2021年、2022年の年間死亡者の増加は、

ワクチン接種が行われていなかった2020年に対し、大幅増加、特に2022年の激増は異常であるとしか言えないと思います。

全体死亡者が増えれば、各死因の死亡者も多くの場合増えますから、

増加死亡の数だけで見ても、死亡死因の傾向は分かりません。

そのためここでは、死亡者占有率はどのような死因においてより多く占有するようになったのかを、下に示す1,2,3の手順で調べてみました。

(データのベースは、6月下旬公開の人口動態統計月報(概数)2022年12月分より)

 

まずは、結果から・・・

 

2020年に対し死亡者数占有率が、1.05倍以上となった死因

2022年)

・その他の内分泌、栄養及び代謝疾患

・パーキンソン病

・高血圧性心疾患及び心腎疾患

・不整脈及び伝導障害

・その他の心疾患

・誤嚥性肺炎

・間質性肺疾患

・皮膚および皮下組織の疾患

・その他の腎尿路生殖器系の疾患

・老衰

・その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他にぶんるいされない

・転倒・転落・墜落

・不慮の溺死及び溺水

上のうち、以下の死因は、占有率が1.10倍以上となっています!

なんと、10%~22%も増えた!

単に死亡者数が増えたのではなく、

全死亡者に対する占有率が1割から2割以上も増えたのです!

 

・その他の心疾患(1.10倍)

・誤嚥性肺炎(1.18倍)

・皮膚及び皮下組織の疾患(1.11倍)

・その他の腎尿路生殖器系の疾患(1.19倍)

・老衰(1.22倍)

2021年)

・誤嚥性肺炎(1.11倍)

・皮膚及び皮下組織の疾患(1.06倍)

・その他の腎尿路生殖器系の疾患(1.12倍)

・老衰(1.10倍)

上のうち、占有率が1.10倍以上の死因

・誤嚥性肺炎(1.11倍)

・その他の腎尿路生殖器系の疾患(1.12倍)

・老衰(1.10倍)

 

検討は以下の手順にて行いました。

 

1)2022年について、特殊目的用コード以外の死因において、死亡者数が2021年より10%以上多い死因をピックアップしました。下の表①の通りです。

ちなみに、特殊目的用コードの死亡者を除いた全死亡者は下表のとおりです。

 

特殊目的用コードに載っている数値は、コロナ死亡者とワクチン副反応死亡者の計ということになっています。

 

2)2020、2021、2022年と死亡者が増加しているわけですが、重要なのは単に増数ではなく、上で拾った死因の死亡者数が各年の全死亡者数に対し占める割合です。

それを示したのが、下の表②です。

 

3)2020年は、ワクチン接種はありませんでした。

2020年の各死因の死亡者数が全死亡者数に占める割合に対し、2021年、2022倍の占有率はどうなのかを示したものが、下の表③です。