アメトピ掲載と多くのアクセスをありがとうございます。

 

私が書いた線維筋痛症の本を

も買って下さった方々も本当にありがとうございます。

 

 

 

 
 
 
 

アメトピ掲載されると自分のつけたタイトルと

異なるのですがこちらです。

 

 

 

 

入院している母の病院から電話があり行ってきました。

 

 

本当は窓ガラス越し面会であり

直接逢えるというのはありません。

 

インフルエンザとコロナが増えているため

基本、完全予約制の窓ガラス越し面会です。

 

 

母が余程悪くなったのか!?と思いながら

病院に到着。

 

 

すると直接逢わせて貰えた。

 

 

看護師は言わなかったが

言わんとする事がすぐに分かった。

 

 

私が椅子にあぐらをかいて座り

その上に母を乗せて抱っこした。

 

お姫様抱っこを椅子に座ってした。

 

38キロしかないとは思えない重さ。

完全に力が抜けると人間は重くなる。

 

 

線維筋痛症も膠原病も

母を座らせるだけで悶絶激痛が増えた。

そんな事など、どうでもいいと思った。

 

 

母を抱っこしながら沢山声をかけた。

 

抱っこした時間は25分位だった。

 

最初の頃は何を聞いても母は黙ったままだった。

 

 

おやつの話を3回目したときに

「おやつはクッキーだった」

 

と答えた。

 

クッキー。

それは母が食べてはいけない物。

 

 

「元気になって退院して

家に帰ってまた一緒に楽しく仲良く暮らそうね?」

 

私は母と会う度に嘘をつく。

 

 

家に帰ったら1番したい事は何かときいたら

 

 

「〇〇くん(私の弟)と一緒に遊びたい」

 

弟とどんな遊びをする?とずっと声をかけていた。

 

 

 

縄跳び?めんこ?おにごっこ?かくれんぼう?

 

この質問に何も答えなかった。

 

 

「かあさん?こうやって抱っこしていたら

気持ちがいいね。家に帰ったら一緒に寝ようね」

 

とまた嘘をついた。

 

母が実家で生活できない。

でも希望をもって欲しくて嘘をつく。

 

 

髪の毛を撫でてあげたり

凄く冷たい母の手をあたためてあげたり。

 

 

じっーと私の顔を見つめ続けはじめた。

 

 

「どうしたの?」

 

「ママは不安。ママは怖い」

 

何が不安で怖いのかを聞いてもこたえなし。

 

「怖くないよ?大丈夫!

だって、たんちゃんが守ってあげるんだから!」

 

それでもじっーと目を見開いて私を見続ける。

 

「たんちゃんが若い頃、喧嘩に強かったのを覚えている?

男の子と喧嘩して勝っていたのを」

 

 

母は天井を少しだけ眺めてまた私の顔を見た。

 

「ママは48歳になったの。

喧嘩、思い出した。

男の子ばかりと喧嘩して強かった」

 

「うん、そうだよ。

女の子とはそんな喧嘩はしなかったよ?

 

売られた喧嘩をかっただけだけど

考えたらおかしいよね?あはは!

剣道してたし筋肉が凄かったしね」

 

母がすこーしだけ笑顔に。

 

「ママは48歳になったの」

 

「ママは48歳じゃなくて

たんちゃんが48歳じゃなかったかなぁ?」

 

 

「ん~ん。ママは48歳」

 

 

「ママが48歳だから

たんちゃんは17歳になろう」

 

目ヤニをふいてあげたり。

 

母の目がうとうと始まった

 

「眠いね?気持ちいいもんね、抱っこは」

 

 

「眠い。気持ちがいい抱っこはね」

 

これは本格的に寝てしまうぞと

思った次の瞬間

 

いきなり母が立ち上がり始めた。

 

慌ててお姫様だっこを

渾身の力で立った状態にして

 

「看護婦さーん!!助けて!!」と大声でさけんだ。

 

 

認知症病棟はとにかく鍵が多い。

 

女性の看護師さんに助けては聞こえていたが

かぎをいくつあけているのかよく分からないが

なかなかきてくれない。

 

 

その瞬間、男性看護師さんが通りすがった。

 

立った状態で母をお姫様抱っこして

そのまま、男性看護師に母を託した。

 

 

長くはないよの合図だとすぐ察していたが

それについては触れなかった。

 

 

母がホールの椅子に座ったあとに

男性看護師さんがこう言ってくれた。

 

 

「ぼくとしては

窓ガラス越しい面会は完全予約制だけど

毎日こうして、おかあさんに

直接会ってもいいと思うんです。

課長に相談してみますね」

 

 

お願いしますというと

 

「物凄い力を使いましたね?」

 

「もう必死よ!必死!既に全身が筋肉痛!!

母は本来48キロで4年前まで

私は平気で抱っこしてたのよ。

 

 

母の脇に両腕をいれて抱っこもできたし

母が立った状態でも上に持ち上げるのもできていた。

 

こんなに出来ないとは。

いや違うか!?

 

力がありすぎたのか?」

 

 

この男性看護師は天然である。

 

「今も力が強かったですよ!」

 

何を言い出すのかと思わず吹いて大爆笑(笑)

 

母も私も病院も病気も違うが

長くはないと言われている。

 

 

 

かあさん、お願いだから長生きしてね

 

ばぁちゃん、まだかあさんを迎えにこないで

 

 

なんとかして

かあさんが望む少人数で

家庭的であったかい施設にはいれるように

がんばって稼いでいるから。

 

おねがい、かあさん

 

待ってとは言えない

 

多年私の病気についても待ってといっても

出来ないままなことが沢山あるから。

 

 

でも、かあさんおねがい

1日でも多く長生きして。

 

 

ごめんねかあさん

 

こんな所にぶちこんでしまって。

市役所と包括支援センターのいう事を

聞かなければよかった!

 

昨日もブログにかいたけれど

 

市役所の当時の担当に抗議しにいったら

 

「俺、部署が変わったから関係ねぇ」

 

ひどい対応だった。

 

 

 

amazonで

私が書いた線維筋痛症の本を

出版しています。

 

みなさん宜しくお願い致します。

 

 

線維筋痛症の理解者が1人でも増えて欲しいです

 

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その

 

 

 

 

 

 

 

目の関係でコメントが見えず

まだ公開出来ていない方ごめんなさいね。

 

コメ返も遅れたり出来なかったりでごめんなさいね

 

 

みなさんにとって

今日も明日も明後日もいい日でありますように。

 

 

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