でも、だんだん便利になっていって
女性も外で働けるようになったのはいいことだと思うけど、
ところが今は家事労働が減っただけではなく、
その分、奥さんが外で働かないと生活が成り立たない、
子どもを保育所に預けてでも働かないと生活できない、
或いは将来の生活設計が出来ない時代となってしまった。
これじゃ、便利になった意味がない。
あかぎれは出来なくなったけど・・・
もしも、電気が使えない時代になったら、
風呂も洗濯も暖房も冷房も、ときには料理も、すべてOUTだよ!
そのときは、そのとき?
なんとかなるかな?
なんとかできるのかな???