私を支えてくれた友人が今朝亡くなった。


一週間ほど前に連絡を頂き、翌日お見舞いに行き、その時は話ができた。
なんて言って言葉を掛けたらいいのか悩みまくった結果、「俺も癌で闘病し、往生際悪く生き残ったんだから、Oちゃんもがんばれよ」しか言えなかった。

 

亡く友人の涙をぬぐってあげることしかできず、一番きつい言葉「がんばれよ」しか言えなかった。

 

病人は、まな板の上のコイ。

辛い治療も生きていたくても終わらない。

 

そんな中で精一杯治療を受けているのだから、

がんばれと言われても精一杯限界まで戦っているのに・・・ 

私より若い彼

彼と出会ったころ、体格もガッシリしていて、一見やばい人。
その見た目とは裏腹に、本当に心の優しい男で、目が鳩のようにかわいくてさ。

当時ピカピカに磨き倒した黒のセンチュリーに乗っていて、

その後部席にマッサージ器がついていて

その後部座席に乗せてもらい、マッサージをしながら

いかつい車で、当時はやっていた音楽をガンガンにかけて・・・

うろうろしたよな。

 

見た目も私の倍はあったのに、なんかガリガリに痩せて

私より老けてさ・・・・


今日、彼の訃報を受け、何をしたらいいのかもわからず

うろうろしていたら、葬儀場が決まったと連絡を受け、

近くにいたからすぐ行ったんだけど

 

彼が選んだという黒のパーカーを着て無言で寝ているOちゃんに

よく頑張ったと声をかけながら泣いてしまった。 
 

人前で泣いたのって、黒木さんが亡くなった時以来。
辛かったけど、まだ現実を受け止められなくって・・・

明日お通夜、明後にてお葬式なんだけど

2024年辰年に向けて登っていくOちゃんをしっかりと送りたいと思う。


今はまだ心の整理がつかないし、

年末年始のご挨拶も出来ませんが、お許しください。
 

O君の満中陰が明けるまで、静かな時間を過ごしたいと思います。