夜参り 愛宕神社(東京都港区)
ブログテーマ「夜参り」
ナイトウォーキングの時に度々夜の神社を訪れます
昼とはまた違う表情を見せてくれる神社
ライトアップされた神殿はまさに異空間
益々神懸って見えます
今回は港区にある愛宕神社
本来の目的は健康、体形維持の為のナイトウォーキング
下半身の筋力アップも兼ねてキツイ階段を求めて愛宕神社を目指しました
自宅を出て首相官邸前を通過...
岸田総理は同じ中学出身で2学年上の先輩
しっかり仕事してくださいね(笑)
虎の門ヒルズの辺りから...
東京タワーが見えるとウキウキします🗼
朱塗りの大鳥居に辿り着きました
昔は丹塗りじゃなかったような...
私にとっては
ほぼ40年振りの愛宕神社
大学を卒業後、最初で最後の普通の勤め人をしたのが
東京タワーの足元にある会社でした
営業帰りに愛宕神社に寄っては一服してから帰社していました(笑)
久し振りに見る男坂の階段は...
相変わらず急角度にそそり立っています💦
この階段は出世の石段と呼ばれています
三代将軍徳川家光公が愛宕神社の下を通りかかります。
愛宕山には満開の梅が咲いており
「誰か馬に乗ってあの梅を取ってこい」
と家臣に命じます。
険しく歩いて登るのもやっとな急勾配
誰もが尻込みする中
曲垣平九郎が颯爽と石段を登り梅を手折り献上しました
家光は「日本一の馬術の名人」と平九郎を讃え
無名だった平九郎の名は1日にして全国に知れ渡りました
この事から出世に石段と呼ばれるようになり出世祈願の御利益があると言われています
さて、そそり立つ男坂...
傾斜40度で86段、行きます!
還暦過ぎの老体にはかなり苦しくて
途中、2度立ち止まって呼吸を整えました
一段の高さも高く急勾配で腿もふくらはぎもパンパン💦
上り切って見下ろすと...こんな感じです
写真よりもずっと暗いので下りはとても怖いです💦
1往復終えて今度は男坂の隣にある女坂
段数が多くて107段!
やはり、途中で1度立ち止まってしまいました💦
見下ろすと...こんな感じです
私の影を写り込ませました(笑)
境内のお話をします
男坂を上り切り、一の鳥居をくぐると
そこには40年前とは見違えるほどに整備され洗練された神社へと変貌をとげた景色が広がっていました
創建420年記念事業で大幅な工事が行われたようです
一の鳥居左手には手水舎が有りました
右手で柄杓を持ち、左手を清め、右手を清め、左手にすくった水で口を清め(柄杓に口を付けてはいけません)、さらに両手を清めます
柄杓の柄もすすいで元に戻しましょう
右手には...
こんな感じの顔出しパネルが有ります
1つは曲垣平九郎とその愛馬
もう一つは西郷隆盛と勝海舟
愛宕神社は江戸城無血開城会談の地の一つでもあります
一の鳥居の向こうには東京タワーも見えます
素晴らしい美しさです
丹塗りの門から振り返り一の鳥居を見ると
神々しいばかりの美しさです
こちらも近年お色直しがなされたようです
丹塗りの門越しにも東京タワーがチラッと見えます🗼
ほおずき市の時には、茅の輪が設置され、これをくぐると災いを避けられるといいます
愛宕神社には末社が4社あります
池のほとりには弁財天舎
まだ新しく見えますが最近新調されたようで
昔は丹塗りだったように記憶しています
この池の周囲も昔とは随分と造作が変わっていました
木々が鬱蒼としていた記憶が有りますが、今では手前側は綺麗に整備され、奥にはウッドデッキが張られておりお洒落な雰囲気に...
池には金色の鳥居と祠があります
撮り忘れましたが💦
第一鳥居左手にもウッドデッキが有りました
以前は茶屋が有った記憶...
そして、今では夜間は柵のむこうになってしまいましたが
太郎坊神社、福寿稲荷神社、恵比寿大黒社
の三社が有ります
この末社の右手に真新しい茶屋が出来ていました
境内南側にはNHKの放送博物館も有ります
境内はまだ工事途中の箇所も有り、今後ますます現代風の親しみやすい神社になって行くのだろうと思いました
行きは都道301号白山祝田田町線側から入り
今回は男坂・女坂を2往復ずつ
帰りは桜田通り方面(日比谷線神谷町駅方面)へ続く階段を降り
昭和5年に出来た愛宕山トンネル側に抜け帰路につきました
日中には見ることが出来ない美しさを観れる夜参拝ですが
欠点があります
神社の売店、周囲の美味しいお店などが閉まっていること
甘いものに目がない私が大好きな
新橋新正堂の切腹最中、虎ノ門岡埜榮泉の豆大福
等々を買って帰れないのは残念です