調子が悪かった友人のPCがついに起動しなくなったと連絡があり、助けを求められたのでたんたん出張サービス出動!とお宅に伺ってみました。

 

話を聞くにブルースクリーン頻発であまりにも調子が悪いからとWindowsの回復オプションで再インストールを試みたところ何度やってもインストール画面で落ち、ついにはWindowsが起動しなくなったとのこと。

・インストールが出来ない

ははーん、これはインストール時に何かの拍子にファイル飛んだな?と軽い気持ちでUSBにWindows11起動ディスクをいれてBIOS、いやUEFIを開いてブートオプションを選択しようとしたところ謎のビープ音で選択できない問題に直面。

 

え、普通こうやってやりますよね?

 

何度やってもUSBからの起動ができなく、にっちもさっちもいかなくなったので家に持ち帰らせてもらって調べてみることにしました。

 

調べてみたところHPのって起動時にESC押したメニューからブートディスクを選択するみたいで「なーんだ」ともうなおったつもりでUSBデスクから無事にインストール画面起動、インストールする場所を選択、ぽちっとやってみたらこんなんでちゃった(画面はWindows10のエラーの様子です。写真撮ってなかった)

 

 

はあ?

 

何それ意味わからんとパニック。今までクリーンインストールを何度もやってきたけれどこんなのは初めて。うーん、どういうことよ?と原因を探る長い旅の始まりとなりました。

・フォーマットも出来ない

まずは最初にSSDの故障を疑ってみたものの確認する手段がなかったので、同時に内蔵されていたHDDにインストールをしようとしたところ、フォーマットを拒否られたので外して外付けアダプタ噛ませて私のPCでフォーマット。

 

 

無事に終わったので元に戻して再度挑戦。だめー。どういうことよ。

どうやら他のWindowsでフォーマットしたものはダメなことがあるらしいとのことでコマンドプロンプトを使用しての調整?フォーマットを選択。

 

 

よし、今度こそとやってみたらまたしてもこれ

 

 

キェ━━━ヽ(゜Д゜*)ノ━━━!!

ってなって持ち主と相談し、捨てるんだったらもうジャンクとしてヤフオク!に売り払うことにしましょうと商品画像の撮影をし、梱包の箱を用意したところで思いついたのがWindows11がだめならWindows10にすればいいじゃないって案。

・Windows10を入れてみる

じゃぁってことでWindows10で再挑戦。そしてやっぱり途中でインストールが止まってエラーを吐くという悪夢。

 

このPC、実はバッテリーの膨張で一度死にかけて私がなおしているんですよね。持ち主がHPに修理の依頼をしたところ、HPって発売して3年経つと有償でも修理をしてくれず断られたのだとか。という流れで私がバッテリーを入手して交換をしてあげたPCなのですが、そういえばあの時バッテリーが基盤をめっちゃ押していたなぁと思いだし、その影響を受けていそうなメモリー基盤に目をつけました。

 

二つあるならどっちかは生きているだろう?と片方を外してWindows10をインストール。

 

 

ビンゴ!

 

 

起動、そしてWindowsのインストールに成功しました。起動が出来たらこっちのもの。

・メモリが死んでた

でどこが悪いのか原因を探るべくまずはWindowsのメモリ診断を起動。

 

 

はいメモリがヤバいこと確定。

この時点で私はメモリ自体の異常というより基盤の異常も疑っていたので、2スロットのうち起動できた方のスロットは生きていると仮定してメモリ二枚と二つのスロットどれが悪いのか総当たりでこのメモリ診断をしてみました。

 

 

全組み合わせこれ(笑)

 

なぜどうしてWindowsを起動できたのかは謎なのですが、とりあえずメモリが二枚とも逝ってることにここでようやく気がついたんですね。スロットじゃなかった。犯人はこいつら!

 

 

その後、HPのパソコンを勉強してみたら、UEFIブートでこんなソフトを立ち上げることが出来ることを知り、詳細にチェックすることにしてみました。

 

 

はい、ダメ押しでメモリ異常が確定。

・生きてるメモリを指してみた

じゃぁってことで新しいメモリを試そうとやっすいメモリでも買ってみようと思っていたのですが、調べたら同じDDR4規格のメモリを私のPCでも使っていることに気がついたので取り外してつけてみました。

 

 

クルーシャルのけっこういいやつだったので、実はやっぱり基盤がいかれてて電源を入れた瞬間にだめになるのを心配しながら電源オン、メモリチェック開始!

 

 

合格キタ――(゚∀゚)――!!

完全にメモリーが死んでいたことが確定したのでこのままWindowsのインストールに進んでみました。

・うまくいったと思ったのに

 

その後は順調にことが進み、Windowsの更新もWindows11をいれてねメッセージがでる最終段階までいったのですが、ここでなんだか欲がでてWindows11のクリーンインストールを試したくなってしまいやってみたらまた事件発生。

 

 

ブルースクリーン頻発、音声がでなくなる、Wi-Fiが繋がらなくなると全然簡単に済ませてくれないこのパソコン、ほんと手間がかかるやつだぜっ!

・苦節3日

やはり基盤か?と裏蓋をあけ、メモリーの差し直しをし、基盤を雰囲気でもみもみして組み戻して再挑戦。

 

 

ようやく何の問題もないPCになってくれました。家に持ち帰ってから3日、いやぁ、なんでここまでむきになったんだろうというくらい執念深く原因を探ったかいがありました。

持ち主は修理を断られた時点で捨てるつもりだったみたいで、もう新しいPCを注文してあるということでなおったこちらは頂いてしまいました。サブPCゲット♪ありがたい。

 

メモリーが抜かれた私のパソコンにはどうせだからとこちらをつけることにしました。

 

 

今まで16GBで使ってきたのですが、この際だからと32GBを手配。差し替えて起動したもののいつまで経っても画面が真っ黒のままで相性悪いやつひいたか?と冷や汗が出たのですが、ただ初回起動で遅かっただけで無事に起動してくれたので安心しました。今のところ快適に使えているので替えて良かったです。

 

そういえば購入時から調子が悪い悪いといっていたことを思い出したのですが、もしかしたら最初からメモリーが逝ってた可能性が高いですね、これ。聞くとブルースクリーンの嵐だったとのことだから相当苦労したんじゃないかと。私だったら即原因を追及してだめなら即買い換えだったんですがよく4年も我慢したなと。まぁ、あまりPCに詳しくないとそいういうものだと思っちゃうかもしれないですね。

 

というわけでWindowsが起動しなくなったPCとの奮闘記でした。

メモリーが二枚とも死んでるなんて思わないよな・・・