なぜに、運動部部活の練習量は異常に多いのでしょうか、疑問に思いませんか?

中学、高校における部活の意義は何でしょう?

プロを目指したり、全国大会出場が目的の練習なんですかね?

 

朝は早くから、夕方は遅くまで、土曜、日曜、ほとんど休みなし・・何それ?の世界です。

 

部活顧問は言いたい放題やりたい放題、先輩後輩のくだらない上下関係、そんな中にいじめの構図が生じている・・・まるで、大日本帝国陸軍のアホらしさそのままではないですか。

 

顧問の教師だって、こんな練習体制では、本来の教師がやるべき授業以外の仕事などやっている時間などないから、まともな教師活動をしていない。

なかには、まともな教師活動をしたくても、運動部顧問を強要され、なおかつ勝つことを至上と命令されている教師もいると思います。

 

 

今日から始まる「10連休」ですが、仕事は10連休だけど中学生の子の部活の休みは1日だけなので、家族そろってでかけることはないという方もいます。

 

また、こんな状態で、顧問の家庭はどうなっているのでしょう?

もはや、家族関係崩壊ではないかなぁ・・・

 

 

スポーツ庁が平成30年3月に策定・公表した

「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」

に関するQ&Aが以下にあります。

http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/detail/1405721.htm

 

関心ある方は、上のリンクから全文お読み頂ければと思いますが、

僕なりに重要と思われる部分を抜粋します。

 

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Q   平日の活動時間を2時間程度、休養日を週2日以上設けること等が示されているのはなぜですか。

A   行き過ぎたスポーツ活動を行うことは、スポーツ外傷・障害やバーンアウトのリスクが高まり、体力・運動能力の向上につながらず、具体的には、休養日を少なくとも1週間に1~2日設けること、さらに、週当たりの活動時間における上限は、16時間未満とすることが望ましい

 

Q   ガイドラインでは、高等学校も中学校と同じように平日2時間程度、休養日週2日以上等で行うことになるのでしょうか。

A   高校生は、中学生より心身が発達していること、中学校に比べて多様な教育が行われていることから、高校における取組について、「本ガイドラインを原則として適用」

過度な運動はスポーツ障害等の発生率が高くなることや体力・運動能力の向上につながらないことを踏まえ、生徒の発達の段階や競技レベルに応じて、できるだけ短時間で、効率的・効果的な活動をすることが求められます。

 

Q   私立学校も対象となるのでしょうか。

A   本ガイドラインの基本的な考え方は、学校の種類や設置者の違いにかかわらず該当するものであり、公立、国立、私立全てが対象となります。

Q   部活動は生徒全員が参加しないといけないのですか。

A   中学校、高等学校の学習指導要領の総則においては、

部活動は、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」とあるように、同好の生徒の自主的・自発的な参加により行われるものです。 
こうした学習指導要領の趣旨を踏まえ、各学校においては、生徒の自主性を尊重し、

部活動への参加を強いることがないよう、留意しなければなりません。

 

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以上、部分抜粋だけですが、スポーツ庁のガイドラインに沿った部活動を行っている運動部、現実的にあるのでしょうか?

 

朝から練習、放課後から夕方遅くまで練習、土曜日曜は練習や対外試合、今日からの10連休でも休みは1日だけとか・・・まるでスポーツ庁のガイドラインなど無視状態ではないでしょうか?

 

なぜ、学校長や教育委員会は、この無視に対し、善処しないのでしょうね?

ガイドラインは、拘束力がないから?

 

スポーツ庁だって、無視されていることを分かり切っていると思います。

分かり切っているのに、なぜそれに対応しないのでしょうね?