※前記事を削除し、書き直しました。前記事にいいねをして頂いた方々、申し訳ありません。m(__)m
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安倍自民が独走でき得るのは、
多くの国民からの信頼=実力があるからではありません。
以下の理由によって、獲得議席が多くなっているに過ぎないのです。
衆議院の選挙制度が小選挙区1人区中心であることに加え、
公明党との連立により、公明党支持基盤の応援票を得ているからです。
投票率53%の選挙において、衆議院比例区での自民党得票率33%、
話を簡単にするために全有権者を100人とすると、投票へ行った人は53人、
53人のうちの33%が自民党に票を入れているわけです。
53人のうちの33%とは17人です。
つまり全有権者の17%の支持でしかない、
これが安倍自民の真の実力です。
しかし、衆議院比例区での自民党得票率33%が、
1人区の小選挙区では得票率が48%に跳ね上がります。
この主たる理由は、
比例区で自民に入れた人の票に加え、公明党支持基盤の応援票があるからです。
結果、自民は、小選挙区での議席の75%も獲得しています。
公明党支持基盤の応援票がなければ、小選挙区の得票率は35%前後ですから、
75%もの議席を獲得できるはずがありません。
その代わりに、10選挙区前後で自民が候補者を立てず公明候補を応援し、
公明党は小選挙区で10議席前後を確保する。
自民党は小選挙区での公明党支持基盤の応援票を得るために、
公明党は小選挙区で10議席前後の獲得をするがために、
方向性のまるで異なる2政党が、
自分らの都合、ギブ&テイクのためだけに連立政権を組んでいるだけ。
自民党は、公明党と連立を組まない限り、小選挙区での得票率は48%になるわけもなく、35%止まりですから、公明党を離すわけがない。
公明党も、自民党が候補者を立てない小選挙区があるがために当選者を出し得ているので離れるわけがない。
考えると、ほとほと馬鹿馬鹿しくなってきませんか?
公明党が10議席を落したところで、
日本の未来に影響があるとは思えませんが、
公明党のおかげで、
現選挙制度において自民党は独走できる状態になっているわけです。
小選挙区1人区制にした後、投票率は下がっています。
当り前ですよね、二大政党以外が当選するわけがないのですから、
二大政党以外の支持者は選挙に行く気をなくすでしょう。
しかも、だいぶ前から二大政党制の状況すらなくなり、安倍政権では戦後最低の投票率を2回更新しています。
もし、中選挙区制になったとしたら、
公明党は自民と連立することなく選挙区で当選者を出せますから連立をやめるでしょう。
その結果、自民党の獲得議席は、
得票率35%に近い割合の議席数になりますね。
選挙制度を変えて欲しい、つくづく思います。
しかし、現状有利な自民党が、そんな法案を出すわけがないし、
与党でいたい公明党も、
自民に反するような法案を出すわけがありません。
国民主権であるはずなのに、
こうして考えてみると、いいかげん馬鹿馬鹿しくなってきませんか?
いったい、どうしたらいいんでしょうね。
僕に考えられるのは唯一つ・・・投票率が上がって欲しい。
たとえば、投票率が75%になっても、
自民・公明の得票は、
投票率53%のときから増えることは、まずありません。
自公の得票は、ほぼ固定票であり、
投票率の高低に関係ないことは、過去の実績から明らかです。
つまり、投票率が上がれば上がるほど、自民・公明の得票率は下がり、獲得議席は減る一方です。
自公政権が存続したとしても、
今の安倍政権のような独裁的な政治は、もう不可能!
政治なんか、
”どうせ何も変わらない、選挙なんか行くだけ無駄だ”等と思い、
これまで棄権していた人々が選挙に行き、投票率が上がれば、
”どうせ何も変わらない”ではなく、
大きく変わることは、
間違いのないことだと確信します。