ある全国紙で以下のようなことが書かれていた。
安倍政権が「森友学園」や「加計学園」をめぐる一連の問題で窮地に追い込まれ、
政権交代のチャンスがめぐってきているにも関わらず、
野党側からは、「内閣総辞職」を求める声ばかりで、
「解散・総選挙」を求める声があまり聞こえない。
野党はなぜ勝負しないのか。
こんなことは疑問に思うほどのことだろうか?
目的はまったく達することが出来ない上に、相手の思うつぼ、
負ける勝負を自ら進んで仕掛ける馬鹿がいるだろうか?
少なくとも、今の時点では、
自民党に代わって政権運営をやっていけると思われる野党がない。
仮に反自民の野党連合ができて、数的結果として現野党連立政権ができたとしても、
できただけでうまくいくはずがない。
野党と反安倍国民が、まずはの第一歩目として望んでいるのは、
安倍退陣、安倍内閣解体、疑惑だらけの安倍が消えることだ。
解散総選挙をやったところで、議席数の大半を占める小選挙区(1名しか当選しない)で、
たとえば野党最高支持率10%の立憲民主党が、どうやって勝利できるか?無理でしょ・・
前回、前々回の衆院選、
比例区での自民党の得票率は33%だが、小選挙区では得票率48%で楽勝。
なぜ、そうなるかと言えば、分かりきった話だが、公明党と連立を組んでおかげで、
創価学会票が大量に入るからだ。
仮に33が25まで落ちたとしたら、比例区では議席を落すだろうが、
公明党は自民党との連立をやめる気はさらさらないようだから、
選挙の中心の小選挙区では自民党はまず安泰、
なぜなら、「自民支持票+創価学会票」に勝てる野党が今はない。
そして結局は、
小選挙区重視という選挙制度のおかげで、またもやの自民党大勝利となる。
そうなったら安倍晋三さんは言うだろう。
「国民の信任を得ました」と。
そして、安倍政権は続行です。
誰が、解散総選挙なんか望むかよ!
安倍政権が終わって欲しいのだよ。
野党だって、
今の力で、野党から与党への政権交代ができるとは思っていない(と思う)。