こんにちは。

 

長崎県諫早市にある母乳育児産後ケア専門の

 

たんぽぽ助産院、助産師山口亜矢子です。

 

 

母乳育児でやせるのか??

 

お母さん達にはめちゃくちゃ興味のある内容ですよね!

 

妊娠中はお母さんのからだも蓄えようとしますので、食べすぎたりするとすぐ体重に反映されますもんね・・。

 

早く元に戻したいですよね・・。

 

昔、サッカーの三浦知良さんの奥さんでモデルの三浦りさ子さんが、お産後にインタビューを受けていて

「体型を元に戻す秘訣は?」とインタビューされて「母乳です」と答えておられたのをなぜかずっと記憶しています。

 

ではいきます!

 

母乳育児のメリットお母さん編Part2

①お産後の体重減少促進!

②自然な避妊効果がある

 

①お産後の体重減少促進!

 

母乳育児をしているお母さんは、妊娠中に増えてしまった体重をより早く減少できるのはよく聞きますよね。

 

これは妊娠中に蓄えられた体脂肪が母乳を作るために使われることが関係しています。

 

そして、その程度は授乳回数と授乳期間に関係しているともいわれています。

 

母乳だけで育てた場合1日500kcalのエネルギーがお母さんのからだは消費するそうなので、よく言われるお産後の食事は、非妊時より+350Kcalの食事で十分減量は可能なのです。

 

余談ですが、私が助産師学生の時は+720kcalと習いました。

 

オーバーするじゃあ~りませんか!

 

ただ体重減少の度合いは食事量や運動量にも左右されるので母乳をあげていても食べ過ぎていたりしたら減らないです・・(笑)

 

とはいえ、授乳中はものすごくお腹がすきますよね・・

 

おにぎり2個でだいたい350kcalなので、イメージしてみるといいかもです。

 

油は大匙1杯で約100kcalだそうです。

 

私もテキトーなタイプなので、カロリー計算とかできないですが、皆さんも、菓子パンをスキあらば食べちゃうとか、スナックを気づいたら食べ過ぎていた・・とかなければ自然に体重は落ちていく予定です。

 

個人的な意見としては急に体重を落としすぎないこと。

 

あとから反動がくるので,最初はゆっくり戻していってください。

 

そして産後6か月過ぎるころから、つまり離乳食が始まったら食べ過ぎないほうがもとに戻りやすいような気がします。

 

授乳回数も少しずつ減ってくることが多いですもんね。

 

この時に食欲旺盛が戻らず、つい食べ過ぎてしまうと、おっぱい生活終了後もついつい食べすぎてお産後太りへ・・という印象があります。

 

必要な栄養はしっかりとって、元気できれいなお母さんを目指してくださいね!

 

 

 

 

 

 

②自然な避妊効果がある

 

赤ちゃんが母乳だけを飲んでいる場合、おかあさんが無月経だったり、月経不順になることはよくあります。

 

特に出産後6か月はお母さんの排卵が始まる確率は非常に低いと言われています。

 

これは無排卵性月経と言われます。

 

ただしこれを確実な避妊法として使うには次の条件をすべて満たしていることが必要です。

 

 

1. 出産後6か月以内であること

 

2. 赤ちゃんは母乳だけを飲んでおり、他のものを与えられていないこと

 

3. 昼間は4時間、夜間は6時間以上空けないで赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ授乳していること、1日最低6回以上は授乳していること

 

4. 無月経であること

 

 

これは30か国以上の国の実施報告で避妊効果は98~100%と言われています。

 

これに当てはまらない場合はほかの避妊法を利用してくださいね!

 

予定外に4人の子持ちになった私が言うのもあまり説得力のない気もしますが、

我が家の子どもの年の差を考えたらこの避妊法はバッチリと言えます(笑)

 

母乳を飲む回数の多い赤ちゃんのお母さんの場合、1年以上たってもなかなか生理が来ないで心配される方がいらっしゃいます。

 

でも赤ちゃんが母乳を卒業して2~3か月で生理の再開することがほとんどですので、しばらく様子を見てみてください。

 

3か月以上たっても来ない場合は産婦人科に相談してみてくださいね。

 

ではまた!