昨日は何ヶ月ぶりかで、ブログアップをしなかった。

何とも言い難い気分で、書く意欲が湧かなかった。

 

台風15号、19号の大きな被害、自分は何らの被害はないけれど、

今の日本の状況に心が痛くなります。

 

被災者の方々は、

心が痛いなんて悠長なことを言っていられるどころの状況ではなく、

心も頭も身体も痛すぎ、これからのことを思うと眠ることも出来ない、

いや眠れる場所すらない・・・

同じ国民として何もできない、心からお見舞い申し上げます。

 

15号、19号、未だかつてない?

50年、100年に一度の規模だ?

 

この言葉が通用するのは、30年ほど前までだ。

 

今の気象状況は、今に突然に始まったことではなく、

台風や降雨は30年ほど前からじわじわとその規模が大きくなり、

その大きな規模のものが襲ってくる頻度が増えてきているではないか。

 

昔だったら、

50年、100年に一度くらいの出現確率だった1時間降雨量100mm超など、

もうだいぶ前から年に何度も起こっているではないか。

その頻度が年々多くなっているではないか。

 

ちなみに、全国的にほとんどの下水道管の流し得る能力は、

5年確率降雨対応で設計され、しかも現在のような都市化は考慮されていない。

したがって、

マンホールの重い鉄蓋が吹っ飛んで噴水になり、

周辺の路面冠水がしばしば起こるのは今や当たり前なのだ。

 

降雨量が増大すれば、

河川に流れ込む雨水が当たり前に増大し、氾濫さらには堤防決壊、

橋梁破壊、これら当たり前に予測できることなのだ。

この数十年の流れから、

国をあげての対策と実施が必要なのに、何もしてこなかった。

 

しかも、どんな時でも必要、特に災害時では絶対に必要な飲料水だが、

安倍政権は、水道事業民営化の法案を成立させ、今後その方向へ向ける。

その根本的な理由は、老朽化した水道管の敷設替えに膨大な金がかかるからだ。

命に係わる飲料水、水道管敷設替えの金がもったいない?

 

地球温暖化そのものへの対策はもちろん必要だが、

地球温暖化が引き起こしている現在の問題への対応もしないとならないのだ。

しかし・・・しない。

 

ことが起これば、体育館でプライバシー・ゼロの避難所生活、

これ、いったい何十年前から同じことやってんだ!

数か月後には一時しのぎ的な狭小仮設住宅でありがたく思え?

天災なんだから仕方ないだろう?

 

 

諸外国には、日本国民の税金から、

支援金として百億単位、千億単位の金を惜しげなくばら撒き、

その累計は安倍政権だけで二桁兆円、

トランプの商売には上客として、

国民の税金で1100億円超の戦闘機を100機以上買う。

 

日本において絶対に必要な公共事業は放っておいて、

それよりも先にこれらをしないと日本は成り立たなくなる国なのか?

 

消費税累計額は、法人税減税累計額にほぼ近い。

また、今回の消費税増税により全世代型社会保障を行うと言うが、高齢者・要介護者・介護家族・生保者等の弱者への福祉削減はいったい何なのだ?

 

健康保険への国からの出費を減らす算段として、国をあげてジェネリック医薬品の推奨をしつこくやっているが、その割には調剤薬局への手厚い報酬点数制度や、内科医への医学管理料225点とはいったい何なんだ?

 

 

政権がなすべきこと、

それは、最低限の基本として、

 

『国民のほとんどである一般庶民誰もが、

 衣食住こと足りて穏やかにすごせること』

 

ではないのか!?

 

 

台風15号、19号による被災地の現状はあまりにもひどい。

復旧の目途もついていない。

 

そして、あと6日後には

新天皇の即位を公に宣言する「即位礼正殿の儀」が行われパレード、

どうせ「令和」発表のとき同様、政府・マスコミあげて当分は浮かれるのだろう。

 

ともに現実・・・この落差が、日本には当たり前のように存在している。

 

安倍政権の政治は、どう考えても国民の幸福へは目が向いているとは思えない。