前回のQKZ MDRに続いて今回もイントラコンカ形。
よりどりコーナーでずっと気になっていたもののずっと買うのを迷っていたものをMDRと一緒に買ってみました。
NICEHCK YD30
よりどりコーナーで330円で購入しましたが通常の売り場でも激安になってますね。MDRと違ってこれこそ昔のイヤフォンそのままの形って感じで正直いい音がするなんて思えない値段と形。さて、どんな音がするのでしょうか。
届いたパッケージがこちら。私はこういうのには慣れているのでなんとも思いませんが、普通の人がこのパッケージを見たらどんびきしそう(笑)アニメ風キャラクターが描かれたパッケージが斬新。
原道醬(原文は夕の下の寸はなし。ひしおの中国漢字らしいです)と書いてありますが、どうやら「原動」シリーズの「醬」かもしれないとAIにきいてみたらそう分析しておりました。他の原動シリーズに「姫」「可欣」がいるのでこの女の子は「ひしお」ちゃんかもしれないというお話。原動が名字の姉妹だったりするかもね?とGeminiに投げかけたらこんなのが返ってきました。
キャラクター三姉妹説の考察
長女:姫 「姫」は、日本語でも中国語でも「お姫様」を意味します。これはシリーズの最初のモデルや、特に高級なモデルに与えられる称号としてぴったりです。
次女:可欣 「可欣」は「愛らしく、幸せな」という意味で、ユーザーに親しみやすい、シリーズの中核を担う存在かもしれません。
末っ子:醬 「醬」は「ちゃん」のような愛称で、最もカジュアルで親しみやすく、愛嬌のあるキャラクターを表現している可能性があります。
だそうで(笑)ハルシネーションばかりで嫌いになりつつあったGeminiですが、ちょっと好きになりました。
ちなみにこちらが「姫」NICEHCK YD520 ん?服装にてるけど同じ人?いや、じつは醬ちゃんはこちらの姫お姉ちゃんに憧れて似たような格好をしていると妄想してみる。
そして「可欣」NICEHCK YDX 次女にありがちな自由奔放な性格が表れている?
そして「醬」NICEHCK YD30 お姉ちゃんそっくりだけど・・・
ほら、髪飾りと服装は似てるけどベルトが違うし腕出してるし・・・お姉ちゃんのまねをしようとしたんだけどお小遣いがなりなくてベルトは買えなかったし似たような服しか買えなかったんだよきっと。なんていじらしいんだ(T^T)
すまんな、ヲタクなんだ、許してほしい。可欣ちゃんかわいい。
確かにこう見ると今回の醬ちゃんは末っ子っぽい。うん、原動姉妹、推せる。
そういえばこちらもNICEHCKでした。中国、日本でもやらないことをさらっとやってますね。恐るべし中国。
パッケージにばかり気をとられていると先に進まないのであけていきましょう。
開けてみたらこんな感じに入っていました。
端子は残念なことにL字の3.5mmのステレオ端子。(私はL字が大嫌いです)こういったケーブル直結のものとしては珍しくマイク無しですね。そういえば本来ケーブルの種類は選べたみたいですけどよりどりコーナーにあったのでこの3.5mm純導線、マイク無しのものしか選べませんでした。
イヤフォン本体の形はこんな感じ。先程も書きましたがほんとうに昔からあるイヤフォンの形でおおよそいい音が出るとは思えないフォルムをしていますが、StringSnowの時もそうやって侮っていたらとんでもない音がしたのでNICEHCKは警戒しないといけません。
イヤフォンに被せるスポンジが何故か二種。触り心地が若干違う気がするし、厚みも白いほうが厚く感じるんだけど、正直違いがわかりませんでした。汚れにくい黒の方をつけて使ってみます。
それぞれを取り付けた状態。うん、なんかかわいい。
その他にこんなカードが入っていました。
裏側はおそらくメーカーへの連絡先などが書いてあるもの。なんかいいですね、こういった遊び心は歓迎します。LINEでなんかしてくれっていうあれに比べたら100倍歓迎。ちなみに返品時にはこのカードもちゃんと返してねってAmazonの販売ページに書いてありました。
というわけで外観の紹介が終わったので早速聴いていきます。
どんな音?
前回MDRで最近のイントラコンカがどんなものかということがわかったのである程度予想をしながらの初試聴だったんですが・・・
音ちっか!(・o・)
イントラコンカなので広がった、ふわふわさらさらとした音場なのかと思いきや、ヴォーカルがかなり近く主張激しく、そこまで広くない結構タイトな音場をもっており、なかなかパンチのある音がするイヤフォンと感じました。MDRよりもこちらのほうがヴォーカルがしっかりしているのと奥行きを感じて好きな人が多いかもしれない。横よりも縦に深い感じです。
静かめな曲だと気にならないんだけど激しめ、音多めな曲になると中音が密集していて結構騒がしくヴォーカル周りはかなり賑やか。賑やかだけどしっかりと密度ある音なので歌声はしっかり。そんな塊感ある中音だけど意外にも歌声はしっかり抜けてくるので結構聞きやすいです。聞きやすいけど私はもっとバラけたほうが好き。ゴージャスになりすぎてスッキリしないです。(MDRと真逆。AZLA TRINITYと似た感じかも)
と、まぁ、気になる点はこれくらいでピアノ曲からジャズ、クラシック、ポップス、トーク番組となんでもそつなくこなしてしまうので実力は高そう。特に中音がしっかりしているのでヴォーカル曲が得意だと思います。
イントラコンカ型だとそうなりやすいのか、15.4mmという大型のドライバを使っているからか音質のばらつき、特に強弱のばらつきが少ないので中音辺りが若干寄ってますが、楽しい音がします。低音はカナル型に比べて圧倒的に少ないですが、そういったバランスの良さからか、あまり気になることなく聞くことができて全然悪くないです。MDRと同様に大きめの音で聴く方が楽しく聴けますね。
そういえば、MDRよりも昔のイヤフォンに響きが近い感じがするのはこれのせいか?ってのを見つけました。
おそらくバスレフポートとか、共鳴管とか、そういった類の機能がこのダクトによってもたらされているのではなかろうかと。昔のイヤフォンってこれに似たような仕組みのものが多かったですからね。それと似た音が出ているんじゃないかと思います。
こもってるわけじゃないんだけどMDRと比べるとクリアさ、抜け感が少なく音が中心に寄っている詰まった音がするので私はYD30よりもMDRの方が好きかな。ボーカルのしっかり具合はYD30なのでこれは好みが分かれそう。先ほども書きましたが、どちらも大音量にすると魅力ましましなので手に入れたら是非大音量で聞いてみてください。
装着感は軽くてかなり快適。つけても外しても外部の音はまるっと入ってきてしまうので外で使うのには向かないですけどつけ外し簡単だし外の状況もある程度わかりながら聞けるのでながら聞きに向いてそう。ちなみにインストの音楽を聞くならMDR、ヴォーカル曲やYouTubeなどのトーク番組を聞くならYD30が向いていると思います。
いんやぁ、面白いですねぇ、これだからイヤフォン集めはやめられないんですよ。同じイントラコンカ型なのにここまでどうして違いが出てきますかね。
イントラコンカ型への興味が更に出てきたので先ほどもう一本追加してみました。届いたらまたレビューします。注文したものとは別に最近出たKZ Duetも欲しくなってきました。お金がいくらあっても足りない/(^o^)\
美少女キャラが描かれたNICEHCKのイヤフォン、YD30のレビューでした。
AmazonにはYD30なかった。代わりに小型版のYDsmallがありました。
醬ちゃんいます!