22年の社会人経歴の中・・
初めて就職した会社は、
小さな家族経営の会社で、
バック、雑貨などをイタリア、フランスから
輸入販売している会社でした。
学生時代は、英語を勉強して、
卒業と同時に、
ワ－キングホリデ－ビザを取得。
単身カナダへ。
その後、Ｔravel ＆Tourismeを勉強、
帰国した私は、何となく英語を使える仕事をしたい！と思って
上京していました。
新卒の就職が当たり前の時代、
また、ネットもメ－ルもない時代。
中途採用の就職活動するには、
毎週発売される就職雑誌、
もしくは JAPAN TIMES 英字新聞の就職欄。
英語を使って仕事をしたい！と
思ってはいましたが、
ただでさえ、募集自体が少ない
就職難の時期。
英語を使う仕事など、
数えるしかありません。
また、募集している会社は、
中小企業ばかり。
経験がある実践として使える人材しか
募集していません。
大企業は、就職の時期が決まっており、
通常就職の時期は決まっています。
まして、その当時はほとんどが新卒の学生が対象。
まず、経験がない私は、履歴書だけで
選考からもれるのが当たり前。
中途採用扱いになってしまいますが、
社会人の経験がない私は、
最初から苦戦を強いられました。
私が初めて就職したこの会社に
履歴書を送ったのは、
「貿易事務」の募集が
掲載されていたからです。
やっと、面接をさせてもらい、お話しを聞くと・・
「小さい会社なので、
経験がない人を雇うことはできない！」
ということでした。
残念な気持ちで帰ろうとしている時に、
「今からランチするので、よければ
一緒にご飯でも食べながら話しませんか？」
社長より、お誘いを受けました。
もしかしたら泣きそうな顔を
していたかもしれません。
田舎から上京していきた、
そんな私をほっとけなかったのか、
わかりませんが・・
突然の誘いに驚きましたが、
折角のお誘いでしたので、
一緒にお食事をすることにしました。
社長、奥様、3人でランチしながら、
面接の延長のような時間を過ごしました。
ランチしながらのリラックスな
雰囲気だったので、
普段は面接の限られて時間では話せない、
経験、思い、プライベ-トの事まで
気付いたら話していました。
★ 海外へ行くことは、
親に反対されていたこと
★ 短大卒業は、実家に
帰省し就職するように言われていたこと
★ そのため、一人で日本脱出を考えて
学生中はアルバイトしてお金を貯めて
その後単身でワ－ホリビザを取得し、
ほぼ勘当状態でカナダへ行ったこと。
★ 日本に帰国してからも、九州で実家に
滞在しながら、塾で幼児、小学校、中学生に
英語を教えながら、貯金をしつつ
上京する機会を狙っていたこと
田舎から上京した私を心配したのか、
やる気がある子だと思ってもらえたのか・・
実際の所は分かりませんが、
食事を終える頃には、
「貿易事務の仕事での採用は、無理だが、
営業として働いてみませんか？」
とお声をかけて頂いたのです。
第一希望の英語という仕事
ではありませんが、就職活動していくなか、
どこも私を採用してくれる会社はありませんでした。
親の反対をおしきり、
一人暮らしを始めた私は、
兎に角、藁にも縋る思いで、
社長のオファ－を快諾していました。
そうして、東京での初めての仕事
「営業」 という仕事を手に入れたのでした。
それは、社長、奥様
貿易事務の女性、経理の女性、
営業の女性、
検品、梱包など担当する男性、
6人だけの会社、
私が入社して7名
後は、輸入した商品を
検品するパ－トの数名
私のキャリアのスタ－トは
東京の下町になる、フランス、イタリアから
バックなどの雑貨を輸入する、
家族経営のアットホ－ムな、
小さな、小さな、会社でした。
次のエピソ－ドは
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