耳に引っ掛けるタイプのイヤフォンが気に入ったので、これまでにQCYのものを2台買いました。

 

 

 

最初に買ったC30Sは叔母に譲って、最近C50を買ったばかりなのですが、妹がそのC50を気に入り自分のもほしいと言い出したので、もう一台C50を買うのではなく、今持っているC50は妹に譲ってどうせならば違うメーカーのものを買おうと考え、三台目はこれを買ってみることにしました。

 

 

VGPで金賞ということもありとても評判がいいこと、ちょうどセール価格になっていたこと、アリエクのセールなら恐らく5000円程度になるとは思うのですが、ワイヤレス系は届くのにめちゃくちゃ時間がかかるのでAmazonで買ってしまえばいいと思ったことを理由にポチってみました。(購入時6164円)またしてもアリエクセールが待てなくて買ってしまったシリーズです。

ちなみに現在11.11セール中ですが、そんなに安くなってなかった!5000円なんて全然ならなかったし今でもAmazonのほうが安い。こういうパターンもあるんですね。

 

EarFun Clipオープンイヤーイヤホン VGP金賞

 

箔押しが使われたちょっと立派な箱で届きました。右上のVGP2025金賞が誇らしげ。

 

EarFun Clipオープンイヤーイヤホン開封

 

箱の上部は黄色。黄色い箱はAurora Ultra以来ね。この色使いを見てなんかコダックって単語が脳裏に。

中身はUSBケーブルと本体、説明書だけと、有線イヤフォンと違って点数は少なめ。

 

EarFun Clip イヤホン説明書

 

日本のAmazonで買ったからかちゃんと日本語説明書がついていました。もちろん熟読済み。世の中の人説明書読まなすぎ。

 

EarFun Clipイヤホン充電ケースEarFun Clipイヤホンと充電ケースEarFun Clipイヤホン:QCY C50との比較

 

本体。この前のQCY C50と似たような形してますね。こちらの方が艶があって高級感はあるかな。

本体には物理ボタンがあってタッチセンサーではないタイプ。さて、使い勝手はどうでしょうか。

 

とりあえずスマホとペアリングして試聴開始です。スマホに近づけたら自動的に認識してペアリングされ、さらにEarFunアプリをDLするように促されたので素直にインストールして準備完了です。

 

どんな音?

正直ファーストインプレッションはあんまり良くない感じ。なんかシャリシャリするし低音の重みがほとんどない。比較対象がC50という低音を得意とするものだったので余計にそう感じたのかと思うも、それにしても?な音。

これはまたイコライザーのせいか?と管理アプリを開いて色々調整してみました。

 

EarFun イコライザー設定画面

 

デフォルトは使い物にならないと判断し、色々選べるモードの中からこの一番下のフェルナンダ・シグネチャーというのを選んだらまぁまぁ聴けるバランスになりました。(のちにこれをもとに低音をもう少し増強してみたものをメインに使っています)

 

その上の適応イコライザは各帯域ごとにボンボン、ポンポンなる音が聞こえなくなるところで調節するという自分の耳にあったイコライジングをするものなんですが、正直めんどくさすぎるし結果がしょぼかったのでスルーします。詳しく知りたい方は他の方のレビューをご覧ください。

 

EarFun Clip イコライザー画面

 

このデフォルトでクソバランスが悪い状態にしているのはなにか意図があるんですかね?この前のC50もイコライザーでフラットにしないととても聴けたもんじゃなかったんですが今回のEarFun Clipもそんな感じでデフォルトではシャリつくしスカスカだし失敗したと思うくらいのひどい音質でした。私の耳がシャリシャリスカスカが嫌いなだけかな?

