先日入手したFT-690MKIIはマイクが欠品だったのでAliexpressにYAESUのMH-31B8互換マイクをオーダー。


本日、荷物が届いたので早速無線機に刺してみましたが使えません。
PTTもUP/DOWNボタンも反応なし。
そもそもFT-690MKIIの取説を見ると標準マイクの型番はMH-10E8です。
互換性あると思って発注したんですが間違えたかも。
マイクのコネクタはどちらも8PIN。
FT-690MKIIの取説に書いてあるピン番接続とMH-31B8のピン番接続とMH-10E8のピン番接続を紙に書き出して見比べました。



おやおや、7番ピンはGNDだけどPTTとUP/DOWNのGNDは5番ピンになっています。
FT-690MKIIの取説を見ると5番ピンは未接続。
これですね、動かないのは。
という訳で5番と7番をマイクの中で短絡させます。
マイクの裏のネジを3本外すと基板が見えます。



基板中央付近にTONEと書いてあるスライドスイッチが有ります。
基板を見ながら先ほど書いたピン番接続に配線を追記して解読。
配線を見るとTONEとあるのはマイクのMUTEみたいです。
MUTEは必要ないですね。
FT-690MKIIの取説によるとUP/DOWNの禁止用としてスライドスイッチ(LOCKスイッチ)がMH-10E8にはある様なのでこのTONE(MUTE)スイッチはLOCKスイッチに改造してしまいましょう。
下記写真の基板上の3か所のパターンをカッターでカットします。



次に配線を3本追加します。(オレンジの配線)



後はマイクを元通りに組み立てて、無線機に刺して動作確認。
音声も入り、PTT,UP/DOWNも問題なしです。
改造したLOCKもきちんと働いてます。

マイクもつながったので次はFT690MKIIの周波数ズレがどの程度あるのか確認します。
FT-690MKIIにダミーロードをつなげてLOWパワーで送信。
周波数カウンタの入力プローブの先端を短絡したワンターンコイルをダミーロードに近づけるだけで送信周波数が分かります。


51.0000MHz表示の時の送信周波数が50.99972MHzと約280Hz低いです。
まあ、この程度のズレなら今は許容しておきましょう。

 

※すみません基板パターンから図面化した時にミスがありました。

MH-31B8のTONEスイッチは低域カットON/OFFスイッチで下記の回路が正解でした。