愚行は、これまで何度も副題のタイトルとなった言葉です。
愚行の定義は、『生きて行く上で必要のないことで、やや
愚かに見える行為』だそうです。
その最たるものが『冬山登山』である。という方がいます。
今朝のニュースで、北海道の桂月岳に登山に出掛けたまま、
連絡が取れなくなっていた大学生が、雪に埋まった状態で
発見され、その後死亡が確認されたと出ていました。
神奈川県の自宅を「山に登って来る」と家族に告げて出発
したそうで、翌日から連絡に応じなくなっていたそうです。
ご冥福をお祈りしますが、やはり『愚行』としか言いよう
がないです。
今朝出勤すると、机の上に『研修会のご案内』と書かれた
書類が置いてありました。
「あー、これか! 他に行きたい奴がいないのかなあ。行
きたくないなあ」
が、書類を見た自分の第一声です。
春と秋に二度あるのですが、『企業人権教育推進協議会』
の研修です。
ウチの市には、この手の協議会が三つほどあって、それぞ
れが別の研修を行っています。
内容などは、どれも似たりよったりです。
「一つの組織に統合すりゃあ良いのに」ってのが、こっち
の思いなのですが、利益がからんでいるのか、誰かの仕事
を作る為なのか、完全に無駄なのですがバラバラに開催し
ています。
それに誰かが会社から行かされるのですが、当たった者は
たまりません。
愚行のような気がします。
どの研修も『顧客からの暴行暴言・不当な要求』『人権意
識』『セクシャルハラスメント』などがテーマです。
「こんな研修。やっても無駄やで」と自分は公言していま
す。
なぜならテレビを見てください。
ガラスの天井を破った女性総理大臣が誕生しているのに、
それに対する酷い暴言。決めつけの暴言などが、どれほ
ど多く聞こえるか…。
「目がこびてる」「女を武器にしている」「現地妻」など。
特に女性からの非難の声は遠慮が無いですね。せっかく
女性がトップになったのに、同性からのキツイ文句が多
いです。
女同士って、やっぱり男と違ってドロドロしているよう
に感じます。
いっそ、殴り合って和解してください。すっきりすれば
仲が良くなるものです。
毎日、国民を代表する国会議員が人格を否定する汚い
言葉を発するニュースを見ていると。
人権意識をテーマの研修を
受けに行く自分が馬鹿らしく
なって来ます。
こんな様子を全国民に見せていて、人権研修がなんにな
るの?
まず、テレビに出ている著名人が研修を受けるべきじゃ
ないの?
って、真剣に思います。
それとも人の見た目を徹底的にこきおろす、吉本新喜劇
と同様に、国会議員には人権意識が無くても良い免罪符
が与えられているのでしょうか?
…などと言いつつ。ほんまにアホらしいですが。
会社の命令なので、研修を受けに行きますけれどね。
「これって愚行じゃね?」って、心底思いながらね。
はい。本日は、これまで!
追記:
「冬山登山」は愚行の最たるものと書きましたが。
「秋の山菜取り」も新しく愚行に加えたら良い行いと
思います。
新愚行の誕生です。
「鴨鍋」に続いて、「人が山菜しょって入山」も新しい
ことわざに追加してください。
あれだけ熊の被害が報道されていても、山菜取りに山へ
行くのですからね。
いや、ことわざじゃなくて、やっぱり愚行でしょうね。
「秋山ハイキング」「秋山山菜取り」自分は大丈夫だと、
何を根拠に確信が持てるのでしょうか。
不思議やわ。
おわり。