ときどきというか、いつでもかな?

ほぼ常に何かが頭に浮かんでいませんか?

何かに集中している時でも、

そのときとは何の脈絡もないことが映像のように頭に浮かんできませんか?

多重思考ではなく映像が浮かぶだけです。

 

以前に経験して記憶があることや、

記憶にはなかったのだけれど突然に蘇って思い出すことや、

昔見た夢の記憶とか・・・何の脈絡もなく。

 

昨夜、灯りを消してベッドに入りながらスマホでヤフーニュースを見ていた時、

40年余り前の光景が浮かんできました。

 

まだまだ若い僕が同僚と、山の中(山林)を現地踏査している場面です。

僕のいた会社は建設コンサルタント業界といって、一言で簡単に言うと土木設計業界です。

設計に入る前には基本設計、その前は基本計画、その前は基本構想、調査とあり、

調査には開発地に係る法的調査と現地調査があります。

 

敷地面積130ヘクタールの区域の住宅団地の設計の現場調査の時のことでした。

130ヘクタールって、どのくらいの広さか想像できます?

1ヘクタールとは、100m四方の面積、

100ヘクタールはその100倍ですから10倍×10倍、つまり1㎞四方、

したがって、130ヘクタールは、正方形で言えば約1.14㎞四方の面積です。

畳で言えば、80万枚くらい、8畳の部屋なら10万室・・・

これって、かなり広いです。

 

その山の中を等高線の入った現況図を見ながら道なき道を歩き、注意しておくべきものをチェックしていくわけです。

現地の地形と等高線を見比べると、自分のいる位置が分かります。

途中、沼がありました。

密生する樹々の隙間から射し込む陽光が水面に反射して、何と綺麗だったことかその光景がはっきりと蘇ります。

 

かなり歩いて終わりに近づいてきたころ、等高線を読み誤り現在地点が分からなくなりました。目標物は何もない、どっちを向いても林だけ・・・

スマホなんかない時代、さてどうするべきかとしばし考えていたとき、遠くで犬の鳴き声がしていることに気づきました。

計画地外周の近くにいたことだけは確かだったので、その犬の鳴き声の方向へ歩いているうちに等高線と現場地形が一致して山林の外へ出られました。

 

そんな昔のことが、映像のように浮かんできて眠りについたようです。

朝起きたら、スマホは布団の中、左手の辺りにありました。

 

つまらない長話で、すみません。