日々草って知っていますか?
観葉植物として園芸店で
売られているのを見かけるでしょうか。
亜熱帯気候の沖縄でよくあるのが
アスファルトのすき間をぬって
いきよいよく伸びているその 姿
赤紫色や白色の可愛い花からは
意外なほど、生命力バツグンな植物です
西インド諸島を原産とし、現地では
「万病に効く薬草」としてお茶や青汁を
服用する習慣があるそうです
日々草には、およそ120種類の
アルカロイド(窒素を含む塩基性の植物成分の総称)
が含まれていて、なかでも
「ピンクリスチン」「ビンブラスチン」は
抗がん作用があると言われる成分。
若い葉っぱに多く含有されています
これら2つの成分を含むのは
一万種以上ある薬草のなかでも
日々草だけなのだそうです
現に、白血病を治療するための
薬の成分としても認められています。
最近の研究では、日々草に含まれる
フラボノイドのマウルチアニンという成分に
免疫を強める作用があることがわかりました。
フラボノイドとアルカロイドの相乗効果により
抗ガン作用だけでなく、アトピー性皮膚炎、
ヘルペス、リウマチ、高血圧、糖尿病、
頭痛、睡眠障害などにも有効だとされます。
万病に効く薬草のぶん、作用が強いため
お茶や青汁として飲む場合には
適量を守る必要があるでしょう。
・乾燥粉末は1日に1㎎程度
・青汁は1日に生の葉3~5枚
健康維持のためなら、青汁よりも
葉と一緒に根・皮・花を乾燥粉末させた
お茶として摂ることをオススメします
アルカロイドの含有量は少ないため
適量を守れば副作用の心配はありません
日々草茶(乾燥粉末)のつくり方
日日草を摘んできます。
赤い茎のものは観賞用とは別の原種。
背が高く成長します。
葉っぱをツミツミします。
変色したり虫に食われた葉や
種の鞘は取り除きます。
先っぽの葉と花はポキッと折る。
葉と花を取り除いた茎は水で洗って
金槌でたたいてつぶし、皮をはぐ。
茎は廃棄、皮の部分を乾燥させて使う。
茎と同様、根っこも金槌でたたいて皮をはぐ。
葉と花は、特殊な洗剤で洗って乾燥機で6分、水気をとばす。
葉、花、茎と根の皮を天日干し。
カラカラに乾燥したら、ブレンダーで粉末に。
大きめのマグカップにお湯を注ぎ、
小さじ半分の乾燥粉末を入れてかき混ぜる。
粉がカップ底に沈殿したら飲む。
最後は、カップ底の粉も一緒に飲みましょう。