今年もJRからキュンパスが発売されることを知ったのが1月中旬。
全く知らなかったのであわてて調べて急いで切符を手配したのは、始発で上越新幹線に乗り新潟からいなほに乗って秋田へ行き、3時間ほど観光してからこまちで帰ってくる日帰りルートでした。
切符も確保できてほくほくで過ごしていたある日、何かのきっかけで山形県酒田市のラーメンが目に。
ワンタン麺だと…
え、なにマジうまそう(º﹃º)
調べれば調べるほどワンタン麺の虜になり、これは食べに行くしかないと検索能力をフルに稼働させた結果、一泊3500円という格安の宿を見つけ、最初の予定ではとれなかったいなほの窓側の席も確保できそうだということで最初の予定より格段にグレードアップしたプランに変更し、二日間行くことになりました。
せっかく二日用18000円の切符が用意されていたのですが、一日用を既に買ってしまっていたので二日用に変更できず、二枚買うことになってしまったことが残念ですがまぁ仕方ない。なんとか確保できたこまちの指定席券の方が大事だったので2000円余計に払うのは仕方ありませんでした。
というわけでワンタン麺を堪能する旅、スタートです。
新潟からの特急いなほの海側の席を最優先した結果、そのいなほに乗れる余裕を持ったお昼スタートで一日目は始まりました。
おともはいつものこいつ。今回は雪国に行くのでプーさんのはちみつ壺巾着に入って出陣です。
最初の列車は11:40発のとき319号。指定席なので列に並ばず、色々ホーム内をぐるぐるして観察していたのですが、やはり自由席はしっかり次発の列までびっしりでした。ただ、その列も列車が到着するとするすると吸収され、皆さん座れた模様。やはり始発駅は並べば座れるのでいいです。
E7系の車内は快適そのもの。最近の新幹線って大きな枕が付いていてけっこういいですよね。天気も良くとてもいい感じにスタートしたのですが、隣のちびっ子ギャング達がずっと騒いでいてちょっとげんなり。お願い、静かにして。
まぁ、仕方ないのでノイズキャンセルヘッドフォンをしてお休み。
気がついたら窓の外はこんな感じになっていました。ちびっ子ギャング達は越後湯沢で降りるようでちょっと安心。実際、越後湯沢を過ぎたら車内は今までは何だったんだと思える静かさを得てとても心地よい空間になりました。子供が騒ぐことは仕方ないとはいうけどちょっと酷かったな、あれは・・・体躯的に黙ってられる歳だと思うんだけどな。
新潟駅が近付くにつれ空はこんな感じの穏やかな感じになっていました。その日、東北地方は大荒れということで特急いなほの運休をめちゃくちゃ心配していたのですがこれなら大丈夫そうと一安心。
新潟駅到着。新潟駅は久しぶりなのと次のいなほまで1時間ほど時間があるので新潟駅構内をぶらぶら。
どこだ?ここは!
私が知っている新潟駅がどっかにいっちゃってました。そういえば去年まごころ亭にいった時にも横浜駅や新宿駅みたいに工事してましたもんね。それがこうなったということでしょうか。
万代方面なんて記憶にある駅はなく、全然知らない駅になっていました。
そんな知らない駅でお昼ご飯。学生の頃よく通っていた新潟駅なのですが、駅そばがおいしいと記憶にあったのでそれを探してぶらぶら。
ありました、やなぎ庵!私が当時食べていた同じ店かどうかはわかりませんが麺の太さが不揃いなこと、スープがマジうっすいという共通点があったので恐らく同じ店でしょう。栃尾のあぶらあげそばをチョイス。720円もしたけどナイスっ!うまいっ!
