探偵事務所の料金体系は様々
探偵に依頼した時の料金は相談する事務所によって違います。金額だけでなく、そもそものシステムさえ違うことが多いです。今回は探偵事務所でよく提供されている料金体系を紹介します。
そもそもどんな料金が必要?
探偵事務所に依頼した時、必要になる費用は下記になります。
・調査時間に応じた料金
・調査員数に応じた料金
・調査にかかった経費
・成功報酬
・報告書作成
大体の探偵事務所はこれらの費用が掛かります。この中で、成功報酬や報告書作成は別途料金ではなく調査料金に含まれるケースもあります。
時間料金制
当事務所も取り入れている体制です。調査員が現場で調査を実施した分、料金が発生します。1時間あたりの料金があらかじめ設定されており、「調査時間×1時間あたりの料金×調査員数=調査料金」になります。
・メリット
調査した分だけの料金なので無駄な費用が掛かりにくい。
調査を継続する際、費用を見つつ検討ができる。
・デメリット
調査が長時間に及ぶとパック料金より割高になる場合もある。
一日あたりの最低稼働時間が設けられている場合が多い。
さらに細分化すると、同じ時間料金制でも一日の最低稼働時間が事務所によって違います。最低稼働時間とは、一回の調査で依頼が必要な最小限の時間になります。例えば、最低稼働時間が3時間の事務所の場合、調査が1時間で終了しても3時間分の料金が発生します。探偵が請け負う調査は、対象者の動きによっていつ終了するか読みづらいことが多い為、調査員のスケジュールを抑える以上、事務所側も最低限の人件費を確保しなければいけないからです。なので1時間○○円~という料金体系でも、実際に依頼した際は一回の調査あたり最低稼働時間分はかかると認識しておけば間違いないです。ちなみに当事務所は最低稼働時間1時間なので短時間のピンポイント調査にも適した調査を実施しています。
最低稼働時間以降は1時間あたりの料金が追加される仕組みの場合が多いです。例えば1時間7,500円のサービスを提供している事務所があったとします。そこで各調査員2名で、2時間調査した場合、6時間調査をした場合、料金は次の通りになります。
・2時間調査した場合
(調査2時間+最低稼働1時間)×(1時間7,500円)×(調査員2名)=45,000円
・6時間調査した場合
(最低稼働3時間+追加3時間)×(1時間7,500円)×(調査員2名)=90,000円
上記のように基本的に実際調査した時間が料金になると考えて大丈夫ですが、最低稼働時間の部分は事務所によって長さも変わってくるので要確認しましょう。
パック料金制
時間料金制とは異なり、あらかじめ数時間分の調査をパックで提供する体系です。パック時間は3時間~の短時間もあれば30時間~など長時間の調査を見越したサービスも見受けられます。
・メリット
始めから料金の全額を把握できるので不安が少ない。
調査が長時間に及ぶ際、時間料金制よりお得になる場合がある。
・デメリット
契約時間中に調査が終了しなかった場合、再度パックを追加購入する必要がある。
パック時間を使い切らないうちに調査が終了する場合がある。
現時点で何時間分の調査を実施しているかわかりづらい場合がある。
パック料金制は最初に調査料金の全貌が把握できるため、予算を決めてそれ以上の追加は出来ない人などに適した制度です。各事務所が併用して提供することが多い時間料金制よりも、1時間あたりの料金が割安になる場合があります。調査員数、調査時間がどれくらいかかるかによってお得かどうかが異なるので、自分の依頼の場合どれくらいの期間がかかりそうか事前に相談してみましょう。
・5時間パック料金例(調査員2名の場合)
パック料金70,000円(1時間/調査員1名/7,000円)
・30時間パック料金例(調査員2名の場合)
パック料金360,000円(1時間/調査員1名/6,000円)
上記のように調査時間が長くなればなるほどお得になる傾向があります。
※料金は概算になりますので、詳細は各探偵事務所にお問合せ下さい。
成功報酬制
成功報酬制とは依頼者が目的とする情報や証拠が収集できた際に料金が発生する制度です。さらに細分化すると完全成功報酬制と成功報酬制に分かれます。
・完全成功報酬制
調査が成功した場合のみ料金が発生する。
※成功の定義は要確認。経費は別途が多い。
・成功報酬制
