探偵の仕事に危険はつきものなのか? | 探偵への依頼、どうすればいい

探偵への依頼、どうすればいい

探偵に依頼するってどんな時?探偵への依頼の時に必要そうな話を書きます。

もしあなたが家族に「探偵になる」といったら「危ないから心配!」と止められるかもしれません。
「探偵に依頼に行く」といったら「心配だからついて行く」と言われるでしょう。
このように、どうしても探偵の仕事には危険がつきもの、というイメージがあります。


小説や映画では、探偵といえばトラブルは日常茶飯事。悪人たちと命をかけて戦うことも珍しくありません。
なんとなく怖いイメージは、そういったものから連想されるのでしょう。

では、現実の世界で活躍する探偵たちも常に危険と隣り合わせで仕事をしているのでしょうか?


結論から申し上げると、現実世界の探偵は命がけの危険にさらされながら仕事をすることは“ほぼ”ありません。

ほとんどの依頼は危険とは無関係の安全な内容です。
もちろん仕事の性質上危険が皆無ではありません。
多少のトラブルになることもありますが命の危険にまでさらされることはなく、ほとんどの探偵は安全な環境で日々仕事に従事しています。

そもそも現実世界の探偵たちのもとに寄せられる依頼は身辺調査や浮気調査などの調査依頼が9割です。

大半のトラブルは話し合いで解決できるものです。
相手が暴力行為に及ぶなど安全が脅かされるのはごく限られた例外的なケースだけです。

危険にさらされることが少ないと言っても、用心は必要です。
探偵事務所では調査員のみに危険が及ぶことのないよう徹底的に対策した上で、調査活動を行います。
あらかじめ依頼者から情報を事前にできる限り収集し、計画を練ります。
調査員に危険が及びそうなときには、すみやかに撤退するよう指導し、入念なトラブル対策を準備して調査が行われます。
ターゲットに接近せずに調査できるように高性能望遠カメラや集音マイクなどの最新機材は積極的に導入していますし、活用しています。

業務中に法律に違反する振る舞いを避けているのも重要なポイントです。
日本における探偵は、警察のような操作権限など職業的特権は認められていません。

調査活動であっても他人の敷地に無断で立ち入ったり、勝手に証拠品を持ち帰ったりすれば不法侵入や窃盗で違法行為に問われます
違法行為はトラブルのもとでしかありません。
探偵は法律順守を常に意識しながら、業務に従事し、指導する側もしっかり意識しています。

探偵はこのように、危険に遭遇しないよう十分対策した上で活動しています。
それは、依頼者を危険なトラブルに巻き込まないためにも必要なことです。


従事したい、と考える方も、依頼したい、と考えている方にも安心していただけたら良いと思います。
華やかな作劇の世界の探偵のイメージとは異なりますが、現実世界の探偵たちは危ない目に遭わないように努力しています。