私の現在のお気に入りはSTM32シリーズです。

このマイコンの私の開発環境は「System Workbench for STM32」か「STM32CubeIDE」です。

そしてデバッガはST-LINKV2の中華製クローン品を使っています。
純正品だと4000円以上するみたいなですがST-LINKV2の中華製クローン品ならAliexpressで200円位と激安です。

STM32シリーズマイコンの開発用デバッガST-LINKV2の中華製クローン品を追加で購入したので今まで使っていたものと同様にリモートデバッグさせるため、リセット信号配線改造を行いました。

参考にした改造作業の詳細はここです。(写真入りで分かりやすい説明に感謝)

この改造をやらなくてもターゲットにプログラム転送だけはできるのでまったくダメではないのですが、STM32CubeIDEでプログラムを書いてコンパイル、そしてEclipse使ってブレークポイント停止やステップトレース、変数の参照などの便利なリモートデバック動作が出来ないのはすごく不便。

改造にかかる作業時間は、動作確認完了まで2時間程度です。

この中華製クローン品のカバーは固定されておらず引っ張れば簡単に引っこ抜け、中の基板が出てきます。

基板裏側のRST信号ラインの抵抗(写真の赤色部)を外します。



表側にて本来のRST信号をジャンパー線(1本のみ)でつなげます。(勤め先の立体顕微鏡を使わせてもらいました)



本体ケースに信号線の名称が書いてあるのでしっかり確認してからターゲットとハーネスで繋げてください。
※1年ほど前に同じものを買ったのですが予想外にも信号配列が違ってました。

 ここはST-LINKV2の中華製クローン品を使う時の要確認ポイントです。(上側赤いものが1年前に、下側の紫色が今回購入した物)



写真は400円~500円の激安マイコンボード「STM32F401CDU6_BlackPill」につなげた様子です。

 

ターゲットの電源を通電し、STM32CubeIDEからEclipseデバッグ画面にエラー無く移れたらST-LINKV2接続は問題なし。

ST-LINKV2には小さなLEDが付いており、デバッグ環境とつながると緑と赤が交互に点滅しますのでつながっていることがわかります。