調査が成功した場合、上記で説明した時間料金制やパック料金にプラスして発生する。
※成功の定義は要確認。
成功報酬を取り入れている探偵事務所は、もともとの調査料金が割安な傾向があります。その代わり調査が成功した場合、追加報酬として料金が発生する制度です。その場合の総料金は時間料金制やパック料金制と同等か少し高くなる傾向があります。
・メリット
成果が出ないと料金が抑えられる。
空振りを恐れずに調査依頼できる。
・デメリット
成果が出た場合料金が割高になる場合がある。
完全成功報酬制だと調査がおざなりになる場合がある。
業務委託されやすい。
成果が出なければ料金がかからないというのは魅力的な制度ですが、成功の定義や調査方法などは探偵事務所によって大きく異なるので要確認が必要です。
報告書
探偵事務所によっては報告書作成に追加料金がかかるケースがあります。料金は10,000円~100,000円ほどが相場です。例えば浮気調査を依頼した時に証拠が撮れた場合、追加で料金がかかるということです。その分、調査料金が割安なこともあるので、料金設定が割安な場合は料金に報告書が含まれているか確認しましょう。
大川探偵事務所横浜本部の料金体系
【本調査】
1時間/10,000円(税込み)
1回の調査あたり1時間から調査可能です。
【予備調査】
1回/10,000円(税込み)
本調査の前に行う調査です。(別日に実施。目的は対象者の外見確認、行動ルートの確認、現地確認など)
所要時間は1~2時間程度。案件によって行わない場合があります。
【料金に含まれる事項】
・調査員(2名)
・調査機材
・調査報告書(裁判資料、動画提供、簡易報告)
・GPS貸出
【追加料金が発生する事項】
・追加調査員(1名/1時間/5,000円税込み)
※特殊な条件を除き、基本的に調査員は2名体制を推奨。
・車両(稼働毎/1台/1時間/1,000円税込み)
※24時間/上限10,000円税込み。
・出張費(1稼働/5,000円税込み)
※事務所から現場までの移動時間が2時間以上の場合。
・実費経費(移動費、ガソリン代、宿泊費、施設利用費、カーシェアなど)
・キャンセル料(当日キャンセル/10,000円税込み)
当事務所の特徴は、完全時間料金制と最低稼働時間1時間です。完全時間料金制にすることで調査した分だけのご精算となります。また、1時間あたりの料金設定も他社のパック料金と比べて抑えさせていただいてます。
これは、当事務所がサービスを提供できる人数・規模感を考えた結果、事務所維持費や広告等にかける費用を最小限にしているから可能な料金となっています。
探偵選びは料金と肌感が大切
探偵事務所を選ぶ際、美容室や飲食店のように口コミはあまりあてになりません。一人ひとりの抱える問題やかけた費用が大きく異なるからです。それよりも、自分が設定する費用感とその範囲でできる調査方法や期間を検討、相談し、料金的に適切だと感じることが大切です。料金が安ければいいというものでもなく、費用をかけてでも大人数で調査依頼したい時や長期間の調査、逆に1名でも安く請け負ってほしい場合など、自分の相談内容に合った料金体系を見つましょう。
そして個人的に料金よりも一番大切だと思うのは肌感です。人には中々言いづらい内容の相談をされる方が多い探偵業界。ご相談者様が抱えているストレスも大きい場合が多いです。そんな時に、探偵事務所に対してストレスが溜まっては元も子もありません。担当者の人柄や性格、事務所の雰囲気や規模感など、自分の好みに合う肌感が心地よい探偵事務所を選ぶようにしましょう。
お悩みを抱えた方は大川探偵事務所にご相談ください
当事務所の方針は一人ひとりの価値観に沿って調査を実施することです。大きな悩みか小さい悩みかは関係ありません。ご依頼者様がこうしたいああしたいと思ってることをお話しいただき、プロの探偵としてはもちろん、いち一人の人間としてご相談をお聞きします。アドバイス、意見交換を繰り返し行い、一緒に問題解決に前進していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当事務所に興味を持ってくださった皆様との、一期一会の出会いを心よりお待ちしています。
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