12月5日に2023年7月分の人口動態統計月報(概数)が公表されました。
人口動態統計月報(概数)には、死因別の死亡者数が記載されています。
この記載値により、
今年7月の死亡者数は、2020年に対し、
2023年は1.148倍、
2022年は1.120倍、
2021年は1.070倍です。
激しく増加しています。
では、特に増加した死因は何だったのでしょうか?
2023年7月死亡数は、2020年7月全死亡数の1.148倍なので、
この数値よりもさらに上回る倍数となっている死因を拾い、
2023年、2022年、2021年の倍数をまとめてみました。
二つ目の表です。
この中から、上位10個の死因をまとめました。
死因のなかの「その他の○○」ですが、
その他とはどういう「その他」なのかは、最後に書き添えました。
なぜか「その他の不慮の事故」は年々激増で、
2023年7月は2020年のなんと2倍を超えています。
「その他の症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」
も激増で1.426倍、
「誤嚥性肺炎」は1.419倍、
「その他の高血圧疾患」は1.338倍、
「老衰」は1.332倍
以下、表の通りです。
これらの死因による死亡者数が、
2020年の死亡者数に対し、
30%から100%以上も増加しているのは
なぜなんでしょう!?
僕は医学的知識がないので分かりませんが、
これらの死因には何らかの共通するものはないでしょうか・・・
10個の死因で、
30%から100%以上の激増ですよ、
異常極まりない事であると思います。
上の表の基データとして作成した全数倍数より多い倍数の死因一覧です。
死因のなかの「その他の示す内容」
・その他の不慮の事故
不慮の事故のうち、交通事故、転倒・転落・墜落、不慮の溺死及び溺水、不慮の窒息、
煙,火及び火炎への曝露、有害物質による不慮の中毒及び有害物質への曝露ではないもの。
・その他の症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの
老衰、乳幼児突然死症候群でないもの。
・その他の感染症及び寄生虫症
感染症及び寄生虫症のうち、
腸管感染症、結核、敗血症、ヒト免疫不全ウイルス[HIV]病ではないもの
・その他の内分泌,栄養及び代謝疾患
内分泌、栄養及び代謝疾患のうち、糖尿病ではないもの
・その他のリンパ組織,造血組織及び関連組織の悪性新生物<腫瘍>
悪性新生物<腫瘍>のうち、
諸々の悪性新生物<腫瘍>、悪性リンパ腫、白血病ではない悪性新生物
・その他の神経系の疾患
神経系疾患のうち、
髄膜炎、脊髄性筋萎縮症及び関連症候群、パーキンソン病、アルツハイマー病ではないもの
・その他の高血圧性疾患
高血圧性疾患のうち、高血圧性心疾患及び心腎疾患ではないもの
・その他の虚血性心疾患
心疾患(高血圧性を除く)のうち、慢性リウマチ性心疾患、急性心筋梗塞ではないもの。
・その他の循環器系の疾患
循環器系の疾患のうち、高血圧性疾患、心疾患(高血圧性疾患除く)、脳血管疾患、大動脈瘤及び解離ではないもの。
・その他の呼吸器系の疾患
呼吸器系の疾患のうち、インフルエンザ、肺炎、急性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、喘息、誤嚥性肺炎、間質性疾患ではない疾患。