 

Bluetoothオーディオ設定画面 LDACと安定接続

 

EarFun ClipLDAC対応ということで一応ONにしてみたんですが、案の定そんなに変化は感じませんでした。空間の広がりはLDACの方が感じられますが劇的な変化ではないですね。

ONにするためにデュアルデバイス接続(マルチポイント接続)をオフにしないといけないのは他のLDAC対応TWSと同様。私はマルチポイント接続の方が優先度高いのでLDACは使用しないことにしました。

 

EarFun Clip イヤホン設定画面

 

劇的な変化がでたのはシアターモードというスイッチをONにした時。BOSEのイマーシブオーディオとまではいきませんが空間が広がり結構楽しい音がします。ただ、このモードを選んでしまうと高音がキンキンするイコライザーをオフにした状態になってしまうので恐らくもう使わないかなといった感じ。

 

音質に関してはクリップ型、イヤーカフ型としては確かにいい音していると思います。そんなに悪くないし物理スイッチが搭載されているのはメリットの一つ。タッチセンサーだと誤動作することがありますがこちらはそれが一切なし。右耳で音量プラス、左耳で音量マイナスがデフォルトになってましたがこれは今後かえる予定。

 

EarFun ClipとQCY C50、どっちがいい?

EarFun ClipとQCY C50イヤホンケース

 

 

まず音質面について。2つを比べてみると低音の量感、質感はC50の方が明らかに優れていると感じます。優しいBGM的なインスト曲なんかではそんなに差は感じないのですが、ポップス、激しめのものを再生すると大きな差となって現れてきます。

 

空間の広がり方、開放感はEarFun Clipの方がいいとは思うのですがどちらもイコライザーでいじる前提の音作りがされているので低音の出力に余裕があるC50の方が心地よいと思えるバランス良い音に作れていいです。最大音量がC50の方が大きいのでそこも余裕を感じていいかも。

密度感や解像感に関してはEarFun Clipの方が音孔が耳穴により向くように角度がつけてあるおかげか高い気がします。でも、低音の余裕感以外はそこまで大差なく、結構どちらも悪くないです。僅差といったところでしょうか。ただ、私はC50の方が音色は好みかも。

 

EarFun Clip イヤホン

 

次に装着感について。C50の方がクリップ部分の内径が大きく柔軟性がよく、締め付ける力が弱いのでつけている感触はこちらの方がいいです。EarFun Clipも悪くはないですけどね。まぁこれは使い始めたばかりで今後変わってくると思うし、個人の耳の形でどうにでも変わると思うのでファーストインプレッション的な感想、参考意見としてうけとってください。

 

アプリの使いやすさについてはどっちもどっちかなと。BOSEのアレと違ってちゃんと認識しますし使い勝手も悪くない。どちらかというとEarFun Clipの方のアプリのほうがカラフルで楽しいか。

 

うーん、どっちがいいかってのは非常に難しいですね。音の広がり、解像感をとるならEarFun Clip、低音の量感、強さを重視するならC50かとは思うのですが、音色に関しては大差ないです。C50が4000円台で買えることを考えるとやっぱり勝者はC50ですかね。安いのに高いものに匹敵する音質を出せているのは驚異的。コスパ抜群と言われていた理由がよくわかりました。

 

正直困ってます。(通常時の値段だとEarFunClipの方が1500円くらい高いんですよね)妹にC50をこれあげてEarFun Clipを私が使おうと思っていたんですがC50の方がいい音に感じるんですよね。高い方をあげるの嫌すぎる(笑)どうしましょう・・・まぁ、僅差なのでとりあえずC50を渡して、使いたくなったら貸してもらうことにしましょうか。

 

最後にこれについて。Amazonの商品ページに載っていたのに全然みつからなかった機能について。

 

EarFun Clipイヤホンと環境音アプリ

 

説明書にも載っていないのでどこにあるんだろうとずっと探していたら、こんなところにありました。

 

EarFun Air Pro 4+ イヤホンと風景

 

EarFunアプリ側の機能なのね、みつからないはずだわ。一生懸命本体設定にあると思って探してたよ。

 

秋の湖畔と山並み、ボートに乗る人々

 

ループが短すぎて不自然だけどまぁ、面白い機能よね。結構臨場感あってなかなかよいです。

 

EarFun Clipを購入したのでQCY C50を妹に譲る予定だったんだけど( ;`・~・) ぐぬぬ…ってなったお話でした。