先日読んだ本がとても良かったので、同じ作家さんの本が続きます。
この本は21年に本屋大賞も受賞した話題作品。
DVに、児童虐待、ネグレクト、トランスジェンダーなど、かなり重い内容…。
途中、作中の人達に感情移入して涙すること多し。
自分の幼少期を思い出し、胸が苦しくなりました。
私は児童虐待を受けていた訳では無いけど、あまり良い子ども時代を過ごしていない…。
誰かに助けて欲しい、と常に思いながら生きてきたきたことを思い出してしまった…。

中身のテーマは重いけど、物語としては読みやすいので、数時間で読み終えました。
絶望感の中で、終わりに希望が見えて本当に良かった。
今も現実世界で同じような境遇の人がたくさんいると思うが、そんな人が少しでも救われるといいな、と思いました。
実写化されているみたいなので、見てみたいです。