『G7首脳広島ビジョン』自分らのみが正義と言わんばかり!
自分らは核を廃絶する気もなく、また核の傘の下にいるのに、
外に向かって核軍縮を訴える莫迦らしさ!
核兵器禁止条約も締結しないでおいて・・・
【要旨】核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン
朝日新聞デジタル 2023.5.20 0:09
https://www.asahi.com/articles/ASR5M7VRQR5MUTFK027.html
上よりそのまま転載。
(要旨をさらに簡単にしたニュース動画(1分半)👇もあります)
https://www.youtube.com/watch?v=W9l3ZTrK1Xk
広島で開かれている主要7カ国首脳会議(G7サミット)は19日夜、
「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」を発表した。主な内容は次の通り。
(赤文字部はブログ主です)
歴史的な転換期の中、G7首脳は1945年の原子爆弾投下の結果として広島及び長崎の人々が経験した、かつてない壊滅と極めて甚大な非人間的な苦難を長崎と共に想起させる広島に集った。核軍縮に特に焦点を当てたこの初のG7首脳文書において、全ての者にとっての安全が損なわれない形での核兵器のない世界の実現に向けた我々のコミットメントを再確認する。
【核兵器の不使用】
我々は77年間に及ぶ核兵器の不使用の記録の重要性を強調する。ロシアのウクライナ侵略の文脈における核兵器の使用の威嚇、ましてや核兵器のいかなる使用も許されないとの我々の立場を改めて表明する。我々の安全保障政策は、核兵器は防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、戦争及び威圧を防止すべきとの理解に基づいている。
上の下線部、ずいぶん都合のいい解釈では?
【核兵器数の減少】
冷戦終結以後に達成された世界の核兵器数の全体的な減少は継続しなければならず、逆行させてはならない。核兵器不拡散条約(NPT)は、国際的な核不拡散体制の礎石だ。現実的で、実践的な、責任あるアプローチで達成される、核兵器のない世界という究極の目標に向けた我々のコミットメントを再確認する。日本の「ヒロシマ・アクション・プラン」は、歓迎すべき貢献だ。
新戦略兵器削減条約(新START)を損なわせるロシアの決定を深く遺憾に思う。中国による透明性や有意義な対話を欠いた、加速している核戦力の増強は、世界及び地域の安定にとっての懸念となっている。
自分らは正義だけど、ロシア、中国は悪者ですか・・そんな言い方で世界平和が達成できるかね・・・
【核兵器の透明性】
核兵器に関する透明性の重要性を強調し、米国、フランス及び英国が、自国の核戦力やその客観的規模に関するデータの提供を通じて、効果的かつ責任ある透明性措置を促進するためにとってきた行動を歓迎する。まだそうしていない核兵器国がこれに倣うことを求める。
効果的かつ責任ある透明性措置を促進するためにとってきた行動って何だろう?
【核分裂性物質】
核兵器または他の核爆発装置に用いるための核分裂性物質の生産を禁止する条約の即時交渉開始を求める。核軍備競争の再発を阻止するための優先行動として、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)への政治的関心を再び集めることを全ての国に強く求める。まだそうしていない全ての国に対し、核分裂性物質の生産に関する自発的なモラトリアムを宣言または維持することを求める。
【核兵器の実験的爆発】
いかなる国もあらゆる核兵器の実験的爆発または他の核爆発を行うべきではないとの見解において断固とした態度をとっている。包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効もまた喫緊の事項だと強調する。
【核不拡散】
核兵器のない世界は、核不拡散なくして達成できない。北朝鮮による完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な放棄という目標への揺るぎないコミットメントを改めて表明する。北朝鮮に対し、核実験または弾道ミサイル技術を使用する発射を含め、不安定化をもたらす、挑発的ないかなる行動も自制するよう求める。
【民生プルトニウム】
民生用プルトニウムの管理の透明性が維持されなければならないことを強調する。民生用プログラムを装った軍事用プログラムのためのプルトニウムの生産または生産支援のいかなる試みにも反対する。
我々が望む世界を実現するためには、その道がいかに狭いものであろうとも、厳しい現実から理想へと我々を導く世界的な取り組みが必要だ。広島及び長崎で目にすることができる核兵器使用の実相への理解を高め、持続させるために、世界中の他の指導者、若者らが広島及び長崎を訪問することを促す。
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閉幕
