昨日の夜に少しだけ読んだ「夏のバスプール」、もう読み終わってしまった。
やはり、高校生の日常を描いた青春小説という感じ。
個人的感想・・・あくまでも僕的な感想です。
なぜ、早くに読み終わったかといえば、今日の昼頃からずっと読んでいたからなのだが、
面白くて、惹き込まれて読み切ったのではない。
50ページほど読んで、まったく面白くなく、もう放ろうかと思ったのだが、
先を期待して、その繰り返しで読み進んで、結果、読み終わったというわけだ。
話が行きつ戻りつで、不要(僕としては)な情景描写も多い。
今に今にと思いつつ180ページくらいまで読み進んだところで、
話が急展開しそうになったのだが、またもの中だるみ、
やっと、220ページくらいからエンドに向かっていくのかと思いきや、またゆるくなる。
何度も、やめようかと思ったが、もうここまで来たし・・・で最後の286ページまで読んだ。
この小説の1年前の3.11の大地震のことや、不登校、部活の中のいじめ問題からのPTSDなどを絡めてはいるが、掘り下げ方が軽くてインパクトがさっぱり感じられず、また高校生の心の機微に関する描写も軽すぎて、ほとんど心に入ってこなかった。
人によって、受け方は違うと思うけど、
畑野智美さんの小説は初めてだったけど、この先読むことはないと思った。