アリエクのサマーセールで購入し、届いたイヤフォンは既に5本。もう届かないかと思いきや、まだまだ届くんです。

 

そんなわけでサマーセール通算六本目、ちょっと気になってはいたけど買うまでもないかなぁと思っていたところこんな値段になっていたので買ってしまったこちら。

 

 

KZKrilaという1DD、1BAの、Amazonではこのぐらいの値段で取り扱われているイヤフォンです。

 

 

(アリエクの異常な値段に驚いたでしょう?こんな値段で出ていたらそりゃ買うっての)

 

では、届いたものをみていきましょう。

 

・外観

 

いつもの長方形の箱が来るかと思ったら正方形に近いタイプの箱で来ました。新しめのKZはもうこの箱なんですかね。

 

 

Castorの黒に似ているけど、よりコンパクトでかわいい感じ。これまたCastorに似てスイッチが付いています。これについては後述。

 

付属品はいつものなので(臭いケーブルとフジツボ型のイヤーピース三種類)手もちのTRN Redチェーンを取り付けて聴いてみます。イヤーピースはそのまま付属のMサイズを使用しました。

 

・で、音質はどうなのよ?

いつものようにいつもの曲をさらっと流した第一印象。

 

 

悪くないじゃん(・∀・)

 

 

典型的なドンシャリイヤフォンなんだけど、高音に偏っていたり中音がすかっていたり低音が出すぎていたりといったアンバランスな印象はなく、むしろ思っていたよりもバランスの良い出方をしていて好印象。気になるところをあげるのならば例えばハイハットとか歯擦音とかの超高音域なんだけど、そこまで極端なものじゃないので無視できるレベル。BAらしい開放感あるシャリッとしたサラサラサウンドが逆に気持ちよさを感じられて悪い印象はないです。

低音もKZらしく十分出ますし音の定位や広がり感もほどよく窮屈には感じないので私的には合格ライン。弦楽器のピチカートとかタムタムなどの打楽器の浮遊感がなくて若干べったりするところもあるのですが、これ単体で使用し、他と聴き比べさえしなければ文句でないんじゃないかと思うくらいの優秀なサウンド。

ポップスではボーカルがほどよい位置に定位しますし、クラシックではピアノの音が痩せていないし万能?

 

 

悪くないじゃん(゚∀゚)

 

 

まぁ、私お気に入りのKiwi earsCadenzaなんかと聴き比べてしまうと浮遊感とか広がり感があっちの方がパネエことに気がついちゃいますし、音量を上げていくとほどよいバランスだった高音域が突き刺さってきてきつくなる悪いところが出てきてしまい、音量を上げて聴きにくいのでべた褒めは出来ないのですが、この値段でこの音なら十分使えるいいイヤフォンなんじゃないかと思っちゃいました。

 

本体にスイッチが付いていて音質をいじって遊べるのもいいところ。(私は好みじゃないですけどね)

左3つが低音、一番右の1つが高音の調整に使うタイプみたいです。

 

 

色々試してみましたが低音の増減は感じたのですけれど高音のスイッチ、これ動作してるんですかね?ほとんど変わらないように感じるのは私だけですか。高音のささりが少なくなりそうな気分がするので最終的に低音は増やして高音は減らす1111パターンに落ち着いたんですがなんかもやもやするスイッチです。

 

 

悪くないじゃん?(´Д`)

 

 

低価格中華イヤフォンの中ではトップクラスにいい感じのイヤフォンであると言えると思います。

 

・オススメする?

じゃぁ、そんな「悪くない」と何度も言うくらい気に入ったKrilaを中華イヤフォン一本目にオススメ出来るか?と聴かれたらそうならないのはTRN Conchの存在のせい。

 

 

似たような値段、音質傾向(黒ノズル使用の場合)にあるのですがConchの方が付属品が豪華だし解像感は高いし広がりある音がするので「安いのにいい音がする」を体感させ中華イヤフォン沼に陥れるにはやはりConchを一番に推すのがよさそう。KZ ZNAもよいのですがあのKZの臭い臭いケーブルを一番最初に体験してしまうと沼れない気がするのですよね。TRNの高品質なケーブルを最初に体験して(゚∀゚)な顔になって欲しい・・・

 

なんだか別の話になりそうなのでこのへんにしておきますが、万人受けしそうなイヤフォンに出会えた、そんなお話でした。KZ Krila、悪くないですけど、すごいよいわけでもない微妙な評価になってしまいましたが、興味出てきましたら是非買ってみてください。クラシックもポップスもそつなくこなすいいイヤフォンです。