塾に入る際の心得

 

 

 

*このブログ初めての方はこちら(書いている人の自己紹介など)

*現在新規相談者さんは募集していません。予約もとっていません。

*親の会のメンバーでリピート希望の方はお知らせください。レギュラー相談(4,900円)の方は受け付けています。ちょこっと相談は来週できたらいいな〜と思っていますが、できそうならまた親の会でお知らせします。

 

 

 

 

不登校の相談を受ける中で一番よく受けるのは、電子機器依存(ゲーム・スマホ)、昼夜逆転などですが、塾に関するご相談もとても多いです。

 

①塾に行った方がいいか?

 ↓

②本人が行きたいと言ったので塾に入会したが全然通わない、どうやったら通うようになるか?

 ↓

③どうやっても全然通わないのでお金ももったいないし辞めさせていいのか?

 

この3つ、セット販売です。①のお悩みの後は、必ず②が来て、③へと移行します。

 

また、塾が安価な個人経営の塾であっても、大手であっても、不登校専門塾であっても継続率にはまったく関係ないです。だとすれば、不登校専門塾は高額な場合が多いので(私が相談者さんたちからお聞きした最高額は12万/月、だいだい年間150万ですね、寮の場合はもっと高額です)、私は町の個人経営の塾で全然構わないと思っています。

 

ですが、これが勉強塾ではなくて、運動や芸術系の習い事の場合は継続率はもう少し高くなります。高くはなりますが、なかなか皆勤とはいきません。また、不登校のタイプによっても継続率は違います。ひきこもりの子たちは男子の場合は勉強系であっても案外ZOOM授業なら出られたりしますが、女子は難しい。思春期こじらせ系の女子は不登校前から継続していた習い事は案外継続します。

 

ですから、学校がダメなら塾。勉強がだめなら運動や芸術系、こういう外部に委託するような習い事は基本的には不登校の子にはむずかしいという前提で塾や習い事を考えてほしいと思います。

 

また、塾を使うという選択肢が出やすいのは

 

①登校しぶり期〜②混乱期

・学校に行きずらくなっているので何とか習い事で自信をつけて欲しい、自信をつけたいという親子の一致した希望がある時

・出席日数と成績が下がってきているので親子で焦って入塾

 

③安定期後半〜④回復期

・まだ学校には気が向かないがパワーは貯まってきているので、生活リズムを整えるための習い事

・学校への予備段階として失われた学力を取り戻すための入塾

 

不登校の段階についてもっと詳しく知りたい方はこちら

 

この二つの時期なのですが、前者の場合は親子でキー!っとなってまず成功しないです。もともと学校だけでストレスフルな状況なので、塾や習い事で余計にストレスがかかり、完全不登校まっしぐらという結論になりやすいです。本人が嫌がったり行きたくなくなったらすぐに辞めさせてもらってかまいません。

 

安定期後半からの後者の場合はいろいろかなあ・・・。近所のおばあちゃん先生に英語を教えてもらってます、ぼちぼちやってます程度が一番長続きしやすいですし、あとは大手でも個別指導で大学生から教えてもらっているような塾は案外続くようです。不登校専門塾は高いばっかりで、カウンセラー常駐してたって使うかどうかわからないし、この時期の子たちは専門家に理解されることよりも普通の人と普通に話せることを夢見ていますから、できれば普通の塾を選んであげた方が本人の自信につながるかと思いますよ。

 

一番困ってしまうのが、塾には行きたくないが、塾は辞めたくないというケースです。

これは、大学受験を控えた高校生や浪人生が多いのですが、そもそも勉強や学校でつまづいた子たちです。大学で一発逆転の意識が強いのと、「塾を辞める=大学をあきらめる」ということですので、すぐに決断はできません。大学受験へのプレッシャーで、大学受験どころか通信制の単位すら落としそうになっている子たちもいます。

 

それほどまでに「学校」「勉強」は不登校児たちの心を苦しめるものです。安易に自分たちの常識を押し付けたりしないように、不登校の子が塾に入る場合はこういう可能性があることを覚悟してから申し込むようにしてくださいね。

 

また高額な塾代を払うために、お小遣いを与えていないなどというご家庭もありました。これでは「勉強だけしていろ、遊びや趣味、友人との外食は必要ない」というメッセージを与えているようなものです。まずは小遣いが優先です。

 

 

 

 

資料販売

 

 

資料はSTORESとnoteで販売しています。

 

STORES版の方がPDFの買い切り型なので1,400円とお値打ちです。購入するとご登録のメールアドレスにPDFファイルが届くようになっています。親の会やご家族で回し読みするのであればPDF型の方が取り扱いしやすいと思います。メールアドレスに届いたPDFを開くと自動的に開いて読めるようになっているんですが、保存したのに資料が行方不明、メールアドレスが間違っていて届かない、迷惑メールに届いていたなどのトラブルもありましたのでメール受信の設定と、届いたメールは必ず保存するようにしてください。

 

STORES版↓

 

 

note版は買い切り型ではなく、今後も追加情報を更新していくのと手数料が高いため1,500円と100円ほど割高です。自分のスマホやパソコンに資料を保存するわけではなく、登録して購入すればWEB上でいつでも読めるようになるので紛失の可能性も低く、またSTORES版のように購入時に一度PDFを送って終わりではないので、私が新しい情報を追加するたびに継続して最新の情報を読めるようになります。

 

note版↓

 

 

 

昔から販売している不登校の一般的経過と家族の対応もご参考にしてください。「タイプ別不登校の対応」も「不登校の一般的な経過と家族の対応」どちらもお持ちでない方は「不登校の一般的な経過と家族の対応」の方を先に読んでいただくとわかりやすいかと思います。

 

STORES版はこちら↓

 

note版はこちら↓

 

 

どちらも、相談者さんたちから一番よくご相談のあった「我が子が何期なのか?」が簡易に判断できるように、↓このような簡易判断フローチャートが付録としてついています。