平面駆動型イヤフォン、KZ-PR3を満足に使うにはDACやヘッドフォンアンプがないと無理っぽい!(音量が足りない)
というわけでたまたま持っていたベリンガーのHA400を使うことで気持ちよく聴くことができました。

 

 

うまくいったのはいいんですが、そうなると今まで使っていた場所のヘッドフォンアンプがなくなってしまうわけで。防音室に引き込んだモニター用のヘッドフォンのボリューム調節用に使っていただけなので付け替えればいいのですが、どうせなら付け外ししないで楽をしたい。

 

はい、安いの見つけました。

 


全く同じ形なんだけどメーカー名がないノーブランド品。心配だけど、セールで安く買えそうだったので注文しちゃいました。

 

 

何この値段。私、サウンドハウスで10年前に2354円で買ってるんですよね。

現在サウンドハウスでは5480円、Amazonではこの値段で売ってました。

 

 

 

 

というわけで届いたのがこちら。

 

 

アダプターの形が違うのとメーカー名がないだけであとは全く一緒にみえます。

まずは試聴ということで聴いてみたんですが、うん、全然問題なし。1番のノブが回しにくいくらいであとはいい感じ。

 

その一番のノブが回しにくいのはどうも軸が垂直に取り付けられていない為っぽい。

 

 

若干左にずれていたので直してみようと分解してみました。ついでにベリンガーのと比較します。

まずは外観から比較。

 

 

 

 

 

フォン端子が金メッキ風の装飾が入り、底面にはゴム足。側面のネジは六角になってました。見た目に関してはノーブランド品の方が高そうに見えますね。実際ゴム足のおかげで滑らなくていい感じです。

 

そうそう、アダプターも比較しましょう。

 

 

 

出力がベリンガーのは150mAでノーブランドは500mAなのが気になりますがこれは恐らく問題なし。ノーブランドの方が幅が狭く、コンセントで隣のプラグを邪魔しにくい形状になってます。

ノーブランドの方がケーブルが短く、ベリンガー(サウンドハウス)の半分くらいの長さ(1Mあるかな?)しかありませんでした。うちにはたまたまDC延長ケーブルがあったので問題ありませんでしたが、ちょっと使いにくいかも。

 

それでは中を比較。

 

 

 

コンデンサー(容量は共に1000μF)とLEDランプの形状が違うのと、わずかに基盤のパターンが違うのですが、ほぼ一緒のようでした。まぁ、10年も製造時期が違うと色々改良されてますよね。

本当は基盤を剥がしてチップの比較もしてみようかと思ったのですが、ベリンガーの方のプラスねじががっちり固まっていて回らなかったのでやめました。

 

そういえば私のはベリンガーでしたが、N-Audioでも同様のものが販売されてますね。深くは語らず考えず、つまりそういうことなんでしょう。

 

傾いたボリュームは、半田を溶かして位置をずらしても微妙な感じになりそうだったのでそのままにしました。まわせないわけじゃないのでこれでいいです。

 

結論、ちょっと質感高くなったHA400は全く問題ありませんでした。ボリューム目一杯あげてもノイズは目立ちませんし何より小さくて使いやすい。

1000円以下で買えるヘッドフォンアンプが欲しくなったらこれオススメですよ。