「広島ビジョンに歴史的な意義」G7広島サミット 閉幕 岸田総理が会見
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/496817?display=1
上より部分転載
初めは、あんたに言われたくないよと思うような綺麗ごとや情緒的な能書きが続くので、そこは飛ばします。また以下の文中でも情緒的な文言部は省略します。
今回、G7首脳と胸襟を開いて議論を行い、 核兵器のない世界に向けて取り組んでいく決意を改めて共有し、G7として初めての核軍縮に焦点を当てた、核軍縮に関するG7首脳・広島ビジョンを発出することができました。
この中で、77年間の核兵器不使用の重要性について一致するとともに、核戦争に勝者はなく、核戦争は、決して戦ってはならないことを確認いたしました。
被爆地を訪れ、被爆者の声を聞き、 被爆の実相や平和を願う人々の思いに直接触れたG7首脳が、このような声明を発出することに歴史的な意義を感じます。
われわれ首脳は、2つの責任を負っています。1つは、現下の厳しい安全保障環境のもと、 国民の安全を守り抜くという厳然たる責任です。同時に、核兵器のない世界という理想を見失うことなく、それを追い求め続けるという崇高な責任です。
将来の世代が核の恐怖に怯えることなく、平和と繁栄を享受できるようにすること。これはわれわれの信念であり、責務です。だからこそ、核兵器の使用が筆舌に尽くしがたい惨状を現にもたらしたこと。そして核戦争がわれわれ人類そのものを破壊しかねないものであることを被爆地・広島から、われわれの世代は訴え続けていかなければなりません。
こうした悲惨な結末を何としても避けるため、核兵器のない世界という未来への道を着実に歩んでいく必要があります。
歴史的な意義?
G7首脳が声明を出すまでもなく、
最初から分かり切った当たり前のことを言っているだけ!
「将来の世代が核の恐怖に怯えることなく、平和と繁栄を享受できるようにすること。これはわれわれの信念であり、責務です。」・・・庶民はみんなそう思っているよ!
人類の生存に関わるこの根源的な命題を、われわれは今こそ問わなければなりません。国際社会は今、力により一方的に国境線を変更しようとするロシアの暴挙を目の当たりにし、歴史の転換期に立っています。
ゼレンスキー大統領を日本にお招きして、G7とウクライナの揺るぎない連帯を示すとともに、G7として、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を確認し、これを守り抜く決意を新たにするとのメッセージを世界に向けて力強く示せたことは、意義深いことであると感じています。
え!“ゼレンスキー大統領を日本にお招きして”???
彼が自ら来させてくれということで来たわけではなかったわけね!
これで核軍縮とか世界平和を叫ぶ?
G7にゼレンスキーを呼んで、
反露をより強く表明、
より強く敵視していることを強調ね!
世界の平和にとって、何のプラスがあるのだろう?
世界のどこであれ、
力による一方的な現状変更の試みは
決して認められません。
G7として身近にある平和をもたらすべく、努力していきます。
歩みを揃えて、ウクライナに兵器や金をどんどん支援していることは、
反対側からにすれば、同様に”力による一方的な現状変更の試み”ですけどね。
要するに、世界平和ではなく自分らの立場が正義、これに終始していると思う。
努力していくって、どんな?その方法は?
また、ウクライナの復旧・復興には、民間セクターの参画が不可欠であること。
そして、対ロシア制裁を維持強化し、
その効果を確かなものとするために、
制裁の回避、迂回防止に向け
取り組みを強化していくことで一致をいたしました。
核軍縮がG7の声明として「広島ビジョン」を発出しておきながら、
一方では対ロシア制裁維持強化ですか?
世界は今、ウクライナ侵略に加え、気候危機やパンデミックなど複合的な危機に直面しており、それにより「グローバルサウス」と呼ばれる新興国途上国や、脆弱な立場の人々が甚大な影響を受けていることも事実です。
こうした国や人の声に耳を傾け、人を中心に据えた。アプローチを通じて人間の尊厳や人間の安全保障を大切にしつつ、喫緊の幅広い課題に協力する姿勢を示さないことには法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとの訴えも、空虚なものとなりかねません。
こうした国々G7を橋渡しすべく、世界各地で積極的に行ってきた外交を礎とし、広島サミットでは、G7に加え国際的なパートナーを交え、われわれが対応しなければならないさまざまな課題について真剣な議論を行いました。
食料危機は人々の暮らしに関わる喫緊の課題です。今回G7と招待国が連帯して、この課題に取り組んでいくことを行動声明として確認しました。
どれをとっても、自分らのみが正義である、反するものは制裁!
核軍縮を世界が本当に行っていくにはどうするべきかの話はゼロ!
以下、面倒くさいので省略します。
全部知りたい方は、上のURLからご覧になってください。