今回は自宅のアンテナ構想(妄想?)の話。

我が家のHFアンテナの張り替えを検討中です。
まず、7MHzです。
現状我が家の7MHzアンテナは50%短縮の逆Vダイポールです。
私がアンテナを張る条件にしているのが「アンテナはすべて屋根の上に配置する」という事。
我が家は大阪の住宅密集地に建てた庭の無い木造三階建です。
現状7MHzのアンテナはこんなイメージに配置しています。



ダイポールのエレメントをピンと張りたい事と設置のしやすさから給電点に短縮コイルを入れたボトムローディングにしました。
約半年、このアンテナを使っておりしっかり交信も出来て実用に耐えてます。
使い慣れると欲が出てきて次の点を何とかしたくなりました。
 ・実用SWR幅が狭くアンテナチューナーが必須。
 ・そこそこ運用出来ていますが短縮している為、フルサイズと比べれば少しゲインが低い。
 ・雨・風の影響を強く受けてSWRが大きく変わってしまう。
 ・あり合わせの電線材料(0.75sq)でエレメントを作ったが効率を上げるためにもっと太い電線に変えたい。
等々。

無線のお友達から話を聞くと「くねくね曲げても良いから短縮コイルを入れない方が断然良くなる」との事。
ならばと下記の様に「Z」字状にアンテナを曲げてしまえば短縮コイルを無くすことができると構想してみました。
MMANA-GAL_BASICで「Z」型の曲げたアンテナをシミュレーションしてみたところ、現状の50%短縮アンテナより格段にSWR幅が広がりゲインも上がるようです。



肝心のアンテナですがフルサイズのダイポールアンテナを「Z」字状に曲げようかとも考えましたがSWR幅がより広くなるダブルバズーカアンテナを「Z」字状に曲げてみようかと思います。
同軸の網線が太いエレメントになるのでそれだけでも効率向上につながります。
ただし、ダブルバズーカアンテナ(クロス結線)は、給電部の物理的強度が構造上の弱点です。
半田付けで芯線をつなげますので強度重視で作り込んだとしても風で長期間揺れることによる給電部の断線が心配です。
断線による修理で屋根に上がっての半田作業は避けたい。
今回はあえてダブルバズーカアンテナ(ストレート結線)にします。



ストレート結線であれば給電部で同軸の芯線をカットせずに済みますのでしっかり強度が確保できます。

今回の構想(妄想?)はここまでです。
ダブルバズーカアンテナの製作は後日。