交通事故16日目、病院で診て病もらえず17日目。

相手が100%悪い大きな交通事故にあった。

 

 

 

救急搬送された隣の市の改めて書いた紹介状を持ち

別の総合病院で診てもらえると思ったがまたしても受診拒否。

 

 

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俺は雨に撃たれ煙草をふかし天を仰いでいたが

慌ててシャワーを浴びて彼女に電話した。

 

交通事故にあった彼女に逢いに行くことにしたのだ。

 

 

「今から逢いに行く!待っていて!!」

 

高速道路を走り始めた。

凄い雨だ。

 

彼女の

「うわぁ~嬉しい!!ありがとう!!」

のかすかな声での言葉を胸に抱きしめて。

 

 

1秒でも早く逢って抱きしめてあげたい。

 

高速道の乗り換えをしようとしたら検問だ。

畜生!そんな時間はないというのに。

 

 

時計を見て時間をすぐさま計算し別のルートを選んだ。

 

運転しながらあの彼女の声。

ぐったりしているはずだ。

 

今夜も苦しそうだ。

 

ちゃんと晩ご飯を食べられているのだろうか。

 

いつものコンビニで何か買うが

膠原病の乾燥で喉と食道が激痛だから

その時々で食べられる物が違う。

 

あの声ではおそらく一緒にコンビニに行くのは無理だ。

 

 

かわいそうに。

 

玄関の鍵を開けるのも彼女にとって

物凄く大変な事だ。

 

合鍵を作った方がいいなとやはり思う。

 

遠距離恋愛じゃなかったら良かったと

何かの時に言うと

 

「遠距離恋愛だからこそ、いい事もあるじゃない?

だって逢いたい気持ちがお互い高まり

逢えた時の喜びが増えるから」

 

 

想いが交差する。

 

彼女はとてもポジティブだ。

 

俺は変り者

彼女も変り者

 

 

色んな想いがあはり交差する。

 

 

「下着が洗えないから

私、今私はすっぽんぽん!あはは!」

 

と言われた夜はさすがに吹いて大爆笑してしまった(笑)

 

「面倒くさいから、すっぽんぽんのまま寝る!」

 

と追加で言われた時は

 

「だからパパがいつも言うでしょう!!早く着替えなさい!!」

 

と言ってしまい

 

「自分の事をパパって言った!あははは!!」

 

明るいのはいいが参った(笑)

 

「はぁ、たんちゃんって俺の子供より手がかかる!」

と言ってしまった。

 

彼女はゲラゲラ笑っていた。

 

 

宮崎県は一体どうなってんだ!

病院の受診拒否だらけ。

 

つてを探し、宮崎県に住む男性とコンタクトがとれた。

 

彼曰はく

 

「初めて聞きました。受診拒否だらけとは。

辛いですね?力になれず申し訳ないです。

もしかして〇〇でおきた大きな交通事故ですか?」

 

 

彼女の事で驚いた。

 

「そうなんです!彼女なんです!!」

 

 

「生き残れたんですね!!」

 

どういうことかと話を聞いたら

工場が多い場所でその男性の身内が現場を

ずっと見ていたと聞いた。

 

 

 

なかなか救急車が出発せず

「これじゃ間に合わない!!」

と救急車に乗っていた人が叫んだらしい。

 

そうか。死んだとはやり思われていたのか。

 

やはりというのは、別口でも聞いていたからだ。

 

 

彼女の家に随分と近づいた。

思ったよりも早く着きそうだ。

 

 

いよいよインター。

 

 

インターで彼女に電話した。

 

「もうすぐだよ!何が食べたい?」

 

「何もいらない。早く来て」

 

 

いつものようにコンビニには寄らず

彼女の家に直球した。

 

カーポートに車を止めるが彼女が出て来ない。

 

歩けないからか、もしかして失神か?

 

玄関の鍵が開いていた。

 

慌てて彼女の部屋に飛び込むようにして入った。

 

ベットでぐったりしている。

 

「あぁ来てくれた!」

 

「おいで!こっちにおいで!」

 

彼女を抱きしめた。体が熱い。また高熱か?

 

「ちょっと待っててね?簡易的にベットメイキングするから!」

 

バタバタと毛布やクッションを重ねて

骨折したところが痛まないようにとセットした。

 

 

「おいで!たんちゃんおいで!

抱っこと腕枕を足したような姿勢にして横になった」

 

「わぁ本物」

 

そう言いながら俺の頬を触った。

 

「たんちゃん?パニック発作が出てたね?今も少しあるよね?」

 

「うん」

 

「大丈夫!!俺がいるから。

ああ!!薬飲んだの?」

 

「あぁ!飲んでない。忘れてた。

というより動けないから飲めていない」

 

慌てて薬を飲ませた。

 

 

また抱っこと腕枕を足した姿勢になり

ベットに横になった。

 

 

髪の毛を撫でながら

「頑張ってるね、頑張ってる」

 

「うんそうだよ?私は〇〇くんを置いて先に逝かない

残された者の苦しみは測りきれないから。

私は20人以上は友達がお空へいったから」

 

 

「ありがとう」

 

「ねぇ一言いっていい?」

 

「いいよ。なあに?」

 

「大好き」

 

キスをした。

 

「俺はもっと大好き」

 

彼女は2つの抱き枕をつかう。

 

1つは足を絡めるために使っている。

 

俺が来ると俺の足に足を絡める。

 

「かわいい」

 

「かわいくないよ」

 

とても痩せてしまっている。

正直びっくりしている。ガリガリだ。

 

とてもじゃないが彼女には言えない。

 

足を絡めて抱きしめてキスをする。

 

いちゃいちゃが大好きな俺たち。

 

互いが互いの肩に顎を乗せ

 

「あまい薔薇の香りがする」とハモって言った。

 

 

「眠るのが勿体ないなぁ」

 

「そうだね?お喋りしよう」

 

「疲れたでしょう?」

 

「だから俺は大丈夫だって!!バカみたいに体力あるから!」

 

「あははは!」

 

「笑ってくれた!!

わぁ!えくぼが4つ!」

 

 

「ほんと?」

 

彼女はとても幸せだったり嬉しかったすると

えくぼが4つ出るのだ。

 

 

「来た時より顔色が良くなったよ?どうしてかな?

ゼリー食べたからかな?」

 

 

「愛の力」

 

 

 

もう抱きたくて抱きたくて仕方がない。

勿論、痛いし痺れているからしないけど。

 

 

「たんちゃん?エアコンが壊れているから暑いね。

なかなか逢いにこれなくてごめんね。

倉庫のエアコンと取り換えてあげたいのに」

 

 

主電源でエアコンを使っているから温度調整が出来ないのだ。

 

 

「ごめん!脱がせて!」

 

「私も暑い!1枚脱がせて」

 

 

俺のタンクトップを少しずつ上げながら

 

「私は何もしていない。

我々の法則によると、司令塔が指示が出たみたい」

 

 

タンクトップを半分あげ

俺の6パックを触り喜んだ。

 

筋肉フェチな彼女。

 

司令塔ってなんだ!と思いながら

 

また抱きしめてキスをした。

 

 

 


 

 

 

 

 

 



 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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脱出の道とチーちゃんへ

明日の教会お楽しみだね。

また教えてネ!

 

みなさんがぐっすり眠れますように。

 

 

線維筋痛症ランキ