私は、医学博士です。
循環器/がん/精神疾患等の研究をしてきました。
永遠のテーマは『肥満とうつ』の研究です♪
マクガバンリポート法実践者でもあります。^^
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精神疾患と食事の関係について

触れようと思います。

 

最初に、末に示した試験は、

エビデンスレベル1の試験ではありません。

そのため、検証試験(例えば無作為割り付け)

等が必要です。

 

しかし、ただじっとしていて、食事が疎か

なまま、”うつ”や他の精神疾患を

何年も何年も患わなくては、

いけないのでしょうか?

 

そして、薬の減量ができない。

薬を断薬できない。

 

こうした悲惨な状況を打破したいと

思いケインはブログを立ち上げました。

 

ケインの場合は、自己責任で、

アトキンス法やMEC法

にてうつを撃退しました。

 

理由は簡単です。

世界の基準食ではうつによる急激な

体重増加をどうすれば良いかを

考察しました(マクガバンリポート法)。

 

脳がエネルギーを沢山使うので、

多くの糖質が必要だったことです。

 

加えて、開発に関わったうつ薬が全く

効かなかったのです。

当時、世界で最も売れた薬でしたが

ケインには奏功しませんでした。

 

上記2つの理由から食事を変えてみる

という試作を考えたのです。

 

また、うつは脳の炎症とか、

或いは、血流不全というのが

この20年で指摘されてきています。

 

近年では腸活が重要

という知見がでてきました。

 

腸を元気にさせる食事は、

ケインの場合、世界の基準の

マクガバンリポート法

ではなく、アトキンス法やMEC法

では如何なものか?

 

ケインの頭には多くの科学的な

肯定因子が湧きました。

 

先ず、簡単に考えると、

何を食べれば、現状の質的な栄養失調

を打破できるか?でした。

 

肥満は質的栄養失調が殆どだからです。

 

世界の基準食であるマクガバンリポート法が

奏功しない現状で、残された選択肢は4つ

でした。

 

簡単に、糖質6:脂質2:タンパク質2割

を摂取しているのに、

重度のうつになっていました。

 

なので、その逆を考えてみた訳です。

  1. 地中海食で糖質を下げてみる代わりに、ナッツで良質な脂質を取る。
  2. ケトン食で、中鎖脂肪酸によるケトンを生成し、糖質を控える。
  3. 糖尿病患者にうつが多いので、日本の糖質制限をやってみる。
  4. 沖縄やハバード大がMEC,アトキンス法でうつを治療している。即ち、糖質は20g/日以内。
アメリカの乳がんのステージ4の患者さん

のブログで、ケトン食をしながら

うつを改善させた記事を読み、

なるほど、糖質を制限する、

 

代わりに脂肪を増やす、

タンパク質を増やす、

という逆転の発想でした。

 

今なら、書籍も出ていますので、

取り組み安かったと思います。

 

ケインのお勧めの書は、

藤川徳美先生の本です。

糖質制限、メガビタミン・ミネラル

で、重症例をあっという間に改善

しているのです。

 

体と頭はつながっており、どちらの

栄養も経口摂取が要です。

 

日本に帰り、五反田の姫野先生や

その後、広島の藤川先生の著書に出会い、

自分の試作は間違っていなかったと

、そう考えました。

 

治療経過ですが、アトキンス法を開始

してからの3か月で体重は10キロ痩せ、

うつ薬が効き始めて、6ヵ月で完全緩解

になりました。

 

薬も断薬できました。

 

その後、急激に太ってうつが再燃

したときは、MECでやってみて、

はやり3か月で改善し始め、

何度も自殺を試みたことが

嘘のように急激に改善し、

肥満も簡単に改善して、

4か月で断薬に成功しました。

 

主治医の精神科医は非常に

断薬できたことに驚いていました。

 

それからは、質的な栄養失調を

改善することが、脳の栄養状態

改善すると確信が持てました。

 

アトキンス法、MEC法は別の連載で

詳述していますので、宜しければ

是非お立ち寄りください。

 

質的栄養失調を

下段の論文は示唆しています。

 

 

  • 論文名(英語): Food and mood: how do diet and nutrition affect mental wellbeing?

 

  • 論文名(日本語): 食事と気分:食事と栄養は精神的健康にどのように影響するか?

 

  • 概要: この論文は、栄養不足が低気分の原因となる可能性があり、食事の改善が身体だけでなく精神の健康も保護することに役立つと述べています。

 

肥満とうつ病の関連性についても検討しています。

 

  • 掲載サイト名: BMJ
  • サイトURL: https://www.bmj.com
  • PDFのURL: PDFリンク
  • 論文掲載日: 2020年

  • 論文名(英語): The menace of obesity to depression and anxiety prevalence

 

  • 論文名(日本語): うつ病および不安障害に対する肥満の脅威

 

  • 概要: この論文は、肥満と精神的健康の相関関係を調査し、肥満がうつ病および不安障害の有病率をどのように増加させるかを検討しています。

 

 

 

  • 論文名(英語): Efficacy of low carbohydrate and ketogenic diets in treating mood and anxiety disorders: systematic review and implications for clinical practice

 

  • 論文名(日本語): 気分障害および不安障害の治療における低炭水化物およびケトジェニックダイエットの有効性:系統的レビューと臨床実践への影響

 

  • 概要: この系統的レビューは、

低炭水化物およびケトジェニックダイエット(LC/KD)が

気分障害および不安障害の治療においてどのように役立つか

を評価しています。

 

糖尿病や肥満の患者において、

気分、エネルギー、睡眠、

精神的明瞭性の改善が報告されていますが、

特に双極性障害や統合失調感情障害

で効果が見られます。

 

ただし、高品質のエビデンスが不足しており、

さらなる研究が必要です。

 

考察:

低炭水化物およびケトジェニックダイエットは、

いくつかの精神障害に対する

有効な治療法としての

可能性がありますが、

エビデンスは限られています。

 

特に双極性障害や

統合失調感情障害

において効果が示されている一方で、

未解明の点も多く、

高品質のランダム化比較試験が

不足しています。

 

現在の研究は、これらのダイエットが一部の

患者にとって有益である可能性を示唆していますが、

 

長期的な安全性や継続中断後のリスクについては

さらなる調査が必要です​ (Cambridge) (King's College London)(Directory of Open Access Journals – DOAJ) (Deakin Research Online)。

 

今食べている食事を検討することは

理に適っています。

 

長引く精神疾患がある場合は、食事を

見直すのも価値が高いと思います。

 

今、うつ等で苦しんでいる方が減ることを

ケインは祈っています。

 

 

 

 

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