10年ほど前まで、僕の最大の趣味は読書で、
20年くらい前は、桐野夏生の本を中心に読み耽っていた。
書評を書くつもりはまったくないので、
「すごい!」の一言だった1997年の『OUT』・・・
僕の小説の読み方は、あくまでも「娯楽」なので、ストーリー展開がわくわくするとか、
どきどきはらはらするとかが好きで、面倒なのは好きではない。
去年の秋の終わりごろ、西加奈子に飽きてしまったとき、急に桐野夏生を思い出した。
古本屋に行ったら『IN』があった、2009年の著作。
『OUT』から、12年後の『IN』という名に惹かれて、読み始めたのだが・・・
さっぱり、進まない。
読みたいという意欲が出てこない。たまーに読んでも、数ページで止まってしまう。
他のと並行しながら、たまーに読んで、やっと3/5くらいまで来たけれど、もう限界。
もう、僕の趣味ではなくなっていた。
今は、三浦しをんの『光』(2008)を読み始めた。
2008年より後の作品も読んでいるけど、ええ!これが三浦しをんって感じで、
僕の知っていた三浦しをんとは、まるで違う作風で、新鮮です。
これは、すぐに読み終わります。