何とかね。無事に退院しましたわ。
朝一にね、車のエンジンを始動するとカーナビがその日の
しょうもない情報を教えてくれました。
『本日は東京タワーの竣工日です』
「‥‥ふうん」
それがどうしたと思ったのですが、東京タワーって、66
年も前に建てられた構造物だそうです。
今はね、鉄骨の構造物は、ほぼ全てがボルトと溶接で止め
られているのですが、東京タワーはリベットってモノで止
まっています。
もうね。このリベット工法ってのはね。建築施工をかじっ
ている者にとっては、嘘のような、本当にあった工法なん
です。
昭和45年くらいまでは、普通に行われていた工法なんです。
リベットってね。片側に傘みたいな出っ張りの付いた、円
柱型のモノです。
真っ赤になるまで熱した後、鉄板と鉄板をつなぐ穴に差し
込んで、差し込んだ円柱の方を叩いて変形させて固定する
んです。
これをカシメと言うのですが、どんな字を書くのでしょう
かね。
リベットは1000℃くらいで焼いた後、必要な場所に渡す
のですが、渡す方法は『投げる』のです。
火箸ではさんで、1000℃の鉄の塊を、宙を飛ばして渡す
のです。
鉄骨工事の場合、ほとんどが上向きに投げるのですが、何
と名人は、五階上まで投げることができたとか‥‥。
嘘のような話なのですが、受け手はヒシャクのような物を
持っていて、飛んで来た真っ赤なリベットが、ぴったりと
ヒシャクに入るのです。
本当か噓か知りませんが、途中にある鉄骨で受け手が見え
なくても、受け手がヒシャクを火箸でカンカンと叩くと、
投げ手は、その音を頼りにぴったりの場所にリベットを投
げて渡すそうです。
ホンマかいな。と思うのですが、少なくとも幽霊や占いよ
りは本当であると思います。
だって、見た人も実際に施工した人も、今も現実に生きて
いて証言していて、しかも映像もあるのですから。
今はね、ほとんどがボルトになってしまって、そんな名人
技も見ることが出来ませんし、技術も失われていますが、
Youtubeでは見れますので、ぜひ検索してみて下さい。
さて、病院ではすることも無いので、ほとんどテレビを
「ぼぉ~っ」と見ていたのですが、フリーアナウンサーの
有働由美子さんがCMに出て来て、抑えきれない尿意を改
善する市販薬。バップフォーレディを宣伝していました。
「まずは薬局で、突然の尿意とご相談ください」‥‥って。
「言えるか!」
もうね。すぐに突っ込みました。
我ながら、惚れ惚れするスピードでしたわ。
客 「突然の尿意!」
‥‥百歩譲って、薬局の店員が「はい分かりました」って
言ってくれたら良いですよ。
もしね。店員に「はあ?」って言われたら、ドースるの?。
‥‥GOーする?
客 「え? 突然の尿意‥‥ですけれど‥‥」
店員「はあ? 尿意?」
客 「すみませんでした!」って、真っ赤になって、逃げ
るように帰らなきゃならないじゃないですか。
後ね。
日本に避難している、ウクライナの女性が、ウクライナに
取材に行く記者に、祖母に贈り物を届けてもらう番組があ
りました。
祖母は首都キーウより北部の州に住んでいて、そこら中が
ガレキの町に住んでいるのですが、記者が贈り物を届けて
帰ろうとすると、その祖母が言いました。
「皆さんに神のご加護を」
こんな悲惨な状況でも、神を信じているのでしょうかね。
自分にはちょっと考えられませんでした。
「神の野郎~」って、怒りはしないのですね‥‥。
なんでですかね。
八百万も神のいる国に、生まれた自分には理解不能です。
そう言えば、イスラエルに攻撃されて、ガレキの下に埋ま
った子供を嘆いている人も、同じように言っていました。
「おお神よ」ってね。
どちらも恨みとは違う感情で言っています。
「理解できんわ」と思いました。
えー。
はい、本日は、これまで!
追記:1
リベットは本当の話ですが、幽霊や占いは「全て嘘です」
幽霊や占いを信じた人が、ひどい詐欺にあって困窮して
います。
それで、やれば視聴率は取れるのですが、どのテレビ局
もやらなくなりました。
「だって、嘘なんですから」
製作している方も、嘘と分かって放送しているのです。
ひどいよね。
よく占いが当たったって言いますけれど、占い師の話を
全て紙に書いてみて下さい。
どうとでも取れるように話してますから。
あんなモン、信じては駄目ですよ。不幸になります。
昔の占いや霊視の有名人は、ちゃんと調査員を使って相
手を調べていたのは、今では当たり前の事実です。
当然ですが、今の有名な占い師も、相手が有名人の場合
は、相手をキッチリ調べてます。
騙されないようにしましょうね。
「まあ? 幽霊? 占い?」そんなモン。ある訳ないで
しょ。信じてたら人に笑われますよ。
チャンチャン!
追記:2
年末の忙しい時期ですね。
たぶん、前にここで書いたと思うのですが、仕事が忙し
くて、ついに社長の所へ直談判に行った人が居たのです
が‥‥。
「これ以上、仕事が回って来ても出来ません」って言っ
たそうですが、「仕事は出来る者に集まるものだ。頑張
ってくれ」と言われて帰って来たそうです。
まあ、褒められたことになるのでしょうが、褒めるだけ
なら馬の調教師でもできます。
食えないニンジンを、目の前にぶら下げられてもねえ。
やっぱりね。成果は「金」で返す物でしょ。
褒めなくても良いから「金をくれ」って言わなきゃね。
いくら褒めても、社長の懐には響きませんからね。言う
なら、はっきりと金で返してくれと言うべきです。
言いにくいとは思いますが、相手は褒めてやる気にさせ
て、裏で舌を出していると思えば、きっと言えるはずで
す。
ガンバれ~!