俺の彼女は交通事故に巻き込まれ7日目。

 

 

今日もまだ事故をした後に病院で診て貰えていない。

 

しかも熱が昨日から39.5℃のまま。

 

遠距離恋愛で

よりによって俺は管理職だから更に遠い場所に出張中だ。

 

俺は相当な変り者。

 

彼女も相当な変り者。

 

彼女は60個以上の病気をしているから

私でいいの?と聞いてきたことがあった。

 

俺は本当に気にしない。

だから

 

「病気は関係ないよ、大丈夫!

誰だっていつかは病気になるし」

 

彼女はありがとうと言った。

 

 

雨の音を聴きながら仕事をしているが

心配で気になって気になって仕方がない。

 

俺は20年間、会社経営者だった。

贅沢三昧だった。

 

しかし変り者の俺は会社経営をやめた。

 

もう十分に働いたから。

貯金はそれなりにはある。

 

 

彼女には、あまり期待しないでと言っているが。

 

 

会社経営をやめた理由の1つが

質素な生活を送りたくなったからだ。

 

慎ましく生活し自由に生きたくなったのだ。

 

それを聞いた彼女は

 

「私もそれがいい!」と言っている。

 

やっぱ変わってんなと思った。

 

「ねぇねぇ?海に行って貝をとって

山に行って山菜とって

ご飯食べるってしてみたいと思わない?」

 

まさに俺が理想とする生活。

 

俺は彼女が住んでいる宮崎県に移住すると決めた。

 

本当は俺が住んでいる家で一緒に生活する予定だった。

 

彼女には入院しているおかあさんがいる。

自分も病気で辛いというのに

いつも、おかあさんの事を精一杯している。

 

だから俺が宮崎県に移住すると決めた。

 

 

彼女はとても喜んでくれた。

 

「私の家ってトイレから汚水が床から染み出てくるの」

 

バカな俺は汚水を、お吸い物と勘違いし

 

「美味しそうだね」と言った。

 

すると

 

「あははははは!お吸い物!

笑うと骨折したろっ骨が痛い!!」と大爆笑していた。

 

更には

 

「私の家のお風呂場と台所が逆流するの」といった。

 

俺がなおすから大丈夫と伝えた。

 

俺は大工などではないが手先が器用だし

家を建てた経験もある。

 

だから簡単に床の張替えなどが出来るのだ。

 

すると

 

「ねぇねぇ?もう家じゃなくてテントで生活しない?」

と彼女が言った時は吹いて大爆笑してしまった(笑)

 

「てっ、テント!?」

 

「うん!」

 

「あぁこれは初めてだな。

テントは作ったことがない。

普通サイズのテントだったら作れるとは思うけど」

 

とこたえた。

 

すると

「普通サイズで充分じゃん!庭なんだから」

 

俺は本格的にバカだ。

 

家の大きさのテントだと思っていたのだ。

 

彼女にそれをいうと

 

「ぎゃははははは!!笑うとマジ痛い!

骨折したろっ骨に響いて痛い!!あははは!……」

 

「そうなのか?」

 

「あははは!もうやめてよ!

その発言、平成って感じがするから!

ろっ骨痛いって!あははは……」

 

 

平成の感じがする

 

なんて感性なんだ(笑)

 

「平成が分からない」

つい言ってしまった。

 

「分からなくていいよ!縄文時代にしようか?」

 

もう無理!仕事中にこんなに大爆笑していたら

当り前だが怒られる(笑)

 

 

ブッ飛んでる彼女。

 

俺もブッ飛んでるけど。

 

 

まぁ天然だから可愛いけど。

 

という俺に

あなたも天然でしょ?というが俺は違うと言う。

 

 

彼女に初めて逢った時はびっくりした。

あまりにも美人で実年齢より若いからだ。

俺も実年齢より若く見られる。

 

 

「でもこれから先、劣化するよ?この交通事故で」

 

「劣化しないって!

人間はそう思ったら、本当にそうなってしまうから

劣化と言わないで。また綺麗になるって言って」

 

俺のために磨いて綺麗になってほしい。

 

違うぞ、俺!

 

まずは交通事故の怪我を治すのが先。

病院を自分で探さないといけなくなっている彼女。

 

俺は探さなくていい方法が浮かんだからそれを伝えた。

 

 

 

あぁ。早く仕事が終わらないかな。

 

 

彼女は夜の方が抑うつ状態が酷くなるのだ。

 

ん!?

 

ラインがピコピコ。

 

焼き鳥食べたい

 

焼肉食べたい

 

居酒屋行きたい

 

でも超痛い

 

 

抱っこして

 

 

俺の彼女はギャップが大好き。

 

基本、超ド派手。

しかし中身は純粋なんだ。

 

傍から見ると男に甘えそうもない風貌。

 

ところが俺だけに甘えてくれる

 

「だって彼氏だよ?世界でたった1人だよ?甘えるって!」

 

時計を見上げた。

 

もうそろそろ仕事が終わるが

昼だったかに今日は24時間仕事をすると伝えた。

 

1日多く働けば1日早く逢いにいけるから。

 

でも仕事じゃなくて定時であがり

電話をしてあげた方がいいかもしれない。

 

俺の彼女。

 

あぁ彼女。

 

2年ぶりの彼女。

 


 

彼女がおもっている以上に

俺は彼女の病気であるうちのメインの

線維筋痛症と膠原病について調べている。

 

そこでこの大きな事故。

 

かわいそうって言ったら失礼だけど

 

お互い似たような人生を送ってきてるから

彼女だったら失礼じゃないよっていいそうだ。

 

 

俺は決めた。

定時で仕事をあがるという事を。

 

 

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みなさんにとって素敵な夜でありますように。

 

線維筋痛症ランキ