あぶらあげと不揃いのもちもちそばを堪能したらいよいよいなほのホームへ。
新幹線からいなほに対面乗り換えをするための改札がそこにありました。そういえば私が乗ってきた新幹線はこのホームにとまらなかったですね。ちょうど接続する新幹線だけが入るのでしょうか。
ちょうど入線していた回送のいなほや磐越西線のGV-E400(いつか乗りたい)を眺めながら時間を潰しようやく本日のメイン登場。
常磐線で活躍していた頃に何度か乗ったことがあるE653ですが、さすがにちょっと古さを感じる車体になってましたね。雨雪に耐えて頑張ってる、お疲れ様です。
定刻通り出発。今日の目的地酒田へ向けてlet's go
そう、この景色が見たくて海側をとったんですよね。粟島、新潟県人なのに初めて肉眼で見ました。ちなみにこの大きな岩は立岩っていう名前らしいです。
某どうでしょうのあの事件現場を通過するということでカメラを構えていたんですが、列車はトンネルに入ってしまうことを失念していて撮れず・・・がっかり。
座席もスライドする快適な椅子にゆられ2時間強、本日の目的地酒田に到着。
構内にはSLの車輪の展示がありましたが新津みたいになにか活発な駅だったってことですかね。
0番線もあって故郷直江津駅を思わせる雰囲気がとてもいい感じの駅でした。
駅外観はこんな感じ。なんか「ナニモナイ」と言いたくなる正直寂しい感じの駅前ですが、どうやら色々あった模様。世知辛いね。
寂しい駅前ですが、酒田にはラーメンがある!というわけで、さっそく本日のメインイベント、ラーメン屋さんに向けてlet's go
つるっつるのてっかてかでめちゃくちゃ滑る雪道に苦戦しながら向かうは東軒というラーメン屋さん。酒田のラーメン屋さんって15時までにしまってしまうところが多くて、一番有名なところもそれ。なので17時でも開いていて美味しそうな所をピックアップしてみました。
ありました!らーめん東軒。いやぁ、超わくわく。
店内に入るとカウンター、テーブル席、お座敷どれもあいているちょうど良い時に来られたみたい。
メニューはこんな感じでめちゃくちゃそそられるものもあったんだけど、今回の目的はワンタン麺ということでチャーシューワンタン麺の大盛りを注文。
いんやぁ、見た目素晴らしいし、思っていたよりもおいしかったです。
醤油ラーメンってあまり印象に残るものが多くない(あまり好きじゃない)のですが、麺がまず美味しいし、チャーシューは濃い旨、わんたんはぺろぺろでとろとろだし、中に入っているお肉も食感を楽しめてgood。ただ、私が醤油ラーメンが好きでないのと海鮮系の出汁を苦手としているのでトビウオだしスープは私好みではなかったかな。中華白湯系のワンタン麺があったらなぁなんて思うのは私だからでしょう。
なんにしろ一日目のディナーは最高でした。
ラーメンを食べた後、ホテルまでの帰り道にこちらを見かけました。
酒田のワンタン麺と言えばここが出てくるらしいのですが、お昼しかやっていないので見るだけ。いつか食べてみたいものです。
さて、本日泊まらせていただくホテルに到着しました。
なんと一泊3500円。「シーツは自分でひいてね、アメニティはなんにもないよ」でその値段なんですが、さて、中はどんなもんでしょうか。
ホテル最初の写真の赤と緑の看板ペイントの左下辺りに通路があり、こちらにでます。半自動のドアを開けると階段があってフロントへ。
きれいかわいいお姉さんの受付にてチェックイン手続きし、さて、お部屋へ。
外観があんなんだったのでもう少しくたびれたものを想像していただけにめちゃくちゃ綺麗でびっくり。
お部屋はこんな感じ。冷蔵庫あるし、よく効くエアコン、ドライヤー、テレビもある。寝るだけなんだから文句ないし、これで十分。ベッドメイクもそんなに苦ではないし、これで500円安くなるならいくらでもやる。
ユニットバスは広さは問題なかったんだけど、お湯をはっても腰ぐらいまでしか水がためられず、ビジホにくるとバブいれてゆったりするのが私のホテルスタイルなのでそれが出来なかったのがちょっと残念。
なにもないと言われていたのでシャンプーなども持参したのですが、リンスインシャンプーとボディーソープはあったので利用させてもらいました。
ベッドメイクも終わり、まだ20時くらいでしたが、一日目はこれで終了。念願のいなほに乗れ、美味しいラーメンも食べられました。良い一日だった。おやすみなさい。