「おい見てみろよ」

 

鼻で合図した。

その方向を向き

 

「まあエリザベスだからこんなもんじゃね?」

 

 

「会社で1人しかいない

プログラマーとSEだから余計めだつよな。

しかも制服が事務と同じで作業しにくいっからて

超ド派手!ま、俺らには関係ない」

 

 

女はデスクに座り3台のパソコンしていた。

『地獄耳なんだか関係ないが』

 

と思いながらひそひそ話が耳に入っていた。

 

 

カールしたオレンジ系統のロングヘア―。

昔のような網タイツではなく

 

近くでよく見たら網タイツっぽいのが分かる物を履き

黒いハイヒール。

 

口紅は大抵、真っ赤がワインレッド。

 

 

部下のプログラミングでバグを見つけた。

 

1か所あるという事は他にもある。

それをデバックしながら追っていく。

 

 

時間が経ち部下2人を呼んだ。

 

バグをみつけたから修正を。

その前に1つ確認したいんだけど。

 

「ここの部分のバグはどうしてこう書いたの?」

 

発想がすぐ浮かび

簡単なプログラミングを作る予定にしました。

 

申し訳ありません、バグっていたら意味ないですね」

 

 

「違うわよ!あなた凄く発想豊かなのね。

バグっていたら意味がないことなどないわ。

 

だってバグを修正するのも仕事のひとつ。

修正して無事に動くようにしてしまえばバグはないわ

 

私はあなたのプログラミングを素晴らしと思うわ」

 

 

男はまさか褒められるとは驚きつつ席に戻った。

 

 

「エリザベス」

 

これは俺らが彼女に対してつけたあだ名。

それをバカだからパソコンのネットワークの

パスワードにしてしまった。

 

だから

 

「エリザベス」はバレる他ない。

 

女はロカベリーなコーデでご出勤。

皮パンに皮パンに皮の黒いブーツ。

しかも車は駐車場でなく会社の正門ど真ん中。

 

 

これは相当怒られると思っていた。

 

その矢先に俺を交え数人が呼ばれた。

 

 

「いいわね、エリザベス!

気に入ったわ、あははは!」

 

 

わっ、笑った!?

数人で今笑ったよな?と確認しあう。

 

 

すると

「笑った、笑った!あははは!!」とエリザベス。

 

なんだか度肝を抜かれるとはこの事かと思った。

 

 

エリザベスの歓迎会が

かなり遅れた時期になってしまったが開催された。

 

 

一体何を考えているのだろうかエリザベス。

 

マイクロミニのスカートに

ド派手な毛皮のコートを着て髪型をアレンジ。

 

昔のワンレンボディコンてやつ。

 

 

「はんぱねぇ!!やっぱエリザベスだな」

誰かが言った。

 

 

社長の挨拶が終りエリザベスのあいさつの番。

 

 

社長ですらメモを見ながら話したのに

エリザベスは何も用意していない。

 

 

「本日は私のために感激会という素晴らしい会を

開催して下さり誠にありがとうございます。

 

会社とは違う本来といますか

プライベートの姿を2次会から致します。

どうぞみなさん、その時は笑って下さい」

 

というような挨拶をした。

 

 

二次会に行く前から盛り上げているではないか!!

 

しかも超面白いし物真似しまくりそっくり!!

 

わぁわぁ言いながら爆笑しながら

みんなを爆笑さえるために動いて喋って踊って!

 

 

「仕事の時と全然違う!!」

 

事務員の女子はそう言いながら涙を流し大爆笑!

 

 

二次会はというと

まだ盛り上げるンすか状態(笑)

 

こんなに笑顔ばかりのひとは思ってもいなかった。

 

 

 

「あ!飲み会の咳は毎度こんな感じで」

 

と言われた。

 

「あのう……社長の顔見ました?」

 

 

「そりゃ見るはよ、真っ先に!あはは!」

 

 

「あのう……社長気に入ったと言ってました。

でもですよ?

俺が16歳で暴走族していたのを思い出したなって

そんな事言ったんですよ?どう思います?」

 

「なるほど」

 

「いや、なるほどとかの意味じゃなくて」

 

 

 

「16歳の暴走族に社長は戻るんかーい!!あはは!

だから私と喧嘩するとそのモードに入るんかーい!あはは!」

 

「あっ、あのう……笑っていいですか?」

 

 

「え?イキナリ何の質問?

笑ってなんぼでしょーが!あははは!」

 

 

 

「社長より、たんたんぴさんの方が

喧嘩になると凄いです!あははは!!

男同士の喧嘩になるし!あはははは!」

 

思わずエリザベスは吹いて爆笑。

 

「あのう……あはははは!ぎゃははは!……」

 

 

「喋る前から爆笑してるし。

因みに私はヤンキーしてませんよ」

 

 

「はっ、はい!!では言いますよ!

 

社長と喧嘩中に障害のある方々の

おやつの時間が来て喧嘩を中断しましたよね?

 

慌てて走りおやつのジュースを買って渡しましたよね?


 

障害のある方達ひとりひとりに

優しく笑顔で声をかける姿に感動しました。

 

そして社長の所に戻ったら

どうして男になったんですか?

 

 

エリザベスは大爆笑しながら

 

「なかなかいいねぇ!!ソレ最高!!

次回の飲み会いつあんの?」

 

 

「決まっていません。

あぁ!!天尊降臨!!俺に舞い降りてきた!!

明日!明日みんなで行きましょう!!」

 

エリザベスは本当は病気を沢山していた。

明日と聞いた瞬間、膠原病で足が痛むと浮かんだ。

腰にも来るなぁ。

 

エリザベスのベストアンサー

 

明日でいいよ!みんなでいこう!

ただ、横になるからね!!あはは!」

 

エリザベスって、たんたんぴなんだって(笑)

 

 

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目の関係でコメントが見えず

まだ公開出来ていない方ごめんなさいね。

 

コメ返も遅れたり出来なかったりでごめんなさいね

 

 

 

みなさんいつも、ありがとうございます。

 

 

 

 

みなさんにとって素敵な夜でありますように。

 

 

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