2013年8月19日~23日 北岳~塩見岳縦走①
8/20(火)
3時半起床。
起きてから出発に二時間かかる。
その中で最も時間のかかるのが、テント片付けと、コンタクトレンズ装着。
テントの朝露を丁寧に拭いて納めている。
コンタクトレンズは、ガスや雨・晴天時は装用していないと大変。
目がいいというのは、やはり大変いいことだ。
5時前に出発。
この日の行程は、熊ノ平まで9時間。
大雪山縦走で一日の行程が長い山行をしたおかげで、一気に一日の行程時間を大幅に延ばせた!
テン泊装備20kgで、13時間歩ける自信がついた。
草すべりで日の出を見た。



朝は涼しいので、コースタイムは3時間だが、2時間で小太郎尾根分岐に着いた。

は~♡ すずしい!ええわぁ~。朝早い山行!さいこぉ~♪
ここで大きな富士山と、甲斐駒・仙丈に感動!


甲斐駒さんと、八ツさま



仙丈・甲斐駒さんのパノラマ
帰って写真見たら、どれだけ富士山撮ってんの?っていうぐらい富士山の写真がたくさんだった。


いいわけだが、
新幹線から富士山いつも見えない(いつも曇り)、
富士山見たくて八ヶ岳縦走4日間したのにずっとガスで曇ってた、
北アルプスからは富士山小さい、
富士山登ったら富士山見えない→当たり前。
祝!大きな富士山!
いつも、ありがと♪
肩ノ小屋でずっと草すべりから我慢してたおトイレに駆け込む。
ここからが厳しいので、腹ごしらえと、暑いので(他の人たちは暑くなさそうなので参考になさらぬように。暑がりと聞いてkaoritree太っちょ?と思われたあなた!太っちょでもメタボでもありませぬ。156cmの45kgの熟女です♪)オレンジジュース500ml一気飲み!!
肩ノ小屋で泊まりたかったなあ。
その場合、甲府7時出発9時広河原到着は必須だな。。。

日本で二番目に高い山・北岳に!

いい天気で富士さま大きい!!



一緒に見る人がいなかったので、お地蔵さんと冨士さまを見たYO!
そして、またまた、せっせと、腹ごしらえ。
ここから先は長いし、危険マークも気にしていたので。
荷物に振られるからね~。
危険マークの核心部の鎖場や梯子は足場がしっかりしてて大丈夫だったが、私の苦手なザレ場で悪戦苦闘。
バランス崩すと、私自身がおにぎりコロコロだ、きっと。
想像したくない。

あのコルのとこら辺りに、北岳山荘。
危険マーク箇所も下りて。。。
私好みの稜線♡
これからが待ち遠しい♪
そして、その奥に広がる、仙塩尾根はどんな尾根だろう。
ワクワクする!!
北岳山荘。10時前着。

トイレ休憩。腹ごしらえ。→食べてばかり。
このまま、熊ノ平行けるで~!と思って、登って行ったら、
なんだか雲ゆき怪しくなってきて、雲の切れ間が無くならない、ずっと雲が西から流れてる。
そして、かなり風が強くなってきた。
う~ん。
山荘で天気予報聞くべきだった。
某大学さんのパーティに天気予報を聞いた。
下界では、夕方から雷雨・ひょうらしいと。
熊ノ平到着は、私の足では15時か16時だろう。
ずっと稜線。
雷雨にあったら対応できないだろう。
1時間ほど上って、またもや引き返した。
11時過ぎには、北岳山荘に到着してしまった。
いつも16時ぐらいの到着に慣れているため、何をしていいのかわからない。
とりあえず、予備日を1日使ってしまったことになるため、これからの予定を計画しなおした。
どこかの稜線で連絡して、もう一日バスを延ばせば、聖まで行けないことはない。
でも、赤石ぐらいだろう。きっと。
ただ、帰りは新幹線代でないと帰ることができないだろう。。今月赤字(泣)
いや、手持ちのお金さえ大丈夫か?って感じ。
話がそれた。
翌日は、頑張っても塩見小屋だろう。(コースタイム10時間。小屋は要予約。予約していない。どこかの稜線でau電話を駆使して連絡取る必要あり。)
この案は却下。
デメリットが、お金と山行時間10時間、私の足では12時間だろう。
危険マークの箇所を夕方下りることになる。
もし、それまでに時間がかかったら。。。暗い中の危険個所。一度登ったことがあるとはいえ覚えていない。落石注意したことぐらいだ。そして、登った時は空身。
ビバークになることもありえる。
ビバークするとしても、北荒川辺りだろう。そこから塩見小屋まで4時間。
そうしたとしても、時間は取り戻せない。
勇気を出してあきらめ、翌日は熊ノ平泊まりで決めた。

写真家の方がいらして、暇を持て余していた私は大変助かった。
楽しいひと時だった。
なんだか今回の山旅も、素敵な出会いばかりだ。
途中、天気が持ち直した。
行けばよかったかも。。。と後悔した。でも、間ノ岳方面はずっと曇ったままだった。
あまりにも暇なので、水場探索してみようと15時半ごろテン場出発。
往復90分で、行き30分、帰り60分らしい。
それもそのはず。かなりのザレ場。しかも、そんなに踏まれてないので、サラサラ気味。
私の苦手なザレ場ワンランク上で頑張った。
30分ぐらいして北岳小屋跡発見したが、まだまだ下にありそうなので、あきらめることにした。
というのも、ここ、熊が出そうな雰囲気。
時は夕方、天気は曇りなので余計に暗い。
上りでもサラサラ~とザレ場。何度も滑る。ここを汲みあげられる小屋の方の苦労を思うと頭が下がる。1L100円は安い!
途中で、下られる登山者(女性)の方が。熊鈴もってられた。
帰ってから小屋の方にお聞きしたら、やはり、熊が出没されたことがあるらしく、その女性にも考えた方が・・・と促されたようだ。
行かれるなら熊鈴をとアドバイスされたらしい。
夕方からさらにきつい風が吹いてきて、石3個ずつ重しにしていたが、夜になるとさらに強くなっていた。
大丈夫かなあと眠りについたが、夜中、風と雨の音で目を覚ました。
フライがパタパタしている感じがしたのだ。
テント泊のみなさんも、すごい風でテントの灯りが点いている。夜中なのに。
風がきつい状態で、しかも、風上側(昼と、風向きが変わっていたようだ。前日からの方に風向きを聞いたのだが。)の入り口を開けるのやだなあと思いながら、開けて、飛んでた石をさらに多く積んで素早く戻った。
これでひとまず安心。
隣のツェルトの方は大丈夫だったろうかと心配だったが、すでに避難されていた。よかった。
テントが傾いて頑張っているのを見て、なぜだか笑いがwww
すごい傾きようだったので片手で押えながら、風と雨の音で、また眠った。
8/20(火)
4:50白根御池-6:39小太郎尾根分岐-7:16北岳肩ノ小屋(WC・休憩)-8:25北岳8:45-9:50北岳山荘(WC・休憩)10:00-11:00ガスと風と夕方の天候気になり、引き返し-11:40北岳山荘・テン泊(夜半、雨・強風)