バイポーラトランジスタ(普通の小型トランジスタ)のVbeo特性を利用すればツェナーダイオードとして利用することができます。
但しすべてのバイポーラトランジスタで良好なツェナー電圧特性が得られる訳では無いので事前確認は必須。
また、トランジスタ本来の使い方ではない為、耐電力がトランシスタのコレクタ損失(PC)と同じになる保証はありません。
ただ、ツェナーダイオードの手持ちが無く、どうしても必要な場合の一時的な応急対応としてトランジスタを流用することができますので知ってて損はありません。
小型NPNトランジスタのエミッタをダイオードのカソード,ベースをアノードと考えたツェナーダイオード電圧を手持ちのトランジスタで実測してみました。


トランジスタのバラつき計測はおこなわず、トランジスタ各一個で計測しましたので数値はあくまで参考値。
また、中華コピー品には「中華製」と記載しています。

実測したトランジスタの一部


計測回路です。
回路電流1mAの時の電圧です。


2SC1815     8.41V
2SC1959GR    8.62V
2N3904   中華製 9.42V
2SD699      9.80V
2SC2682     8.68V
2SC1212A     7.95V
2SD733      7.65V
2SC2458     8.65V
2SC3355 中華製 5.98V
S9018  中華製 5.13V
BD139  中華製 9.84V
2N2222  中華製 6.99V(回路電流を増やすとツェナー電圧がグッと下がる為ツェナー代用には不向き)

傾向としてGHz帯で使えそうなftが高いトランジスタのツェナー電圧は低めな様です。

 

※トランジスタを使ったツェナーの代用は、あくまで必要な電圧のツェナーダイオードを切らした時の応急手段と考えてください。